玉の檻とアーモンドミルク~祝福のあとは完璧な檻~

トムさんとナナ

玉の檻とアーモンドミルク~祝福のあとは完璧な檻~

### 第1章:祝福の鐘


チャペルの鐘が響いた。


白いドレスに身を包んだ遥香は、祭壇の前で健吾の手を取りながら、心の奥底で小さくつぶやいた。


「これが幸せなんだよね?」


式場は完璧だった。バージンロードに敷かれた白いカーペット、天井から降り注ぐ柔らかな光、ゲストたちの温かい視線。健吾が選んだ会場は、雑誌で見たような理想的な結婚式場だった。


「誓いますか?」


牧師の問いかけに、遥香は微笑んで答えた。「誓います」


健吾も同じ言葉を口にして、指輪を遥香の薬指にそっと滑らせた。ダイヤモンドが光を反射して、まるで星が瞬いているようだった。これも健吾が一人で選んできた。「君の手に一番似合うのを選んだよ」と、彼は優しく言った。


ゲストたちの拍手が響く中、遥香は健吾とキスを交わした。周囲から「お似合い!」「理想のカップル!」という声が聞こえてくる。


友人の美咲が涙を拭いながら手を振っているのが見えた。「遥香、本当におめでとう!健吾さんって本当に素敵な人よね。あんなに優しくて、気が利いて、お金もあって…もう完璧じゃない」


完璧。その言葉が遥香の胸に引っかかった。


披露宴でも、健吾は完璧だった。スピーチは感動的で、遥香への愛情を込めた言葉は会場の女性ゲストたちを泣かせた。「遥香と出会えて、僕の人生は完成しました。これから二人で、もっと素晴らしい未来を築いていきたいと思います」


遥香も新婦としてのスピーチをした。用意してきた原稿を読み上げながら、ふと疑問が湧いた。この原稿を書いているとき、健吾が「こう言った方がいいんじゃない?」と何度も提案してくれた。結果的に、遥香の本当の言葉がどれだけ残っているのか、よく分からなくなっていた。


ウェディングケーキの入刀の際、健吾が遥香の手にそっと手を重ねた。「一緒にね」と彼が囁く。その瞬間、遥香は奇妙な感覚に襲われた。まるで自分の手が、自分のものではないような。


結婚式は大成功だった。ゲストたちは皆、この完璧なカップルを心から祝福していた。しかし遥香の心の奥底では、小さな疑問符が点滅し続けていた。


### 第2章:優しさの設計図


新婚旅行から帰ってきた翌日から、遥香は健吾の用意した新居での生活が始まった。


「疲れただろう?僕が朝食を作るから、もう少し寝ていていいよ」


健吾は朝早く起きて、完璧な朝食を用意してくれた。焼きたてのパン、スクランブルエッグ、フレッシュサラダ、そして彼が特にこだわっているアーモンドミルクのカフェラテ。


「アーモンドミルクは体にいいんだ。普通の牛乳よりもカロリーが低いし、ビタミンEも豊富。遥香の美容にも良いよ」


健吾はいつも栄養学の知識を交えながら料理について話した。遥香は微笑んで「ありがとう」と答えたが、心の中では「たまにはブラックコーヒーが飲みたいな」と思っていた。でもそれを口にするのは、せっかくの健吾の気遣いを無駄にするようで気が引けた。


「今日はどうする?君の好きなショッピングでもしようか?」


健吾は遥香の好みを完璧に把握していた。彼女が雑誌で見て「かわいいな」と言った服は、翌日には似たようなものが彼女のクローゼットに掛かっていた。遥香がふと欲しがった本は、すでに書棚に並んでいた。


「すごいね、私が何を好きかよくわかってるのね」


「当然だよ。君のことを愛してるんだから」


健吾の笑顔は完璧だった。でも遥香は、最近自分が何を欲しがっているのかを考える前に、すべてが用意されてしまうことに気づいていた。


午後、遥香が昔から通っていた小さなカフェに行こうとすると、健吾が提案した。


「そこよりも、駅前にできた新しいオーガニックカフェの方がいいんじゃない?評判もいいし、君の好きそうなメニューがたくさんあるよ。君の健康のことを考えると、そっちの方がいいと思うんだ」


遥香は頷いた。確かに健吾の言う通り、新しいカフェの方が清潔だったし、メニューも充実していた。でも昔のカフェの、少し古びたソファと店主のおじいさんの淹れるコーヒーの味を、無性に懐かしく思った。


夜、遥香が昔好きだったテレビ番組を見ていると、健吾が「もう少し教養のある番組を見た方がいいんじゃない?」と言った。そしてリモコンを取って、ドキュメンタリー番組にチャンネルを変えた。


