第11話 凍結

パチンと言う音と共に大量の水が襲って来た、


さてどうするか、これもやはり浮遊のスピードでは避けることはできない、

あのスピードでは、寒波を使い、気温を下げても凍ることはないだろう、

だが素直に壁を作れば、壊されるだろうし、壊されなくとも水に飲み込まれるだろう、ちなみに水鏡は水流の上…、安全圏から眺めている、


『氷陣笠!巨大!』


陣笠、ご存じだろうか、時代劇とかで足軽が被っていたものである、それを自分をすっぽり入るくらいの大きさでだし、背中側の氷は透明にする、

そして——

水流は上を通り過ぎ、周りを囲っていた根の壁にぶつかった、今、水鏡から見ると自分が作った壁の中に水が溜まっているように見える、そして——、


『寒波!』


そしてさらに寒波を重ね、周りの水を凍らせていく、


『寒波、寒波、寒波、寒波、寒波、寒波、寒波、寒波!』


だんだんと凍っていくが、スピードは遅い、そこで新しいアイデアが沸く、

寒波は冷気を操り、気温を下げる魔法である、水などが凍っているのは気温を下げた結果でしかない、ならば凍らせることが目的の魔法を作ればいい、


『凍結!』


さっきより早く、どんどんと凍っていく、五分と経たずに全ての水が凍った、、氷になってしまえばこちらのものである、

氷の中に上に向かって穴を開け、そとに出る、


また、水鏡と対面した、















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