ある日突然、主人公の家に勝手に居候になった1人のコビトさん。突然の居候相手に毎日苦労しっぱなしの主人公でしたが…。奇妙な出会いがきっかけとなり、大きく変わっていく主人公。テンポ良い文章を読んでいくうち、次第にどこか暖かい気分になる、少し不思議な童話です。
主人公のトータと小人さんのやり取りが面白くて、その後の展開で周りが巻き込まれていくのも楽しくて、あっという間の3話です。トータのぶっきら棒なところなんかも全然憎めないのは、書いているにゃべ♪さんの優しさかなと感じます。舞台は高校だけど、内容のコミカルさも含めて絵本にしてくれたら、小さい子供たちに読み聞かせしたいと思いました。タイトルはいつか(仮)を取って変更されるのでしょうか。それもまた楽しみな気がします。