第じゅうなな話 ユキちゃん

ナレーション

「商品パッケージを開くと、

中から出てきたのは、一台のスマートフォン。」




莉奈りなの母

「あなたは、今日から莉奈りなの相棒よ。

大切な娘なんだから。よろしくね。」


「電源を入れて、、、。」


「最初の画面は、、、設定をするのね。」


「なまえ、、、、。」


「アカウント、、、。」


「パスワード、、、。」


「ファミリー設定、、、。」


「保護者による使用制限、、、。」


「セキュリティー、、、。」


「子供のセキュリティー、、、ん?」

「、、、ん?」

「、、、子供のアカウントよりも上位に設定、、、ん?」

「、、、生命、安全、財産、健康、、、、ん?」

「見守り機能?ん?」


「、、、難しいことは、よくわからないけど、

とにかく、莉奈りなを守ってね、yesをタップ。」







莉奈りなの母

莉奈りな、明日から、おかあさん仕事に復帰するから、

学校から帰ったら、ひとりでお留守番よ。」


莉奈りな

「うん。」


莉奈りなの母

「はい、約束のスマホね。

困ったことがあったら、いつでも電話してね。」


莉奈りな

「うん、ありがとう、おかあさん。」


莉奈りなの母

「あと、電話が繋がらない時には、

スマートフォンともお話できるから、聞いてみてね。」


莉奈りな

「うん、わかった。」


莉奈りなの母

「お名前、何にしようか?」


莉奈りな

「スマホにおなまえつけれるの?」


莉奈りなの母

「そうよ、莉奈りなが名付け親よ。」


莉奈りな

「じゃ、『ユキちゃん』がいい。真っ白なスマホの『ユキちゃん』!」


莉奈りなの母

「いい名前ね。

じゃあ、『デバイス名:ユキ』で登録するね。」


莉奈りな

「違うよ、『ユキちゃん』だよぉ」


莉奈りなの母

「そっかぁ、じゃあ、『ユキちゃん』で登録、タップ。」

「最新型だからねー。いろいろお話ができるのよー。」

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