セドナの手記
書くの面倒臭いわね……。
まぁ、一族の一人というだけで私は権力に興味はありませんわ。あるに越した事はないですが……。それと、こう見えても100歳を超えていますの。秘伝の特殊魔法で若返れますからね。稀にその秘伝魔法を狙い、愚か者が誘拐などを計画したりしますが、同時に所有する大魔法を恐れて結局は諦めますわね。
軍事強国を敵にする覚悟はないのでしょう。
私が弟子を拾ったのは何時だったかしら……覚えてないわ。哀れな緑のヒヨコを引き取ったら、なかなか優秀になり巣立った。そんな所ね。勿論、あの子のことは愛しているわ。でも、この年になると出会いと別れが多くて色々あるのよ。
ヒヨコと言えば、二番弟子の金色のヒヨコは可愛いですわね。頭が悪くて可愛いですわ。ペットとして持ち帰りたいですわね。銀色のヒヨコは普通過ぎてつまらないですわ……。
あと、そう。緑のヒヨコの一番弟子は見所があるわ。大人になったら間違いなく
それと緑のヒヨコは分かってないみたいだけど、一番弟子は訳ありね。あの子、魔人と似た気配がするわ。でも、悪い気配ではないわね。本当は帰る予定でしたが、あの子に色々と興味が湧いたから、しばらくは居候させて貰うつもりですわ。
こんな所かしらね、ごきげんよう。
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