第6話
そうと仲良くなるのには時間はかからなかった。
・
毎週の授業に帰り道がセットだから、
お互い色んな話をしているうちに打ち解けていって。
美羽からは「もしかして好き?」と探られた時もあった。
自分の中でもそうに対するこの気持ちが好きなのかどうかわからなくて。
でも好きだとして、もし付き合ったらこのグループで集まることもなくなるのかなと考えたら何にも動けなくて。
そうはどう思っていたかわからないけど、そうはポーカーフェイスだから。
何を考えているのかわからないし心の内が読めない。
いつかの日の帰り道でそうが変なことを話していた。
「紬って好きな人いないの?」
「うーん、、いないかなあ」
「微妙な反応だな笑」
「そうはー?」
「好きな人いるって言ったら紬はどう思う?」
「…何その質問、、」
「いやただ気になっただけ。ちなみにいるけど」
「ふーん、、、好きな人に勘違いされちゃうよ。一緒に帰ってたら」
「いいよ。勘違いされても」
「なんかいつものそうじゃない、、変なの」
「ちなみに俺は嫌かも。紬に好きな人できたって言われたら」
「なんで、?」
「それはー、まあ色々あるんだ!」
「変なのーーー」
「一緒にこれからも帰ろうな」
「当たり前だよ」
そうは嬉しそうに微笑んでいた。
私もつられてニコニコに。
でも、心の中は複雑だった。
そうに好きな人がいるってこと。
私だったらいいのになって思っちゃった。
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