7.氷の女帝(1)

「……此処から先、どうしよう?」


 眼前を見据えた才加が、二人にそう問いかける。


 目の前には凍てついた森林。此処を突っ切れば開けた丘へはかなりの近道になりそうだった。


「……巫素マナを感知してみたが、この先の中には生物らしい生物はいない。無論、生徒の反応もだ」

「じゃあ突っ切ろうぜ」


 良香はあくまで強気に言った。先程隼型を撃墜したことで自信がついたのだろう。


「これだけ徹底的な無差別攻撃をしたってことは、向こうだってこれで此処にいる敵を全部片付けるつもりでやったんだろ。ならわざわざ此処に罠を仕掛けることはねーはずだぜ。つまり、此処は逆に安全地帯になってるんじゃねーか?」

「………………、いや」


 良香の提案に彩乃は少し考えたが、やがて首を横に振った。


「相手の能力はまだ不明だ……。オリジンは一人一能力だが、そのオリジンの能力が氷だけのものとは限らないし、それに敵だって一人じゃない。『氷結環境下で強力な能力を発揮する』というタイプとコンビを組んでいる可能性もある」

「あー、確かに」


 彩乃の指摘に、才加が同意を示す。これには良香も頷くばかりだった。


「それに……少し気になっていることもある。この学院の生徒なら思いつきかねないことだし…」

「じゃあ、ここは素直に迂回かしら?」


 思案に耽る彩乃に、才加が問いかける。直進が駄目なら、次に考えるべきは迂回だ。


「…………いや、そのくらいは相手も考えるだろう。というかむしろ、これは迂回させる為の罠だと見た方が良い。迂回したルートにトラップが無数に仕込んであるくらいの仕掛けはいくらでもありそうだ」

「じゃあどうすんのよ? 突き進むのも駄目、迂回も駄目じゃどうしようもないじゃない」

「あるじゃないか、第三の道が」


 そう言って、彩乃は人差し指で上をさす。


 つまり、上空。上空に罠を仕掛けることはできないし、上空なら距離があるから不意打ちをされても対応する余裕ができる。あの日、アメーバ型妖魔に対して地面を隆起させたのと同じ発想だ。


 その上、他の生徒は残りのスタミナを気にして風のアルターで飛行するという選択を選ばない。つまり、上空という選択肢を思い浮かべることすらできないのだ。これは、敵に意識されるリスクが少ないということを意味する。


 名案のように思える彩乃の提案だったが、才加の反応は芳しくなかった。


「…………あたしはともかく、あんたは巫素マナの残量が足りなくなるから、飛行はまずいんじゃなかったっけ?」

「私は残機無限リスポーンで過去の状態をロードできるから、いくらでも巫素マナが回復する。良香は風のアルターをマスターしてないから誰かに乗せることになるが、二人飛べるなら問題ないだろう」

「…………まぁ、そうなんだけども……」


 才加の表情が、曇る。


「自分の受けた風の力で巫素マナを生み出す能力――自走風車テイルウィンド。理論上は、気力が続く限り永久に飛び続けられるんだろう? 何も問題ないじゃないか」


 彩乃はけろりとした調子でさらに続け、


「まぁ……それに比べれば私の残機無限リスポーンはロードした瞬間は全ての行動がキャンセルされてしまうから、良香を背負うのは才加の役目ということになるが……」

「だから嫌なのよ……」


 才加はげんなりとした表情になって呻き声をあげる。


「いくら巫素マナが無尽蔵でもね、あたしの筋力は有限なのよ。人を乗せて飛んだら疲れるでしょうが!」

「疲れならブーストでいくらでも癒せるだろう?」

「癒せればいいってモンじゃないでしょ! 辛い思いをするのが嫌だって言ってんの!」

「結果的に元通りになるなら同じだと思うがなぁ」

「ぬぐぐ……これだからリセット女は……」

「ま、まあまあ」


 渋る才加を、良香は苦笑しながらなだめる。


「俺、結構軽いからそんなに疲れないと思うよ」

「テメェ――は死ねッ!!!!」


 直後、怒れる獅子の矛先がデリカシーのないお馬鹿な少女に向かう。

 三人が空の旅へ向かうまで、結局あと五分を要したという。



    ***



 ――――その様子を、静かに覗いていた二対の眼差しがあった。


 三人がいなくなってから数秒後…………すりガラスのような氷を纏っていた木々のうち、何の変哲もなく佇んでいた一本が急にボロボロと崩れ始める。


「――木を隠すなら森の中と言いますが、まさか此処まで見事に隠れられるものとは思っていませんでしたわ。ほんの茶目っ気のつもりでしたが」


 狭い所に入っていた為に凝り固まった身体をほぐす動作すら優雅な、金髪碧眼の少女。

その姿は、まるで『未来世界の女王』だった。メカニックなデザインのティアラに、白を基調として青白い電子基板のような模様の入った装束。そんな衣装に身を包んだ彼女こそ、エルレシア=エインズワースその人だった。


 彼女は水と風のアルターで生み出した気泡を多く含んだ水を凍らせて形作った木に覗き穴を作る――という手段で以てこの凍結領域に近づいて来た者を観察していたのだった。


「…………お嬢様、ジョークが分からない人間だと思われていたのがそれほど……」

「お黙りなさい」


 そんなエルレシアの横に、一人のメイドが控える。


 ヘッドドレスにエプロンドレス。そのところどころに鋭角で機械的な衣装を潜ませていることを除けば正真正銘、本物のメイド衣装を身に纏っている少女――言うまでもなく、可憐崎志希だ。


