AI医師

「子宮頸がんワクチンの副反応の治療法です。Bスポット療法の作業手順はこれです。作業お願いします」


 AI医師が診断を下した。


「私、内科なので耳鼻咽喉科は専門外なもので……」


 佐東医師はとまどった。


「佐東医師、あなたはいりません。加藤医師、作業して下さい」


 AI 医師は容赦がなかった。


「分かりました。作業にとりかかります」


 加藤医師も内科で専門外だっが、AI医師の言葉は絶対だったので仕方なく従った。


「科学の進歩も行きすぎると……」


 佐東医師は肩を落として医師作業所を後にした。

 明日は何とか頑張ろう。

 そう心に誓った。

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