第5話 おっぱいいっぱい開会式!
おっぱい、おっぱい、右も左もおっぱい!おっぱいがいっぱい!!!開会式会場では女神候補を携えたおっぱいが沢山並んでいた。隣の洗濯板には目もくれずおっぱいがあるところに目を向ける。隣以外おっぱいばっかだからどこみていいかワカンナイ。ちょっとおっぱい酔いしてきた。キャパおっぱいを超えた。下も床もびしゃびしゃである。爆発させたいと思わないと爆発しないから良かった。おちんぽテロリストになるところだった。
カン、カン、カン、カン。ヒールの音だろうか。静かな会場に響き渡った。周りのおっぱいが息を潜めている。クる。多分スゴイのがクる。
感動。圧倒的感動。あれは美だ。美そのものだ。おっきいとかそんなんじゃない、確かに大きいがこの感情は性欲では無い、ホンモノの美しさが琴線に触れるそれだ。『語り得ぬモノについては、チン黙しなければならない』と誰かがイッてたが、俺も口と鈴口を開けたまま何も言えなかった。鈴口はいつも開いてるか。興奮とか考えている場合じゃない。その姿を、この景色を目に焼き付けないと。当然話は聞いていない、ただ感動していた。手のひらの雫は止まり、目から雫がこぼれた。理性ではどうしようも出来ない。この涙は恥ずかしいものではない。周囲の女神候補たちも目に涙を浮かべていた。
あまりの感動に呆けたままエルに連れられて部屋に戻った。エルは骨ばった手で軽く小突いてきた。感覚世界から帰ってきた。
「明日は1回戦よ。相手の女神候補はクロワ。従者も前に会った男よ」
男のことは憶えていないが褐色のおっぱいは憶えていた。今日も床は冷たい。
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