リんクる -文芸同好会の日々-

てっしーー

「さしづめ、レッドチリチェリー…ホットリンゴ飴でもいいな!?」・油とご飯でシンフォニー

とある理系大学に小さなサークルがありました。サークル名は文芸同好会。彼らは会室で取り留めもなく今日も語らいます。



須墨 誠スボクマコト♂:コナンドイル著のシャーロックホームズはその頭脳明晰さを表す口ぶりの一つに水の一滴がこぼれ落ちる現象から滝の存在を推察することができると言った話があった。今日はその辺に倣い、自分で最近見つけた、推測で行きつく発見について話したいところなんだけどどうだろう?


緋桜 如月ヒオウキサラギ♀:テーマは妥当だが、考えるより知ってる方が早え。あの探偵、滝の存在も地動説も知らないだろ。考えりゃ知れるとか言うけど労力の無駄使いだ。19世紀のロンドンと違って、現代社会は情報戦だぞ。


藍影 愁アイカゲシュウ♂:何の因果か滝やら最近じゃ天文学で痛い目見てますね…。コナン君の方が知識量と話数でもずっとすごいです。まぁ、時代のニーズというか常に受け継がれてモノはグレードが上がるのは必然ですけど…。


山吹 光流ヤマブキヒカル♂:カンバーバッチは好きだけど?無知なのは恋もだよねw実際ムチに遭ったりしてさww


吉野 翠ヨシノミドリ♀:おーい、話戻そーよー


柏木 透カシワギスイ♀:zzZ……zzZ………zzZ…(-.-)


シュウ:あ、すいません。発見ですね…。なんだろ…ラブライブとアイマスのヒットの差で、決定的な違いは青春による没入感、そしてアイマス自身の長い歴史のハードルとラブライブのシナリオのTVオリジナルによる話題性があの差を作ったんじゃないかという…これ発見になりますかね?


ヒカル:いやシュウ、そんなトリビアの種みたいなふりされても…


キサラギ:わざわざ炎上しそうな話をお前が持ち出すか。マコトはそっから話膨らませたいんだぞ。この面子で参加できないのが半数もいるだろ。また今度だ。


シュウ:……すいません。デレマスは映画化されないかなぁ…。


キサラギ:とりあえず26話見てろ。じゃ、オレ。『あったかい飯がなんで美味いのか』


ヒカル:ん~…ん?そういえばなんで?

ミドリ:へ~…

マコト:フム…続けて


キサラギ:思ったんだが、人間の体温とその吸収能率ってとこにあるんじゃねぇかなって。冷たいものより温かい食べ物の方がまず美味しく感じる。そもそも人間にとって食べるって行為は生きてく上で欠かせないものだ。食物を摂取することで体内で身体の活動に必要なエネルギーを体内で作ってる。


シュウ:ほかに栄養とかビタミンとかミネラルとか…(ふぐっ!)

ヒカル:続けたてまつらえ~♪


キサラギ:生物学はみんなやってっけ?ま、とにかくエネルギー作るのにも元から身体にあるエネルギーを使ってる。エネルギーを使うってのはつまり熱の発生だ。あー…なんか言っててめんどくさくなってきたな…。身体が飯喰って吸収しようとするのって一種の同化だろ。つまり自分の体温と同じ温度にすることが必要になる。


ミドリ:あー、だったら冷めてるのより熱いのがいいね。自分の身体の熱奪われちゃうし。


シュウ:と、言うよりじゃあほぼ体温に近い食べ物程いいってことですか?


