第21話 選ばれなかった

「ねえ、やっぱ左側傾いてるよね」

「直す? 梯子あるし」

「えー、危ないよ。誰かに頼もうよ」

 日没が迫る夕方の時間帯。

 ふたりの女生徒が上を見上げながら、何事かを話合っている。

 ――あれは、一年のときの文化祭……その前日。準備がほぼほぼ完了し、あるいは追い込みに入っている頃。

 俺はゴミ捨て場にゴミを置きに行く途中の足をとめて、女生徒の視線を追った。正門の上に、文化祭の看板がでかでかと吊り下げられている。昼間に上級生かあるいは教師が設置していたはずだが、確かにそれは少し傾いていた。吊るされているのは二階の壁部分で、突き出した正門の屋根部分に登って設置したようだ。

 ふたりの女生徒は俺の気配を察して振り返った。二年の上級生だ。ふたりの視線は明らかに俺を向いた。

 次の結論について、ふたりの間に何ら話し合いはなかった。ただ自然に視線を互いに戻して頷きあった。

「先生呼んでこよ」

「そうだね」

 なんの逡巡もなくそう言うと、ふたりは仲良く走り去った。

 俺は周囲に誰もいないことを確認し、梯子に足をかけた。

 そうしたことに、何か理由があったわけではなかった。

 上級生の女子に頼りにされなかったといって、拗ねる必要はまったくないし、別にプライドが傷ついたというわけでもなかった。

 ちょっとしたいたずら心だった。しかもそれが善行なのだから、躊躇する理由はない。

 問題は、俺が高所恐怖症だったということだ。

 それを忘れていたわけでなはい。ないが、自分なら出来ると思った。そこに油断と傲りがあった。

 梯子で正門の屋根に登り、看板が吊るしてある紐を結び直し、左右のバランスを整える。そこまでは、なんら難しい作業ではない。問題はそこからだった。

 下を見ずに済んだ行きと違って、帰りは必然的に地面が目に入る。俺は屋根の縁に立って梯子に足を伸ばそうとして、そこで凍りついた。せめて、梯子を下で押さえてくれる人間が必要だったと後悔しても遅い。

 心臓が波打つ。数センチ足を動かすのにも、途方も無い勇気と意志の力が必要とした。そして時間が過ぎる。実際には、それほどの時間は経過していないかもしれない。

 そのとき、不意に下から声が聞こえた。

「ねえ、何してるの」

 ひとりの女子が、地上からこちらを見上げている。同学年の女子だ。別のクラスなのか、顔は知らない。

「遊んでるの?」

 ――遊んでるわけねーだろうが、バカか。内心そう毒ついたものの、言葉にはならなかった。それどころか、俺は続く言葉にこれ以上ないほど動揺していた。

「あたしも登ってもいい?」

 どうして、見知らぬ女子と一緒に、正門の上に登らなければならないのか。こちらは一刻も早く降りたいというのに。

 相手が脚立に手をかけた瞬間、俺はほとんどパニックになっていた。相手が脚立を登ってくるということは、俺は勇気のあるなしにかかわらず降りられないということだ。相手の理解不能の行動と、高所恐怖症が重なって、俺は完全にテンパッていた。

「あ」

 女子が上を見上げて、口を開けた。

 その上を、俺は飛んでいた。思い切り顔を引きつらせて。

 ほとんど奇跡といっていいことに、着地は成功だった。よろめいて地面に手をついたものの、足を痛めることもなく無事に立ち上がる。終わってから、どっと汗が吹き出した。俺は半ば信じられない思いで、正門の屋根を振り返った。

 幻覚じゃない。確かに地上にいる。狂気の沙汰だった。俺は唖然とした顔でこちらを見つめる女子を見た。

 そして、すぐさまその場をダッシュで逃げ出した。

 ――あまりにも、あまりにも馬鹿げた記憶だ。あのときの女子の顔はどうしても思い出せなかった。

 だけどいまやっとわかった。

 あれがキヌカだ。なぜなら、彼女は脚立に手をかけて、こう言ったからだ。

「高いところが好きなの?」

 顔を恐怖で強張らせていた俺に気づく様子もなく、彼女は朗らかに告げた。

「あたしも好き」

 と。

 正門の屋根に登ってこようとした理解不明の行動もそれで説明がつく。

(あいつ……ただ高いところに登りたかっただけだ……)


 俺は約一年越しの理解にずぶ濡れのまま頭を抱えた。

 俺たちは崖を飛び降りたあと、波に揉まれながら命からがら岩場に這い上がり、なんとか乾いた地面にたどり着いていた。追手がいればすぐに逃げなければならないが、疲労困憊してその場で崩れ落ちる。キヌカも隣で息を切らして倒れていた。