「これ、すごく面白いんだ。君も気に入ると思うよ」


確かに番組は面白かった。でも遥香は、自分が見たかった番組を最後まで見ることができなかった。


ベッドに入ると、健吾が遥香の額に優しくキスをした。


「僕と結婚してくれて、本当にありがとう。僕が君を幸せにするからね」


その夜、遥香は眠りながら夢を見た。広い草原をひとりで歩いている夢。風が頬を撫でて、鳥のさえずりが聞こえる。振り返ると、誰もいない。不思議なことに、それがとても心地よかった。


### 第3章:静かな違和感


結婚から三ヶ月が過ぎた頃、遥香は自分の変化に気づき始めた。


鏡を見ると、以前よりも少しふっくらとしていた。健吾が作る料理はどれも美味しく、栄養バランスも完璧だったが、量が多すぎるのかもしれない。でも健吾に言うのは気が引けた。せっかく作ってくれているのだから。


「最近、よく食べるようになったね。嬉しいな」


健吾はそう言って微笑んだ。遥香は曖昧に笑顔を返した。


クローゼットを見ると、自分で選んだ服がほとんどなくなっていた。健吾がセンスよく選んでくれた服ばかりが並んでいる。上品で、清楚で、完璧だった。でも時々、昔着ていた少しだけ派手なワンピースや、カジュアルなジーンズが恋しくなった。


「そういえば、私が持ってた赤いワンピース、どこかにあったかしら?」


「ああ、あれね。もうクリーニングに出しちゃったよ。でも正直、君にはもう似合わないと思うんだ。今の君は、もっと上品で落ち着いた色の方が魅力的だよ」


健吾は愛情を込めて言ったが、遥香の心に小さな棘が刺さったような感覚があった。


友人の美咲から久しぶりに連絡があった。


「遥香、最近どう?結婚生活はいかが?」


「うん、健吾がすごく優しくしてくれるの。毎日お料理も作ってくれるし、何でも気を遣ってくれて」


「いいなあ。でも遥香らしくない気もするけど...昔の遥香って、もっと自由奔放だったじゃない?一人でふらっと旅に出たり、変なカフェを見つけては通ったり」


美咲の言葉で、遥香は自分が最近そういうことを全くしていないことに気づいた。


「結婚したら変わるものよ。大人になったのかも」


そう答えたものの、遥香の心の中では何かがざわついていた。


夜、健吾がシャワーを浴びている間、遥香はふと自分のスマートフォンを見た。写真アプリを開くと、結婚前と後の写真を比べることができた。


結婚前の遥香は、様々な場所で様々な表情を見せていた。一人でカフェに座っている写真、友達とはしゃいでいる写真、自然な笑顔、時には少し疲れた表情も。


結婚後の写真は、すべて健吾と一緒だった。そしてどの写真でも、遥香は同じような上品な微笑みを浮かべていた。まるで型にはめられたような。


「何見てるの?」


健吾がシャワーから戻ってきて、遥香の肩に手を置いた。


「あ、昔の写真を...」


「過去のことより、これからのことを考えようよ。僕たちの未来は、きっともっと素晴らしいものになるから」


健吾は優しく言ったが、その瞬間、遥香は自分の過去が否定されたような気がした。


### 第4章:記憶の味


ある朝、遥香は健吾が用意したアーモンドミルクのカフェラテを口にしながら、突然昔のことを思い出した。


大学時代、よく行っていた小さなカフェ。そこでいつも頼んでいたのは、砂糖をたっぷり入れた甘いカフェオレだった。店主のおじいさんが「今日も甘いのがお好みですか?」と聞いてくれて、遥香は「はい、甘い方が幸せな気分になるので」と答えていた。


あの味を、もう何ヶ月も口にしていない。


「健吾、今度あのカフェに行ってみない?前に話した、大学時代によく行ってたところ」


「ああ、あそこね。でも衛生面が少し心配だよ。君のお腹の調子も、最近あまり良くないみたいだし」


確かに最近、胃の調子が悪いことが多かった。それも健吾のアーモンドミルクのおかげで改善されつつあると彼は言っていた。


「そうね...」


遥香は諦めた。でもその瞬間、甘いカフェオレの味が恋しくて仕方がなくなった。


午後、健吾が仕事に出かけた後、遥香はひとりで昔のカフェに向かった。


店はまだそこにあった。相変わらずの古びた外観、手書きのメニュー、そして懐かしいおじいさんの笑顔。


「あら、お久しぶり!結婚されたって聞いてましたが、お幸せそうで」


「はい、ありがとうございます。久しぶりに、あのカフェオレをいただけますか?」


「もちろんです。砂糖多めでしたよね?」


おじいさんが覚えていてくれたことが嬉しかった。運ばれてきたカフェオレは、記憶の中の味そのものだった。甘くて、少し雑味があって、でも心が温まる味。


初めて口にした時、遥香は涙が出そうになった。これは確実に、自分が選んだ味だった。誰かに勧められたからでも、体に良いからでもなく、ただ単純に自分が美味しいと思う味。