キサラギ:消化・同化だけ考えればな。けど、熱なんてのは所詮すぐ逃げて分散してく。だから感覚的に熱め、そして食べられる範囲のものが、美味しいってなる、んじゃないかなってのが思ったとこだ。まぁ個人の嗜好しこうも当然あるけど。


シュウ:へぇ×9(=_=)

ヒカル:へぇ×14( ゚Д゚)


ミドリ:いや、私はやんないから(-"-)

スイ:…zzZ……zzZ……おいしいもの…zzZ……いっぱい…zzZ


キサラギ:ちなみに話の膨らみとして、人間が結果、食事に適した食べ物の温度はせいぜいアイスで-30°もいかず、湯が沸騰する100°もいかずってとこだ。今んとこ確認されてる温度の領域は-273°~数万?数億度いってんだっけ?せまいよなぁ…。


シュウ:いや、せまいて…太陽でも食べたいってか


ヒカル:あれいいフォンデュできそうだよね~♪


シュウ:全部溶けてなくなんだよ!!(#゚Д゚)


キサラギ:いっぺん棒さしてチュッパチャップスみたいになめてみたいよな


シュウ:キャンディーじゃないから!!(;゚Д゚)

地球の109倍の大きさで表面温度だけで5000°いくガスの塊だから!!…ねぇあの、一気に小学生みたいな会話になっちゃった!やめない、これ?


キサラギ:ガスの塊ったって表面しかわかってねぇでそれこそ中身は推察だろあれ(ささるかもよ?)。うん、まいいや。えーっとじゃあそんで…せっかく話したのにだんまりだったそこのタモリ、お前もっと出回ってる理由とか正答、知ってるな?


シュウ&ヒカル&ミドリ:え?


マコト:あ~…すまない。確かに一説知ってる。けど、先に言ってしまうとね…。僕が知ってるのは油が要因とする説だよ。


ヒカル&ミドリ:油…

シュウ&キサラギ:あー…


マコト:油のある程度の温度をもった際の揮発性で香りが立ち上り、まず人体の嗅覚を刺激し食欲を増進する。そして、冷えてしまうと油というのはべたべたしたものだから自然舌触りは悪くなって美味しいとは感じなくなる。そんなところだよ。


ミドリ:なるほど

ヒカル:+へぇ×6、満へぇです!(^O^)/


シュウ:油ってじゃあ料理で重要なんですね。


ミドリ:まぁ料理でかかせないものね。風味とか与えたり、こげつき抑えたり…


マコト:こちらの領分になるけどあえて言わせてもらえるなら、他に食品を調理・加工する上で油自体に熱を持たせてより効率のいい食物への熱伝達、結果水分をとばす発想である揚げ物。これは水分がモノを腐らせる要因にもなるので長期保存に役立つし、ビタミンCは熱に弱いので短時間火に通す調理はこの点でも大きい。またビタミンの中には水でなく油に溶けるものがあるので必須なものとなる。


シュウ:あー高校で料理部がドレッシングの重要性とか言ってたっけ…


マコト:フム?

ヒカル:なんだっけ?


シュウ:生野菜そのままで食べるのはその野菜のうまさを知れるけど、栄養としてはドレッシングかけた方がバランスよくとれるって


ミドリ:あるね、それ


キサラギ:お、八百屋の娘。


ミドリ:子供の好き嫌いの緩和になるし、味にバリエーションが出る。けど、最近だとかけ過ぎね。忘れがちだったわ、みんな油の摂り過ぎ。サラダ一品とすればいいかもしれないけど他の料理分と相まって過剰摂取、もう油は悪いものでしかないもの。アレルギーだのコレステロールだの…うちも野菜ばっか食べてるわけじゃないし、一周回って私生野菜だった。だって他の料理で油十分とれてるもの。サラダ一品だけの食卓なんてないでしょ。


シュウ:ははははははは、そうですね!!


キサラギ:……………。(おい、ヒカル、相変わらずか、こいつは)


ヒカル:(ええ、サブカルに金つぎ込みすぎて…。ちょいちょいうちの煮物とかあげてますけどねー…はは)


マコト:?。えーと、江戸時代とかじゃJINでもあったように脚気といってさっき言った油を摂らなすぎることで起こるビタミン不足の病気があったらしいけどね。


ミドリ:いや、ごめん。それペニシリン位しか知らないし


シュウ:飽食の時代ですね。


キサラギ:にしてもなんかもう腹減ってきたわ。


ヒカル:あー、コーンポタージュとかなんかあったかいもの飲みたいね。


スイ:……………(ぐぎゅーるる)…ごはん。


ミドリ:あ、起きた


キサラギ:んじゃラーメンいこうぜ


全員:賛成~

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