第10話 試合

透過が強すぎるので、内容に、発動中は魔法が使えない、というのを追加しました、


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「一分、何もしないでやる、おまえさんから来い、」

『ふぅ、…では、お言葉に甘えて、———寒波!』


まずは周りの気温を下げる!


『寒波、寒波、寒波!』

「なるほど、確か、氷の術は気温が低いほど使いやすいと聞いたことがある、

しかし、それにしても寒すぎんかの?湖の水の一部が凍っておるぞ、」

『——寒波!』


なんで根の壁の外の湖のことがわかるのかはおいておいて、

訳200程の魔力を寒波に注ぎ込んだ、本来なら幽幻の周りにいる生き物は動きがかなり鈍くなるのだが…、水鏡はピンピンしている、


『氷錐!』


デカい氷の針を生み出し、回転させる、要するにドリルである、現時点で使える魔法の中で氷刃に並んで殺傷能力が高い技である、

氷刃のほうが使いやすいが、防御を破ると言う点に置いて、幽幻が使える魔法の中では一番である、


「一分切ったが…、その魔法は受けてやろう、来い!」

『発射ぁ!』

「根壁!」


水鏡に向かって氷錐を放つが根の壁がそれを阻む、

しばらくぶつかり合っていたが、氷錐の回転が消えるのが先だった、


「おお、手を抜いていて、寒さで水分が凍って脆くなっているとはいえ、ここまで大きな傷が付くとは思わなんだ、では、今度はこちらの番じゃ、いくぞ!」


そう言うと共に指を鳴らすと、周りから木の根が生え、蛇のように襲って来る、

浮遊のスピードでは避けることは不可能、つまり、魔法で迎え撃つしかない、


『氷刃!斧!』


大きめな斧のような形の氷刃を幾つか生み出し、襲い来る根を力任せに叩っ斬っていく、


「なるほど、そう対処するか、ではこれはどうする!?」



そう言い、指を鳴らした時、襲って来たのは所々氷が混ざった、大量の水だった、

























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