第四十二話 斥候
「
アズニア城の一室で、ミラナは
「ジュギフの
「そうですね。急ぎ
ウェダリアへ
「さて、
ウェダリア城に着くと、幸村は佐助の元を尋ねた。
佐助は机に向かい、その
「あまり好ましい
「そうか……
「アズニアを併合し、我らの
「ふむ……ガイロクテイン侯爵の
「
「ならば、ここに来るな」
「でしょうな」
佐助は、うなずく。
(しかし、ガイロクテイン侯爵とは、どのような
幸村は
ガイロクテイン侯爵については、
・十年前に
・それ以前は、シナジノア島を
・
・優れた
だが、今ひとつ情報が少ない。
(
「佐助、見に行ってみようと思うが、どう思う?」
「ん、何をです?」
「いや、だからもうすぐカヌマに来る
「え……ガイロクテイン侯爵ですか!?」
「そう」
「うーむ、なるほど……カヌマとウェダリアの間の行き来は、ジュギフによって
「そうか。ならば行けるかな?」
「
「ふむ、そうか……」
幸村は考える。まずは、佐助の
「決めたぞ、佐助。行くよ」
佐助は、長い溜息をつく。
「はぁ……行かれますか」
「佐助はここに残って
「
幸村は才蔵を
「え!ガイロクテイン侯爵を見に行くの!?」
ミラナは目を通していた
「ミラナどの、声が大きいです!ご
幸村は言った。才蔵をつれ、
「そう……それなら、私も行こうかしら?」
幸村と才蔵は、驚き顔を見合わせた。幸村が言う。
「え!ミラナどのも行かれるということですか!?」
「そうよ。どうせ幸村がこれで捕まったら勝てないもの。負けたらきっと殺されるわ。つまり私はここに居ても
ミラナは、きっぱりと言った。
「
「大丈夫よ。二三日なら
ミラナは
「私も行くわ!ご内密にね!」
ミラナは、幸村と才蔵に笑って言った。
その日の
幸村、ミラナ、才蔵は
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