読んじゃダメ
ネットで誰かの怖い体験談を読むのが好きで、この前も家のPCで読んでたんです。
怖いのが好きとはいえ、普段は心の底から恐怖を感じることってそうそうないんですが、その時読んでたお話は久しぶりに本当に怖いものでした。
あらすじを一言で言うと「投稿者が街の中で他の人には見えない変な化け物に追いかけられる」という感じで、臨場感があって不気味で、すごく惹きつけられたんです。
ですが、お話が終盤に差し掛かった時、急に画面がぼやけたんです。
「?」と思ってたら両頬をすーっと何かが流れていく感じがしました。
指で頬を触って見てみたら、透明な液体。涙でした。悲しくもなんともなかったのに、泣いてたんですよ。
次から次に、ポロポロと。涙は止まることなく流れ続けました。
私の目どうしちゃったんだろうと涙をハンカチで拭いながら、直感したんです。
「ああ、これ、私が読んじゃダメな話なんだ」って。
お話の続きは気になったけど、サイトを閉じました。そうしたら、途端にぱったりと涙が止まったんです。
何故なのかは分かりませんが、あれはきっと、私とは相性の悪いお話と言いますか、最後まで読むと私の身に何か起きてしまう… そういうものだったんでしょうね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます