恋愛できなくても結婚できるよ

「とりあえず、私たち、結婚しようか」


 えりは突然、宣言した。


「いやいやいや、それ何か違わくね? 俺とお前、今日はじめて会ったよな?」


「え? そうなの? でも、私の両親は結婚式の当日に顔をはじめてみたらしいわ」


「それ、いつの時代の話だよ!」


「1970年代かな」


「ありえねー」


「そんな時代もありました」


「ねえよ!」


「ちょっとだけでいいから」


「………ちぇ、仕方ないなあ。ちょっとだけだぞ」 


 ただのツンデレだったのか。




※「100人とデートしても付き合えなかった増田へのアドバイス」の感想小説。

http://anond.hatelabo.jp/20160220235712 

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