空色デイズ 〜学園一の貴族令嬢とデートしたいだけなのに、学園の命運まで背負わされる俺(兵士候補生)の異能学園奮闘記〜

キャラクター紹介 — テンペスト

【完全顕現形態】⇩

https://kakuyomu.jp/users/makannkousappou19900317/news/7667601420201429756

【精神干渉体（通常時）】⇩

https://kakuyomu.jp/users/makannkousappou19900317/news/822139836441391295

テンペスト

■ Ⅰ. テンペスト ― キャラクター設定

◼︎基本情報

・名称：テンペスト（Tempest）

・種別：竜核因子（ドラギオン）の人格化／古代竜族の残滓

・一人称：オレ

・本質：竜族の魂片が人間の肉体に定着し、人間的な意識と結びついた存在。

・宿主：スコール・キャットニップ

◼︎性格・人格

・陽気で豪快。口調は乱暴だが、どこか茶目っ気を含む。

・宿主であるスコールに頻繁にちょっかいを出す。

　例）「おいスコール、また女にフラれたのか？　宿主のくせに情けねぇな」

・一方で本性は冷酷かつ獰猛。完全顕現時には竜族本来の捕食者としての残虐さを見せる。

・スコールに対しては「相棒」的な距離感で接するが、内心では「俺が本体、お前は器」と見下している節もある。

◼︎顕現形態

1. 精神干渉体（通常時）

・スコールの頭の中で声として現れる。

・時に魂だけを「ミニサイズの竜ぬいぐるみ」的な姿で具現化し、肩に乗ったり宙をふわふわ漂ったりする。

・お茶目でコミカル、マスコット的存在感。

2. 半顕現形態（戦闘時）

・スコールの肉体に鱗や爪、牙、尾といった竜的特徴が現れる。

・意識はまだスコールが主導。テンペストは力を貸す形。

・この状態を維持できるのは数分程度。

3. 完全顕現形態（暴走／極限時）

・スコールの意識は深層に沈み、肉体をテンペストが完全に掌握。

・外見は竜人の女性体へ変貌（銀髪・黒角・紅瞳・黒鱗の装甲・尾など）。

・スコールの人格は消え、戻るまで数日を要する。

◼︎能力

・竜核因子の力：身体能力を常人の十倍以上に引き上げる。

・戦闘様式：格闘＋竜爪・尾の連撃。嵐や雷を纏い、広範囲の破壊が可能。

・知識面：古代竜族の記憶の断片を持ち、人類が知らない「古代文明」の秘密に通じる。

■ Ⅱ. スコールの竜人化プロセス

◼︎1. 通常状態

・外見・意識ともに人間のまま。

・テンペストの声が頭に響く程度。

・肉体はドラギオン因子により強化されており、訓練時や緊張時に潜在的な力が漏れ出す。

◼︎2. 部分顕現

・激しい戦闘や生命の危機に瀕した際、テンペストが力を貸す形で顕現する。

・特徴：

　瞳が赤黒く変色し、瞳孔が縦に裂ける。

　犬歯が伸び、腕や脚に黒い鱗が浮かび上がる。

　尾が形成され、短時間ならば使用可能。

・意識の主導：スコール本人。だがテンペストが背後で囁き、時に行動を誘導する。

◼︎3. 暴走状態（半顕現の制御喪失）

・長時間の戦闘や精神的ダメージによって、テンペストの支配が強まる。

・スコールは「夢の草原」へと意識を引きずり込まれ、実質的に身体の制御を失う。

・外見は半竜人と人間の中間。爪・牙・尾に加え、幻影の翼が背に広がる。

◼︎4. 完全顕現

・テンペストが肉体を完全に掌握した状態。

・外見は妖艶な竜人女性。

・力は飛躍的に増大し、周囲の空気を震わせるほどの圧を放つ。

・スコールの意識は「竜の草原」に幽閉され、戻るには数日を要する。

・この状態を人々は「竜人化 （ドラグル）」と呼び、禁忌に近い恐怖と畏敬の対象とする。

■ Ⅲ. 両者の関係性

◼︎スコール → テンペスト

・「うるさい同居人」あるいは「頼りになるが信用できない力」。

・完全顕現を恐れているが、同時にその力に魅了されている。

◼︎テンペスト → スコール

・「宿主」＝「俺の器」。

・興味本位でちょっかいをかけるが、内心では「いずれ俺が主導権を取る」と確信している。

・ただしスコールの人間らしい情熱や欲望を面白がっている節があり、遊び相手としては気に入っている。

■ まとめ

・テンペストは「古代竜族の残滓」が人間の肉体に宿った存在であり、茶目っ気と残虐性を併せ持つ「陽気な捕食者」。

・竜人化プロセスは段階的に進行し、最終段階「完全顕現」ではスコールの人格が消え、テンペストが女性竜人として表舞台に立つ。

・この二重存在は物語の大きな軸であり、スコールが「どこまで自分であり続けられるか」が核心的なテーマとなる。