種族傾向/クラス
ミドルアのシーカーたちは、その能力を一つの方向性に特化させる傾向にある。
頂点に立つクラウンたちのほとんどが、その能力特化型だからだ(ただし、クラウンたちは、特化を突き抜けて万能型になっている)。
明確な職業、種族というわけではないが、以下に傾向を記していく。
一般的には「クラス」と呼ばれる。
◆戦士(ソルジャー)
攻撃特化型の人々。最も多いクラス。
武器を持って戦う者たち。
魔法などの特殊能力を行使する者もいるが、あくまでもそれは、所持する武器を媒介にしたものに限定される。
はじめはこのクラスから入って、分岐していく者がほとんど。戦士のままでは大成しないというのが一般的な見方。
◆騎士(ナイト)
言わずとしれた騎士王サディアス・ブラックストンにリスペクトした者たちがなるクラス。
武器を身に付け戦うものたち。どちらかと言えば重装備を固めて防衛戦を行う者が多い。
魔法などの特殊能力を使用する者もいるが、あくまでもそれは、所持する武器を媒介にしたものに限定される。
◆幻獣(イマジニア)
もしくは、ビーストウォーリアー。
獅子頭レオンのような獣人系。
魔法を使う者はほとんどいないが、魔法と見紛うばかりの超常的な能力を示す者は多い。
体の一部に、人外の証を宿す。具体的には獅子の頭や蝙蝠の羽、触手や天使の翼などである。
吸血鬼のフレデリク・ド=リールもこのクラスの一員だが、レオンと性質は大きく異なる。
フレデリクはどちらかと言えば、魔法使い寄りである。
◆魔法使い(ウィザード)
伝説の魔法使いと主張する人々。
魔法使いは能力によってかなり差が出来るために、特化型は意外と少ない。
魔法を使う者は多いが、魔法使いの能力はあくまでも補助的なものとして身につけている者が多い。
例外的なのが、クラウンのイレールである。彼は純粋な魔法特化型のシーカーで、おそらく唯一の存在だろうと言われている。
魔女アイリーンもおそらく魔法使いなのだが、色々と謎が多い為、正解は不明。
◆精霊(フェアリ)
人間以上の力を得ようと、自然の力をその身に宿した者たち。
人間の姿をしている者も多いが、その身の一部を肉とは別の存在に置き換えている。
雪の魔女エ・デイスリーンもそのうちの一人。
◆道具士(マテリア)
生物外の何かを身の一部として取り入れた人々。
武器を使う騎士と相性が良かったりする。
千の道具使い――道化師ハヴィエルが、このクラスの代表格。
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