第三十六話 使者
「アズニアより、ナウロラさまの使いとして罷り越した。キリー・ガクレル
南を
「む、キリーか。どうした?こんな
深夜にもかかわらず、ダンジオと
才蔵は、アズニアに
ダンジオは鼻で笑った。
「そんなこと、ありえんだろう。
「
「ふむ、そうか」
ダンジオは、
「ナウロラ様がおっしゃるには、ダンジオ様に
「……」
ダンジオは、
「今はウェダリア攻めの
「バカバカしい!そんなことで戻れるか!ナウロラもそのような事で使いを出すとは、
ダンジオは
そこに千人将の
「ダンジオ様、ちょうど真田丸のについて
「うむ、気は進まんが……だがマサドラの言うことも
ダンジオは
「
「そうするか。ならば今すぐ戻る。オレが居なくなったことをウェダリアの
言うなりダンジオは、
「お一人では危のうございます!
マサドラが言うと、
「では、私もお供いたします」
才蔵は言うと、ダンジオに続いた。
「ダンジオ様、道はどちらを?」
「
ダンジオは、馬にまたがりつつ言った。
(卍か……才蔵の忍びじるしか……)
佐助は書簡を開く。
(コチラに来てから、この字を見るのは初だな)
佐助はクスリと笑った。内容を
幸村はウェダリアの北の
「
幸村は、ニヤリと笑って言う。
「ククク……サスガは才蔵よ。なんとか手の打ちようが出てきたわい。佐助、留守を頼む」
「御館さまは、どちらに?」
「きまっておろう。アズニアよ」
幸村は、選りすぐりの
旧街道を
アズニア
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