 服が濡れたままだが、幸い気温は低くない。火を起こす方法もないし、このまま乾かすしかないだろう。

 星空の紺色が薄らいできている。東の空が白みつつある。夜明けが近い。

「大丈夫……?」

 肩に触れられて、ドキリとする。キヌカと目が合うと、無性に恥ずかしく思えた。あんなところを見られたと思うと、顔から火がでそうになる。もっとも、随分前のことだし、彼女は初めて出会ったときのことを覚えていないと言っていた。嘘かもしれないが。何にしても、わざわざ思い出させるつもりはない。

「俺は……大丈夫」

「ハエルは……?」

「怪我はないし、呼吸も正常だけど、何しても目覚めそうにないな」

 ハエルは魔力を使い果たしたと言っていた。普通の眠りではないのだろう。俺たちには手の施しようがないし、ネシュフィを信じて待つしかない。

「あ……まずい」

 俺は重要なことを思い出して口を押さえた。

「な、何?」

「こいつに――ネシュフィに聖獣の詳しい場所を聞いてない……!」

 港の船の中とは言っていたが、具体的な船の名前をきかないことには探しようがない。

「目覚めるのを待つしかないか……」

 俺は制服の泥を払いながら立ち上がった。

「どこか隠れられる場所を探してくる。ここにいてくれ」

「行かないで」

 歩き出そうとした瞬間、手を引かれた。振り返ると、キヌカは引き止めた手を離し、俯いた。

「でも……」

 言い返しかけて、思い直す。顔を伏せる前、キヌカの目が潤んでいるように見えた。気まずさを感じながら、元いた場所に再び腰を下ろす。

 背後は崖だし、周囲を岩場に囲まれて、そう簡単に外から見つかる場所ではない。そう慌てなくてもいいのかもしれない。ただ、ダルディンが探しに来るとすれば海岸沿いになる。できれば海からは離れておきたいが……。

 俺はキヌカの方を盗み見た。

 何か慰めか、勇気づけるような言葉が必要とされていることは俺にもわかる。結果的に無事だったとはいえ、大変な目に遭ったのだから。だが、何を言えばいいかわからない。

 ――俺が守ってやる?

 多分無理。

 ――大丈夫。きっとうまくいく?

 嘘くさい。根拠がない。

 何も思いつかない。

 俺は内心頭を抱えた。

「……あたし、あなたが死んだかと思った」

 キヌカが鼻を啜りながら呟く声が聞こえる。

「そりゃ、生きてるよ。あんな牢屋だったけど、そんなに待遇は悪くなかったんだぜ。ちゃんと飯も食ってたし」

 強いて明るく言う。

 実際、キヌカが思っているほどは、俺自身は命の危険を感じてはいなかった。腕に傷をつけられ、身ぐるみ剥がされたりはしたが、危害を加える意図がないのはなんとなくわかった。紙一重で死んでいたかもしれないとあとから聞かされても、すべて自分のあずかり知らないところで進んだ出来事だけに、正直何の実感もない。

 そういう意味では、彼女は俺よりも恐ろしい想いをしていたのかもしれない。ダルディンは俺のことを放置していたわりに、キヌカには何度も接触していたようだから。

「……それに、あんたは信じてくれてたじゃないか。ダルディンの策略に騙されなかった」

「信じてたんじゃない。あなたが生きてるって思わないと、やっていけなかっただけ。だって、こんなところで死ぬなんて、耐えられないから。そんなことになったら、あたしは、やっていけないと思っただけ」

 嗚咽をこらえながら、キヌカが言う。

「ごめん、トキタカ……。あなたが死んだかもしれないなんて思って。ごめん……」

「そんなの、謝るようなことじゃないだろ……」

「だから、嬉しかった。あなたが生きてて」

 キヌカは自分がむちゃくちゃなことを言ってる自覚もないらしい。ダルディンの精神的揺さぶりはそれなりに効いていたということかもしれない。

 ある意味キヌカらしい。正直すぎる告白。

 俺が死んだらショックだとか、悲しいとかではなく、同級生が死ぬような理不尽な状況には耐えられないという話だ。平和な日本の女子高生にとっては、重いプレッシャーに違いない。もしその重圧に屈していたら、ダルディンに良いようにされていた可能性もある。肉体的には安全でも、精神的には危うかった。

 その事実に後ろ暗さを覚える。

 俺は、キヌカのことを彼女が俺にそうしたほどは心配していなかった。どうせ、彼女は俺より酷い目に遭うことはないと高をくくっていた。いままでそうだったように。そしてその予想は当たっていた。

 イクタ王子が二人の勇者のうち、要らない方として切り捨てたのは俺だ。死ぬはずだったのは俺。勇者として手元においておくのに、御しやすい方を選ぶのは自明のことだ。俺がイクタ王子の立場でもそうする。