カフェオレを飲みながら、遥香は自分の心と向き合った。健吾との生活は確かに快適で安心できる。でも同時に、自分が少しずつ失われていくような感覚もあった。


自分が何を好きで、何を嫌いで、何を望んでいるのか。そういう基本的なことが、だんだん分からなくなってきていた。


家に帰ると、健吾がもう帰宅していた。


「お疲れ様。どこに行ってたの?」


「ちょっと買い物を...」


嘘をついた。なぜ嘘をついたのか、自分でもよく分からなかった。


「そうか。夕食、何が食べたい?」


「何でもいいわ」


その時、遥香は自分が「何でもいい」と答えることが増えていることに気づいた。本当は何かを食べたいと思っているのに、それを言葉にするのが面倒になっていた。どうせ健吾が「もっといいものがある」と言って、違うものを提案するのだから。


### 第5章:檻の鍵


その夜、遥香は意を決して健吾に向き合った。


「健吾、私…少し話がしたいの」


「どうしたの?何か困ったことでも?」


健吾はいつものように優しい笑顔を向けた。でもその笑顔が、今夜は少し重く感じられた。


「私、最近自分が何を望んでいるのか分からなくなってきたの」


「それは...僕が至らないからかな?もっと君の気持ちを理解するようにするよ」


「そうじゃなくて」遥香は言葉を探した。「あなたはいつも私のことを考えてくれるし、すごく優しい。でもそのせいで、私が自分で考える機会がなくなってしまったような気がするの」


健吾の表情が少し硬くなった。「君を大切に思うあまり、お節介になりすぎていたんだね。ごめん」


「お節介とかじゃなくて...」遥香は自分の感情を言語化するのに苦労していた。「例えば、私がカフェオレを飲みたいって思った時、あなたはアーモンドミルクの方がいいって提案してくれる。確かにアーモンドミルクの方が体にはいいかもしれない。でも時々、私は自分で選びたいの。たとえそれが体に良くなくても」


健吾は黙って聞いていた。その沈黙が、遥香には重く感じられた。


「君は僕が選択を奪っていると言いたいのかな?」


「奪ってるっていうより...」遥香は適切な言葉を見つけられずにいた。「私が選ぶ前に、いつも答えが用意されてるような気がするの」


「僕は君を愛してるから、君が間違った選択をして後悔してほしくないんだ」


その時、遥香はハッとした。健吾にとって、彼女の選択は「正しい」か「間違っている」かの二択でしかないのだ。


「でも私は、間違った選択をする権利もほしいの」


健吾の顔に、初めて見る表情が浮かんだ。困惑と、そして少しの怒りのようなもの。


「分かった」健吾はついに口を開いた。「僕がもっと気をつけるよ。君の自由を尊重する」


でも遥香は分かっていた。健吾は表面的に変わるかもしれないが、根本的な構造は変わらないだろう。彼にとって「遥香の幸せ」とは「健吾が定義する幸せ」でしかないのだから。


### 第6章:逃走と再構築


それから一週間後、遥香は決断した。


健吾が出張に出かけた日、遥香は数着の服と最低限の身の回りのものだけをスーツケースに詰めた。残していく手紙には、こう書いた。


「健吾へ

あなたは何も悪くありません。あなたはとても優しくて、私のことを愛してくれました。でも私は、自分の人生を自分で選びたいのです。たとえ間違った選択をしても、それが私の人生です。

