第二百二十六話『二重残像 - ダブルスクリーン』

傘使いのリンコがやられ、3:2になってしまった。

『エースリザードマン』、『パワーリザードマン』、『スピードリザードマン』

連結剣使いのランコ、格闘家のレンコの二人の対決になった。


「よくも!リンコを!!」

と言って、格闘家のレンコが走りだした。


しかし、『エースリザードマン』は後方にいるため、手前にいた『パワーリザードマン』が立ちふさがる。


「グエエエ!」

と『パワーリザードマン』が吠えながら、剣を振り下ろす。


「邪魔!!」

と、いいながら、『パワーリザードマン』が振り下ろした剣を避けて、『蜘蛛籠手 - スパイダーガントレット』の通常モードで、攻撃する。


「助太刀するんだからね!!」

と、変形剣使いの、ランコが言う。

さっき、レンコが糸を使ったため、『スピードリザードマン』が避けて、フリーになったのだった。


『二重残像 - ダブルスクリーン』


と彼女は新しいスキルを発動させた。


「助かる!」

と格闘家のレンコが言って、一瞬下がる。


「これは??『連結中剣 - チェインソード』が2つになった??」

とサラが驚く。


「うん、でも多分・・・片方は偽物だ!」

と僕が言う。


そう、『チェインモード』になったムチのような『連結中剣 - チェインソード』が二本になって、『パワーリザードマン』に襲いかかる。


しかし、その残像の刃を気にして、『スピードリザードマン』は『パワーリザードマン』に近づけない!


「おもしろーい!」

とサラが言う。


「うん、ムチが2個に見える技なんだね。それによってもう一人を牽制できる」

と僕が言う。


そして、『パワーリザードマン』に『連結中剣 - チェインソード』が突き刺さる!


「グエエエェェェ!」

と『パワーリザードマン』がうなる。


「とどめ!!」

と言いながら、格闘家の少女レンコが『蜘蛛籠手 - スパイダーガントレット』で攻撃して、止めをさした。


「倒したんだからね!」

と、連結剣使いのランコが言う。


しかし、その隙を『エースリザードマン』が逃すはずはなかった・・・。


「グエエェェェ!」

と『エースリザードマン』は『スピードリザードマン』に指示する。


『パワーリザードマン』に攻撃をすることによって無防備になったランコのところに『スピードリザードマン』が走りだし、攻撃する。


「うあぁぁぁぁぁ」

と、ランコは避けられず、大きなダメージを受け『戦闘不能』になる。


そして、そのまま、『エースリザードマン』と『スピードリザードマン』が二人がかりで、格闘家レンコに襲いかかる。


「数の有利で押すつもりだ!」

と僕が言う。


「うあぁぁぁぁ!」

と、レンコも2体の『リザードマン』の攻撃を防ぐことはできずにやられてしまった。


「強いね・・・『リザードマン』チーム。でも、勝つよ」

と僕は『神の剣 - デュランダル』を構えた。

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