おてんば娘の“妹ポジ”からの大逆転を願って――悶絶必至のジレ恋!

七歳年上の幼なじみウィルトールに片想いする、おてんば娘アデレード。
どうしても「妹」にしか見てもらえない彼との距離を縮めようと、占いやおまじないにすがったり、料理を頑張ったり――健気で一生懸命な姿が胸に刺さります。

そして問題の(?)ウィルトール。
優しくて、真面目で、でも肝心なところでは「妹」としか扱ってくれない。
この絶妙な距離感に、アデレードだけでなく読者までじらされて、悶絶して、放心させられる。

おそらく本作を読んだ全女子が“全男子ウィルトール計画”を練るのでは!?

──じれ恋史に刻まれる名作。
いや、全女子が悶絶の問題作ですね。(最高の褒め言葉としてお受け取りください)

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