 牢屋にいる間ずっと、自分のことばかり考えていた。キヌカのことを真剣に気にかけていなかったことに、罪悪感はある。

 だからといって、腹が立たないといえば嘘になる。

「俺は覚悟してた。あんたがそうでなくても、俺は望んでここに来た。だから、俺がどうなろうと、あんたが気に病む必要はないし、責任を感じる必要も、そんな義理もない。どうせ、この世界に来るまで、口をきいたこともない、ただ同級生ってだけなんだから」

 キヌカが顔を上げた。その目に涙が溢れてくるのが見える。

「どうしてそんなことを言うの?」

 正真正銘、自分が泣かせた涙を直視する度胸もなく、俺は目を逸らした。

「……悪かったよ、キヌカ。俺が悪かったんだ。あいつを少しでも信用した俺が――。だけどあいつが正しい。あいつは俺に容赦しなかった。俺が甘ちゃんだからこういう目にあった。俺の責任だ。牢屋にぶちこまれたのも、聖獣を奪われたのも、全部俺のせいだ」

 ――だから、たとえ俺が死んだとしても、あんたが責任を感じる必要はない。

 こんなことを言っても、何の慰めにもならない。それに気づいて、俺は内心自嘲した。キヌカを励ましたかったはずなのに、傷つけている。そうじゃない。俺が本当に言いたかったのは、そうじゃない――。

「俺も、嬉しかった。俺のことを、見捨てないでくれて。助けにきてくれて、ありがとう」

 口に出した瞬間、涙がでた。あまりにも情けなくて、言いたくなかった。監禁されている間、死ぬよりも恐れていたのは、忘れ去られることだった。たとえそれが義理みたいなものでも、キヌカが来てくれて、嬉しかった。

「だって、言ったでしょ。一緒に帰るって。約束した」

 急に声が近づいて、俺は驚いて顔を上げた。頭の横に彼女の頭がある。自分が抱きしめられていると自覚するまでに、少し時間がかかった。触れあった場所に濡れた肌が張り付いて、生ぬるい体温がじわりと伝わる。

 結局、俺の方が慰められてる。だが、役得でもある。背中に手を回しかけたとき、隣で寝ていたハエルが急に身を起こした。同時に、叫ぶ。

「来た!」

 慌てて身を離した俺たちに気づく様子もなく、ハエルが立ち上がって波打ち際まで走っていく。

「来たって、何が」

 ハエルは答えずに、明るくなった水平線を睨んでいる。やがて、こそから小さな黒い影が近づいてくるのが見えた。

「まさか……」

 それは見る間に銀色の風となって、俺たちの真上を通りすぎた。

「戻ってきた、イクタ……!」

 それは巨大なドラゴンだった。長い首と尻尾、大きな翼を持つ銀色のドラゴン。ドラゴンは銀色の鱗を朝日にきらめかせながら、ヴァノゴールの上空を一周した。そして俺たちの視界から消える。朝日とともに起きだした人々の混乱した声がドラゴンの姿を追うように移動していく。向かった先は、おそらく王宮。

「あいつが王子様なのか? 何をするつもりだ」

「正気を失ってるの……?」

 キヌカが心配そうに聞く。

「いいえ、まだ。でも、もとの姿に戻れないんだわ……」

 ハエル……いや、ネシュフィが厳しい表情で言う。

「ふたりは急いで港に向かって。ダルディンの一族が経営する商船に、聖獣は乗せられているはずよ。イクタは――わたしが話してみます」

 ネシュフィは船のマークを地面に描いて説明すると、不意に白いオカリナを取り出した。ネシュフィが口をつけて吹くと、澄んだ音色が流れだす。それに呼応するように、どこからか動物の鳴き声が響いた。間もなく、どこからともなく、青い鳥が上空に現れた。ネシュフィの真横に舞い降りた鳥は、普通の鳥ではなかった。体高が二メートル以上ある。背中には鞍のようなものがつけられ、荷物が括りつけられている。

「これは聖獣?」

「いいえ。ウェルルシアの森に住む鳥の一種です。わたしのいうことを聞くよう訓練されているだけ。魔法の力はないわ」

 リュトリザでハエルが突然現れた理由を理解する。この巨鳥をつかったのだろう。

 ネシュフィは身軽に鳥の背に乗り込むと、そこから俺たちに微笑みかけた。

「ふたりとも、これは貸しよ。はやく聖獣を取り戻して。そして、わたしを――イクタを助けに来て」

 キヌカは頷いたが、俺は苦い顔をせざるを得なかった。どうして自分を殺そうとしたやつを好んで助けるだろう。

 巨鳥は、ネシュフィを背に乗せたまま、軽々と上空に舞い上がった。

「俺たちも行こう」

 港に向けて走り出した俺たちの背後で、ドラゴンの咆哮が響き、何かが崩れ落ちる音した。王宮の方で、土煙のようなものが立ち上っている。暴れているのか。だが、確かめている時間はない。

