ジグソーパズル

七星かいと

布施晶というピース①


 この気持が大事なものだって気づいたのは、何時だったのだろう。


 彼女が笑いかけてくれた時だろうか。


 彼女と初めてのキスをした時だろうか。


 彼女に最初のプレゼントを送った時だろうか。


 彼女をデートに誘ってみた時だろうか。


 なんにせよ、僕はこの感情が大切なものだと今は気づいている。


 きっとこの先、悲しい事があった時も、辛い事があった時も、嬉しい事があった時も、楽しい時があった時も、どんな時だってこの気持があればなんだって乗り越えていけるんじゃないかと、そんなふうに思っている。


 それはほんの錯覚にすぎないと悪友なら言うかも知れないが、それでも僕はその錯覚を大いに認め、精一杯大事にし続けていくつもりだ。


 けれど――――。


「――うん。そのね、布施君。私達、別れましょう」


 ――――その言葉で、きっと全てが色褪せた。







「今日で三日目、か。毎日会っていた相手と会えなくなるのって、意外に堪えるなぁ……」


 女々しい自分の言葉に溜息を吐きながら、僕は通っている大学の屋上で昼寝をしていた。だいぶ冬めいては来ているものの、最近の異常気象のせいなのか、十二月上旬だというのに昼間はぽかぽかと温かい。今日みたいに晴天ならば、こうして日差しの良い場所であればのんびり寝られるくらいには温かい。


 それはともかく、毎日会っていた相手とは、ありきたりな表現で申し訳ないけど、僕の彼女だった少女のことだ。付き合い始めてから半年と少し経っていた、僕の恋人だった彼女。

 

 そう、”だった”――今の僕と彼女は、ただの元カレと元カノの関係でしか無い。すっぱりきっかり赤の他人、と言い切るには僕の中で色々と未練が重なっているような気がするけれども、しかしそう表現するしか無い相手だ。


 そもそも付き合いだした切っ掛けをぼんやりと思い出す。正直なところ今振り返ったところで鬱々とした感情しか出てこない気がするが、それでもせっかくなので思い出すことにする。


 これも一つ、気持ちの整理をつけるというやつだ。一つの恋が終わったのだから、次に――あるかどうかは別として――向かう為の通過儀礼、儀式としても有効だろう。


 彼女――久瀬栞(くぜ・しおり)と僕が付き合うことになったのは、単純な騒動からだった。いや、あれを騒動と行っていいものかどうかは色々多種多様な意見があるだろうけど、僕に取ってみれば間違いなく騒動だった。


 彼女が、彼女の友人達と賭けをした結果、負けた罰として誰か適当な人間に告白するという罰ゲーム。女子大生がいかにもやりそうな、幼稚で残酷な恋愛ゲームのような、それ。


 僕はその罰ゲームのターゲットに選ばれて。


 いま昼寝している屋上に呼びだされ、緊張した面持ちの彼女から付き合ってくださいと言われたんだった。


 まぁ、普通ならばここで緊張しつつもその告白を受入れ、隠れてみていた女子生徒にネタばらしをされて、彼女も加わった上で罵倒やからかいを受ける筈だったのだろうが、あいにく僕は自分で言うのも何だが捻くれて、冷めて、可愛げのない男だったから。


「ごめんなさい、貴女とは付き合えません」


 即座にそう告げると踵を返して屋上を後にした。はぁ、やれやれ、まったくスマートな対応をしてしまったぜ、などと思ったのを今でも覚えている。覚えている理由が彼女との出会いだったからなのか、それともそんな頭の悪い罰ゲームを今時仕掛けてきた連中が印象深かったからなのか、あるいは自分の的はずれな感想を自己嫌悪していたからなのかはわからない。


 なんとなく彼女との明確な出会いだったからなような気もするし、僕の性格からするとその後の二つである可能性が高かったりするけど、そもそも記憶に残っているのだからその理由などどうでもいいような気もする。


 まぁ、それは置いておいて。


 彼女の偽告白に真っ向即座に脊髄反射もかくやという様子でそう返したのが、そもそもの切欠と言えるんだと思う。


 久瀬栞という少女は、学年でも可愛いと評判の子だった。同学年や先輩後輩問わず告白されたことも数多く、でもそのどれも断っている清純派の美少女。美少女? うーん、まぁ、美少女、のはず。元彼氏の贔屓目でなければ。


 それはともかく、バレンタインなどのイベントではそつなく義理チョコや友チョコをクラスメイトに別け隔てなく配り、成績優秀で運動系の成績も悪く無い。


 かと言ってそれにあぐらを書くわけでもなく努力家で、放課後などに良くわからない場所を教授に聞きに行っている姿が目撃されていたり、図書館で閉館まで勉強してたなどの噂が耐えない。


 それだけだったら文武両道で努力家で高嶺の花な美少女なのだが、なんだかんだと天然な発言をしたり、笑顔がコケティッシュな魅力を持っていたりと親しみやすい。


 どこの超人だってくらい完璧な感じの美少女だ。


 そりゃぁ、僕だって健全な男子だ。可愛い女の子に告白されて嬉しくないわけはないし、勿論彼女だって欲しいわけで。だから、もちろんその告白は渡りに船だったといえばそうだし、動揺して心が揺れなかったといえば嘘になる。


 でも、その時は即答で断った。反論も疑問も出させず一刀両断で斬って捨てて逃げるようにその場を後にした。だって追求なんてされたくないし。隠れてた奴らに断ったら断ったで攻められたりするのは目に見えてたし。女って理不尽だよね、そういう所、と思ってたから――いや、今でも思ってるけれども。


 それはさておき、理由としては単純に、それが彼女の意思ではないと知っていたからだ。彼女自身が抱いた好意に基づいて僕に告白したのではなく、好意も嫌悪もそれどころか関心すらも全く含まれない、心が篭ってない言葉を投げつけられているだけだと知っていたからだ。


 何故か。それは至極簡単な理由でしか無い。偶々、彼女達の賭けの話を小耳に挟んでいたからこそ、僕はありえない幸運を一瞬でぶち壊したわけなのだ。


 事前に知っていたなら、そりゃ多少動揺して見せてもお断りの言葉を紡ぐくらいはやってのけるのが僕だ。うん、かっこつけてみようとはしたけど、だめだ、僕はあの時は割と動揺していたのをしっかりと覚えているのだから。ノミの心臓なのだ、僕は。


 戯言はさておき、自分自身の手で、綺麗に幕引きをしてやったとあの時は考えていた。まぁ、正直後々今回のことを企てたグループや、巡り巡って周囲から何か――有り体に考えて悪言雑言の類いだろうけど――言われる可能性があったんだよなぁ、と今でこその感想を覚えるが、その当時はそれが綺麗な幕引きだと素直に思っていたのを思い出す。


 まぁ、そんなことはどうでもよろしいので話を元に戻す。


 僕が去った後。これは彼女から後で聞いた話ではあったんだけど、あの時僕がしたあの返事は、彼女は勿論のこと彼女の友達一同にも意外すぎたらしい。


 僕はお世辞にもかっこいいとはいえない容姿の、どこにでもいるような普通のありきたりな男子だ。だからこそ、彼女達は久瀬さんの告白を僕が断ると言う事をしないと確信していたのだろう。あるいはお断りするにしても、もっと見っともなく動揺した挙げ句しどろもどろにお断りすると思っていたのだろう。はん、ざまあみろ。


 まぁ、そりゃそうだ。客観的に見れば僕だってそう思うし、事実の背景関係を知らなければだいぶ同様した挙句舞い上がって頷いていた可能性は否定出来ないっていうか、肯定しか出てこない気もする。


 まぁ、結局なんだかんだ疑心暗鬼とかに支配されて断ったような気はするが、その過程で悩みくらいはしただろう。多分、きっと、めいびー。


 だから、本人も含めて彼女たちは僕をどうやってからかうか、ネタバレの演出をしてやるかと暗い楽しみに胸を躍らせていたらしい。今考えると本当に何様のつもりだよって気がしないでもないというか、というか当時も屋上でぼんやりしている間にそういう感想を持っていたからこそのあの対応だったわけだし、今でもその罰ゲームを考え実行した彼女やその友人たちには思うところしか無いわけだが、それはとりあえず置いておく。


 色んな物を置いたりほっぽったりしている気がするけど、置いていく。仕方ない、昼寝でまどろみながら考えているんだからこの程度の脱線くらいは多めに見るべきだろう。


 さて。


 そんな、からかえる率が限りなく十割に近いと彼女たちが夢想していた未来を、僕は断った。真っ二つに断ち斬ってご破算にした。快刀乱麻を断つが如し――と表現できるほど絡みあった話じゃないけど、すっきり気持ちよくスタイリッシュに断った、ように思っていた。


 それが降って湧いた幸運だとしても、僕はそれを手放しで受け入れられるような人間ではなかったし、それに僕自身がそういった人の見世物になるような事が嫌いだったからだ。


 告白の場に隠れて覗いていた彼女の友人達。屋上の出入り口側に隠れていたから屋上から出るときにその顔を見たけど、驚いたような、怒ったような、唖然としているような、なんとも言えない顔をして僕と彼女を見比べていたように記憶している。


 彼女達に気が付いていた僕からすれば、その場で告白を受けたとして、目に見えていた未来は彼女達に笑いものにされるというそれのみ。というか、そうするつもりだと知っているんだから乗るわけがない。


 故に、断った。


 罰ゲームなんかで告白されるのは嫌だったし、それに嵌められて笑いものにされるのも、何度でも言うが死ぬほど嫌だ。安っぽいプライドだと言われればそれまでのものだろうけど、大学の二回生くらいの、ようやく成人になったくらいの男なんて、そんな物だろう、と僕は思う。


 面子というものを大事にしてしまう存在なのだ、それくらいの男の子って奴は。我ながら度し難いとは思うけど、それでも女の子たちの晒し者にされて嘲笑われるのは我慢できなかったのだ。だから断ったことには未だに後悔はないし、たとえ過去に戻ってやり直したとしても僕は同じ行動をする自信がある。


 しかしその選択が間違いだったと頭を抱えることになるのは、その告白事件以降、彼女がどういうわけか僕に付きまといだしてからだった。


 曰く、僕みたいな平凡な男に振られたのが気に食わないらしい。例えそれが罰ゲームだったとしても、自分の本意ではなかったとしても、断られるのは彼女の美少女としてのプライドが許さなかったのだろう。絶対に振り向かせてやると鼻息荒く宣言した彼女は凛々しいというより、正直怖かった。美少女っぷりが台無しである。


 だからそんなプライド犬にでも食わせておけよとあの時の僕は思ったものだけど、でもそりゃその前の告白を断ったお前だってそうだろうと言われてしまえば黙るしか無いのは目に見えてたので口に出して突っ込むことはもちろんしなかった。


 とは言え直接的に言わなかっただけでやんわりと婉曲的に、とっとと諦めてさっさと日常に戻れよというような事は言ったりしたわけだけど。まぁ、それで彼女が諦めなかったからこういう事になっているわけだが。


 それにしたって、確かに僕は平凡だ。平々凡々、取り立てて目立つような特徴を持っているわけでもなし、成績だって容姿だって凡庸だ。だがそれを本人目の前にして堂々と言い放つあたり、彼女はいい根性していると思う。


 それからと言うもの、毎日が地獄のような天国だった、と言えば少しは僕の置かれていた状況が通じるだろうか。幸せなのに不幸せ、喜びと悲しみが常に同居する、進むも地獄戻るも地獄、前門の虎後門の狼、泣きっ面に蜂というか、後半だんだん不幸と脅威ばっかりが迫っているだけのような気もするが、存外それが間違ってないような気がするから質が悪い。


 朝、彼女が笑顔で僕の家まで迎えに来る。出迎えた両親――というか母は「あらあらまぁまぁ」と喜色満面で迎え入れるし、父も僕の新たな交友関係に顔をほころばせていた。というか今になって思い当たるけど、これ僕外堀から埋められてないだろうか。まぁ、内堀まで埋まり切る前に埋める行為が中断されたから良いのかもしれないが。


 昼は彼女のお手製弁当が振舞われる。そりゃもう見事なくらいに家庭的な女の子をアピールするような弁当だ。それに、男子に合わせて量を多めにしてくれたのは非常にポイントが高い。


 まぁ、それも同じ内容の弁当をわざわざ授業が終わった後の教室で渡し、目立つ中庭で食べることを強要され晒し者になった事でポイントはマイナスに針が触り切っているので意味は無い。


 針の筵という言葉を自分の身で理解する日が来ようとは、半年前の僕はついぞ思わなかったに違いない。というか欠片も思っていなかった。むしろ今でも味わいたくない。あれ、これもしかして別れて正解だったのでは? いやいや、うん。違う。そういう事を考えたいんじゃない。はず。


 帰りは僕の部活――弓道部――が終わるまで待っていてくれる。ついでに言えば、そのまま一緒に帰宅する。


 僕の参加している部活は武道系なので割と活発に夜遅くまで活動していたが、それでも文句言わず待っていたし、時々マネージャーみたいな事もして周りの部員たちに認知されていた。


 あれ、ちょっと待て。やっぱりこうして振り返ると僕は間違いなく外堀を埋められていたような気がする。あるいは今の状況を鑑みるに、僕を笑いもの晒し者にするための壮大な前振りだったのかもしれない。それはそれで嫌だ。


 勿論、朝のお迎えや一緒の帰り道も彼女と僕の家が比較的近いから出来たことではあるのだろうけども、そこまで徹底して僕にアタックしてくるとは、正直予想外以外の何者でもなかった。というか、速く飽きて開放してくれとすら思っていたことを正直に告白しておこう。僕は小心者なのだ。衆目にさらされて噂されるのは苦手なんだ。


