第3話 生ハムの原木!?

サラブレッドは、スラッとした体型で速く走ることを得意とします。スラッとしているといってもムキムキです。もちろん草食動物なので、肉は食ません。牧草や穀物を主食、副菜として食べます。


ほぼ草しか食べていないのにどうしてあんなに立派な筋肉がつくのでしょうか。馬の立派な脚を見た友人は生ハムの原木みたい、、、と言っていました。前脚はスラッとしていますが、後脚の付け根は筋肉の付き方が特に立派です。馬の体内には特殊な微生物が住んでいて、筋肉の生成に必要なタンパク質やアミノ酸を作り出します。

ボディビルダーの食事管理、日々のトレーニング等を考えると、、、少々気の毒に思えたのが筆者の感想です。


馬の後ろには立たないで!とよく声がかかりますが、それもそのはず。あの立派な脚で蹴られたら人間などひとたまりもありません。ましてや野生の馬でなければ蹄鉄を履いています。もしも蹴られたらと想像するだけでゾッとしますね。


馬は温厚な生き物です。しかし、臆病な一面もあります。後ろに立つなということは、馬の死角に入るなという意味になります。馬の視界は350°と広い視野を持ちますが、自身の真後ろは見えません。見えない範囲にいきなり何かが飛び込んだら驚きますよね。反射で脚を振ってもそれは自己防衛なのです。


馬と接する時には、鼻に手を近づけてみたり、首筋を撫でてみるなど近くに立っていますよ!と人がアピールすることが大切です。馬たちはちゃんと理解してくれます。中には後ろ脚にプロテクターを付ける時に付けやすいようにとしっぽをあげてくれる親切な子もいるんです。とってもお利口ですよね。


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