ありがとう、そしてごめんなさい。

遥香」


遥香は古い友人のアパートに身を寄せた。友人の真紀子は何も聞かずに受け入れてくれた。


「とりあえず、ゆっくり考えなさい。私はいつでも遥香の味方だから」


初めて一人になった夜、遥香は不思議な感覚を味わった。怖さと同時に、久しぶりの解放感があった。


翌朝、遥香は自分でコーヒーを淹れた。真っ黒なブラックコーヒー。そして砂糖を三杯も入れた。アーモンドミルクではなく、普通の牛乳をたっぷりと。


その味は、完璧ではなかった。でも確実に、自分で選んだ味だった。


遥香は新しい生活を始めた。小さなアパートを借り、パートタイムの仕事を見つけた。給料は以前より少なかったが、自分で稼いだお金には別の価値があった。


半年後、遥香は小さなカフェで働くことになった。お客さんの注文を聞き、コーヒーを淹れ、ちょっとした会話を交わす。単純な仕事だったが、遥香には新鮮だった。


ある日、常連客の一人である大学生の女の子が言った。「遥香さんって、いつも私の好みを覚えてくれますよね。嬉しいです」


遥香は微笑んだ。確かに彼女は、お客さんの好みを覚えるのが得意だった。そしてお客さんが言い出す前に、その人の好きそうなメニューを提案することもあった。


そんなある日、新しいお客さんがやってきた。年下の男性で、名前は隆二と言った。


「はじめまして。この近くに引っ越してきたんです」


隆二は少し内気で、でも誠実そうな人だった。遥香は彼に興味を持った。


「コーヒー、お好きですか?」


「はい、でも正直、あまり詳しくなくて...何がおすすめですか?」


遥香は隆二の表情を読み取った。疲れているようだった。


「それでしたら、カフェオレはいかがですか?甘めにして、ほっとできる味にしますよ」


隆二は嬉しそうに頷いた。遥香が淹れたカフェオレを飲んで、彼は心底安らいだような表情を見せた。


「美味しいです。なんだか心が落ち着きます」


その笑顔を見て、遥香は満足感を覚えた。誰かの好みを理解し、それに応えること。それは遥香にとって自然な才能だった。


隆二はそれからも頻繁にカフェを訪れるようになった。そして次第に、二人は親しくなった。


### 第7章:微笑みの檻


隆二との関係が深まるにつれ、遥香は自分が変化していくのを感じた。


隆二は健吾とは正反対だった。優柔不断で、時には頼りなく、自分で決められないことも多かった。


「遥香さんは、いつも僕の気持ちを分かってくれますね」


隆二はそう言って感謝を込めた目で遥香を見た。


遥香は隆二の好みを完璧に把握していた。彼が疲れている時には甘いものを、気分が落ち込んでいる時にはさっぱりしたものを。隆二が何かを迷っている時、遥香はさりげなく正しい方向に導いた。


「隆二くん、そのシャツよりも、こっちの色の方があなたには似合うと思うの」


「本当ですか?遥香さんがそう言うなら、きっとそうですね」


隆二は遥香の提案をいつも素直に受け入れた。そして実際、遥香の選択はいつも的確だった。


数ヶ月後、隆二は遥香にプロポーズした。


「僕では頼りないかもしれませんが、遥香さんがいれば僕はもっと良い人間になれると思うんです」


遥香は嬉しかった。今度は、自分が主導権を握った関係だった。隆二は遥香を必要としていて、遥香の判断を信頼していた。


結婚の準備を進める中で、遥香はすべてを自分で決めた。いや、正確に言えば、隆二に選択させながら、上手に自分の望む方向に導いた。


「どちらの式場がいいと思う?」


隆二が迷っていると、遥香は微笑んで答えた。


「どちらも素敵ね。でもこちらの方が、隆二くんらしい落ち着いた雰囲気だと思うの」


隆二は安心したような表情で頷いた。「やっぱり遥香さんの方がセンスがいいですね。お任せします」


新婚生活も、遥香が主導していた。隆二のために健康的な食事を作り、彼の好みを理解し、彼が快適に過ごせるように環境を整えた。


ある朝、隆二が言った。


「遥香、僕、アーモンドミルクって飲んだことないんです。体に良いって聞いたことがあるんですが...」


遥香は微笑んだ。「そうね、体にはいいのよ。でもあなたには、もっと美味しいものがあると思うの」


遥香は隆二のために、彼の好みに合わせたドリンクを用意した。隆二は嬉しそうにそれを飲んだ。


「やっぱり遥香の作るものが一番美味しいです」


その夜、遥香は鏡の前に立った。そこには、完璧な微笑みを浮かべた女性がいた。かつて自分が憧れた、すべてをコントロールできる女性。


隆二は隣の部屋で、遥香が選んだ本を読んでいた。遥香が「あなたに合うと思うの」と言って渡した本を。


翌朝、遥香は隆二のためにコーヒーを淹れた。隆二の好みに合わせて、ミルクを入れて、砂糖を一杯だけ。そして言った。


「あなたの好きなアーモンドミルクよ」


隆二は「ありがとう」と言って、幸せそうにそれを飲んだ。アーモンドミルクなど入っていないのに、彼は気づかない。彼にとって大切なのは、遥香が自分のことを思って作ってくれたということだけだった。


遥香は微笑んだ。微笑みは、完璧だった。


鏡に映る自分を見ながら、遥香は思った。檻というのは、必ずしも閉じ込められる場所ではない。時として、それは安心できる場所でもある。そして時として、自分が檻の設計者になることもある。


玉の檻。美しく、完璧で、そして外からは幸せに見える檻。遥香はその檻の中で微笑み続けた。


完璧な微笑みで。


【完】

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