 まぁそんなわけで四六時中一緒にいるものだから、僕と久瀬さんの事が噂になるのも本当に一瞬で、そして僕が彼女からの告白を断ったというエピソードが広まるのも一瞬だった。あっという間だった。いや、告白を断ったエピソードは彼女が積極的に広めてた気がする。


 だからこそ僕は、同性の友人達からは付き合ってもいないくせに何故、と嫉妬と言う名を持つ針の筵地獄を味わい、可愛い少女に尽くされるという男子としては天国のような状況に置かれたわけだ。


 そしてそれが一ヶ月ほど続いたその日。僕は陥落宣言をし、あの日の事情を久瀬さんに伝えた。彼女は僕が罰ゲームの事を知っていたと言うことにまず驚き、そしてあの場に自分の友人達が潜んでいた事に気がついていたという言葉にさらに驚き、そして僕が言った「謝るからこれ以上僕に付きまとうのは止めてくれ」という言葉でその顔を強張らせた。


 その時に行われた会話は、正直こうして彼女に振られた今でもはっきりと覚えている。記憶に、心に、耳に焼き付いている。




「えっと……そ、そんなに、私の行動って迷惑だった?」


「いや、迷惑と言うか嬉しくはあったよ? 久瀬さんみたいな女の子にあそこまで甲斐甲斐しくされたら、大抵の男子は嬉しいと思うと思う。僕だってまぁ、君が言ったとおり平凡な一般男子だ。当たり前に嬉しかったよ」


「じゃ、じゃあ……なんで? どうして、付きまとうなっていうの?」


「そりゃぁ、この状況に耐えられないからさ」


「耐え……られない?」


「僕はね。そもそも、目立つのが好きじゃない。人間誰しも尖った一芸を持っているものだなんて事をいう人もいるかもしれないけど、少なくとも僕の尖ったところは周囲への埋没力で良いとすら思っているくらいには、目立つのが好きじゃない」


「…………」


「だけど、君が僕に付きまとうと非常に目立つ。そして非常に噂される。最近じゃ他の学部に居る連中も今の事態を聞きつけてくれたのか、わざわざ僕の顔を見に来てはからかったり暴言吐いたりさっさと君を開放しろとか頭の悪いことを言ったりと暇さ加減と頭の悪さを見せつけて帰って行くんだけど、僕としてはそれが心の底から嫌なわけだ」


「そっ、それはその、悪かったとは思うけど……」


「それに、君だって大変だろう? 好きでもない相手にここまでするのは苦痛以外の何物でもないだろうし、僕は僕でクラス周りからの視線やら言葉やらで毎日うんざりするくらいなんだ。もちろんさっきも言ったけどそれ以外の、顔すら知らない有象無象な連中からの言葉や視線もね。付き合っても無い女の子に何であんなに尽されるんだ、って。僕に文句を言ってもしょうがないだろうに、言わずにはいられないんだろうけど、迷惑な」


「や、やっぱり迷惑だったんだ……」


「別に久瀬さんの行動が迷惑だったわけじゃないさ。それはさっきも言ったとおり。でも、それに付随する周りの反応が迷惑千万、煩わしさの極値だったというだけの話しでね。だから――――」


「じゃ、じゃあ……付き合いましょう?」


「――――は?」


「付き合ってないことでそういうことになっているんだったら、今度はちゃんと付き合ってからそういう事をするから。だから、お願いします、布施君」


「ちょ……ちょっと待ってよ、久瀬さん。何でそういうことになるのさ。君が、僕に対してここ少しの間してきた事を止めて元に関係に戻れば言いだけの話でしょう? 確かに当初は更に噂が加速するかもしれないけど、人の噂も七十五日って言うくらいだし、真相をさっさと広めてしまえばそれも短くなるだろう。それに第一好きでもない相手に――――」


「好きなの」


「――――そんな自分の時間を使ってもメリットなん、て……。え?」


「だから、好きになっちゃったの。布施君の事が」


「なっちゃったって……そんな、え? 冗談、でしょ?」


「本気なのよ、私は。最初は、確かに好きでもなんでもなかったんだけど……でも、ああやってムキになって君を振り向かせようとしてたら、次第に、ね」


「……いや、でも、え?」


「帰り道とか登校の時に布施君と話したり、他の子達から君の事を聞いたりしているうちに、なんていうか、好きになったの。本当に、好きに」


「ちょ、ちょっと待とうよ、久瀬さん。そんなベタなラブコメみたいな――――」


「ベタでも何でもいいのよ、もう。だから、今ここで改めて言うから。私は、布施君の事が好きです。だから――――付き合って、ください」


「……………………………………えぇ?」

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