第9話
初めての俊輔くんとのご飯の日。
私にとって初めてのデートだった。
男の人と2人で出かけたことは今までなかったから今すごく緊張している。
「お待たせ〜紬ちゃん今日も可愛いね〜」
「ありがとうっ」
「じゃあ、行こっか!」
連絡先を交換してからは頻繁に連絡を取ってはいたけど、
俊輔くんがどんな人なのかはあまり知らなくて。
でも話していると意外と話しやすくて話も盛り上げてくれるし一緒にいて楽しいと思えた。
私、そう以外の男の人と遊んでも普通に話せるのか。
それは俊輔くんの話術なのか、何なのかわからないけど。
「紬ちゃんが早く俺に心開いてくれると嬉しいな。今正直俺気になってて。もっと仲良くなれたら嬉しい」
「…まだ俊輔くんのことあまりよく知らないからまずは友達として仲良くなれたらいいな」
「うん。ありがと!紬ちゃんのペースに合わせるよ」
「ありがとう」
「はあ〜〜〜マジで初めて見た時に俺のタイプだ〜って一目惚れしたんだよね。マジで美羽には感謝だわ」
「そうなんだ、、」
「仲良い男友達いるのはだいぶ嫉妬するけどな〜、そう?って人よりもさ、俺ともっと沢山話そう。それで俺のこともっといっぱい知ってほしい。紬ちゃんのことも沢山教えて」
この時私はどう反応していいかわからなかった。
俊輔くんは話していて楽しいし、私に好意を向けてくれているのは伝わる。
けど、そうとはこれからも仲良くしていきたいと思っているし、、そうとの時間もこれから少なくなっちゃうのかなとか考えたらなんか寂しくなってきちゃった。
「・・・うん」
私は俊輔くんのことを拒否することはできず、ただただ受け入れるしかなかった。
これがそうとのすれ違いの始まりだった。
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