suki

@gigiTom

su

 好きって何だろう。

情報があふれかえるこの世の中で、当然頭に入ってくる情報も多く、様々な色をしている。

SNSによって、大多数の意見によって、あらゆるものがランク付けされてしまっているような、趣味、とか好き。の世界。

興味のある分野に飛び込もうと大学を選んだ先には、就職活動のための勉強や、「その大学はFランだから行く意味がない」と、知りもせず投げられる言葉。


 「結局は●●が好きな自分が好きなだけでしょ。」


一体、何が悪いというのか。

普段は自分の事をあまり好きでいられないあの子も、むしろ嫌いだとまで言うあの子も。

その瞬間はどこか救われる。その瞬間は自分の事を好きでいられる。

そんな瞬間がある人生はとてもひかるものだ。貴重なものだ。


きっと未だに、そういう衝動に出会ったことのない人々は、そういう棘を容赦なくこっちに飛ばしてくる。

頑張らなくたって、それをしている自分が好きでいられる。そのためなら、普段はちょっと疲れる背伸びも、どうってことはない。そんな時間を過ごせる私たちは、だれよりも幸せと自信を持って言えるだろう。


この文章だって、結局は自己満足に近いのである。実際はもっと難しい問題だったり、壁は確かに存在する。でも、多くの人の中から、自分にちょっと似た境遇のまたさらに一握りの、ほんのあなたに伝えられるかもしれない言葉を。


書いている時間、書いていられる自分が、どこか好き。


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