 キヌカも表情を強ばらせていたが、何も言わなかった。

 突然のドラゴンの出現に浮足立つ人々をかき分け、港を走る。

「トキタカ、あれ!」

 キヌカが指を差す。桟橋に停泊する小型の帆船、その船体にタコに似た軟体生物の絵が描かれている。文字は読めないが、ネシュフィの描いた図と一致する。

「出港しようとしてるぞ」

 なるほど、聖獣を船に乗せておくことで、いざというときには海に出して隠すつもりだったのだろう。

「あそこにリオノスたちがいるとして、どうやって助けだすの?」

 走りながら、キヌカが問いかけてくる。ダルディンのことだから、当然護衛を置いているはずだ。正面から向かっても歯が立たないだろう。正直、それについての策は考えていなかった。ただ……。

「ウェルノスと俺の感応が成立する距離は三十メートル程度だ。とにかくあの船に乗り込んでしまえば、船のどこにいようと、聖獣の居所をつかめると思う。念話が通じるなら、魔法も使えるはずだ」

「そっか。乗り込めばいいんだ」

 そう言って、キヌカがスピードを上げる。船は帆を張り、もやい綱を外して桟橋を離れようとしていた。

「間に合わない!」

 俺は他に追える船がないかあたりを見回した。前方を駆けていくキヌカの姿が目に入る。キヌカのスピードでも、ぎりぎり、間に合わない――そう判断した瞬間、キヌカは桟橋の端で身を踊らせた。

 船に向かって飛んでいる。俺が目算で諦めた距離を飛んだ――だが、やはり少し足りない。

 落ちる、と思った瞬間、キヌカの手が船の縁を掴んだ。身体を持ち上げ、船の縁の向こうに転がり込む。目で追えるのはそこまでだ。

「あいつ、無茶を……!」

 俺は桟橋の端までくると、靴を脱いで学ランに包んだ。それを首に巻きつけ、海に飛び込む。

 飛び込んでから、全力疾走したあとに泳ぐのは無謀だと気づいた。死ぬ思いで船を追いかけるが、向こうが動いていたら多分追いつくのは不可能だ。

 しまった。考えなしに動く性質ではないのに、キヌカの行動に引っ張られてしまった。

 オールの動きが止まった。次の瞬間、船の上から数名の船員が吹き飛ばされて海に落ちる。自主的に船から海に飛び降りて逃げる者もいる。そして船のヘリからキヌカが顔を見せた。

「トキタカ、いたよ。リオノス」

「よ、よかった……」

 キヌカは頷いて、黄金の鎌を手にした腕を振って見せた。

 それを見て、思っていたよりも深く安堵している自分に気づいた。

 ――やっと、ウェルノスを取り戻せる。

 聖獣の力が。

 俺の力。

 キヌカの投げた縄梯子で、甲板に這い上がる。

「ウェルノスは……? ウェルノスはどこにいる?」

 問いかける俺を、キヌカがきょとんとした顔で見つめる。

「リオノスはすぐに応えてくれたけど」

 魔法の鎌が変化して、黄金の翼獅子に姿を変える。最後にみたときと変わらない姿だ。リオノスはキヌカに頭をすり寄せて首の後ろを撫でてもらっている。

「ここにいない……? いや――」

 聖獣を武器に変えれば、離れた場所からも召喚できる。キヌカはそうしたはずだ。だが、ウェルノスの声は聞こえない。

 久しぶり過ぎて、念話のやり方を忘れたのだろうか。俺は胸騒ぎを感じながら、船室へ降りた。あまり大きな船ではない。探す場所はそう多くない。船員はキヌカの魔法でふっとばされるか、恐れをなしてすでに逃げ出している。

 船室の一つに、鍵のかかった部屋をみつけた。船員の置いていった剣を拾い、ドアをこじ開ける。

 暗い船室の奥に、巨大な鉄の檻があった。おそらく、そこにリオノスが監禁されていたのだろう。ウェルノスの姿はない。俺は引き寄せられるように、檻の横においてある木箱を開けた。そこに見慣れた黒い剣が横たわっていた。

「ウェルノス……」

 手を触れた瞬間、ウェルノスが応えない理由がわかった。

 やはり、俺は選ばれなかったということも。

「トキタカ」

 背後でキヌカの声がする。

「リオノスが教えてくれた。ウェルノスは……イクタ王子に殺された」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る