「どうやら、お三方は空路を選んだようですね」

「そのようですわね。感知能力を持つ者がこの学年にいたとは意外でしたが…………流石に彩乃さん、知恵が回るようですわね。惜しいところでしたわ」


 エルレシアはそれこそ無邪気な子供のように笑いながら、


「――巫素マナは大気中に存在するモノ。つまり何かで覆ってしまえば、巫素マナが外に漏れ出ることはない。知識としては知っていても、それだけでは戦略や戦力、地形時刻位置余力……常に様々なことを気にかけなくてはならない実戦では抜け落ちてしまうかもしれない部分ですわ」


 本当に楽しそうに、楽しそうに言う。


「とはいえ、そこに気付いて、あるいは目の前の未知に怯えて『離れる』選択を選び取る程度ではまだまだ凡百。……そこからさらに、『自分が最もされて困る』選択を想像することができてようやく一人前というものです」

「その点で言うと、彼女達は合格ということになりますね」

「ええ。サバイバル前に知り合った方々が『そう』だったというのは因果なモノですが……あのような強敵は、早々に手を打たねば」


 どこまでも上から目線で、それでいて自らの焦燥感を煽るような台詞とは裏腹に、エルレシアは生き生きとしている。まるで自分をさらに高めてくれる相手の登場を心から喜んでいるかのように。


 その横で、志希は呆れたように言う。


「こちらの意図を見切れなければ『その程度の相手だから』とトドメを刺し、意図を見切れば『それほどの相手だから』と攻撃を仕掛ける。どちらにしても攻撃を仕掛けるのでは」

「当然でしてよ」


 しかし、そんなツッコミにもエルレシアは全く堪えた様子もなく言う。


「わたくしはこのサバイバル――――わたくし達以外の『生存者』を出すつもりはありませんし」

「………………大きく出ましたね」


 その台詞に、志希は思わず笑みをこぼしてしまう。


 三桁にも及ぶ参加者の、しかもあれほど強かな敵を目の当たりにして、それでもなお断言してみせる傲岸不遜。そして、実際にそれを可能だと思わせる圧倒的力量と知略。


「だからこそ、それでこそのお嬢様ですが」


 クスリと微笑み、歩き出したエルレシアに志希は付き従う。このサバイバルでも最強格のチームが、良香達に照準を合わせて動き出した。


    *


 凍てついた森を迂回した良香達は、十数分ほどで開けた丘のような土地に到着した。とはいえ、此処に辿り着いたからといって演習が終了する訳ではない。あくまで演習の目的は七時間の生き残り。此処にやって来たのは『見晴らしのいい場所に移動することで有利に立ち回れるようにする』為である。


「……ねえ、あたし逃げたいんだけど。っていうか逃げるべきだと思うんだけど!」

「無理だろ、背を向けた途端にやられるパターンだぜこれは」

「さあ、文句は終わりにして現実と向き合おうか」


 三人は互いにそう言い合いつつ、目の前の少女達――――エルレシア=エインズワースと可憐崎志希を見据えた。


 彼女達を視界の中心におさめた良香は昨日のことが頭に残っているのか、戦闘を始める前におずおずと話を切り出す。


「あの、昨日のことは…………」

「お話は『後』に致しましょう」


 対するエルレシアの返答は、実にシンプルだった。


 何かがひび割れるような微かな音を耳にして、良香は咄嗟に横に飛び退き転がる。すると、彼女がそれまでいた場所がほどなく凍りついた。


 回避できたのには運の要素もあっただろう。エルレシアがオリジンを放った時に発生した、空気中の水分が凝固する微妙な音――警戒し、感覚を強化していたからこそ気付けたようなものだ。でなければ間違いなくあそこで足を凍らされ身動きが取れなくなっていたはずだ。


 そこに至って、気付く。あの『凍てつく森』を生み出したのは、目の前にいる金髪碧眼の淑女、エルレシア=エインズワースだったのだと。


 初撃を何とか躱した良香のところに二人も遅れて合流し、土のアルターを使って即席の防御壁を築く。


「フフ――――初撃への対応は上出来。凡人にしては十分に合格点ですわ」


 エルレシアは傲岸不遜そのものと言った様子で、パチパチと悠長に三人へと拍手を送る。それだけでなく、彼女はさらにこう続けた。


「わたくしのオリジンは極凍領域コキュートス。神話の世界に語られる冷獄の名を冠した能力ですの。その本質は――あらゆるものを凍てつかせる地獄の冷気でしてよ。?」


 壁に隠れたところで逃げ切ることができない――なんてことは、良香達も先刻承知済みだ。森そのものを凍りつかせるような化け物じみた能力を前にして、そんな風に楽観論を並べられる人間はいないだろう。


 それに対し、彩乃はほぼ即答するように二人に告げた。


「私と才加がメインで行く。良香は先程と同じように周囲の警戒に当たってくれ」

「おい、待てよ」


 これには、良香の方も黙っていなかった。


 確かに良香は経験不足だ。この中では一番実戦では使い物にならないかもしれない。だが、だからといって彼女はただの足手まといではない。先の戦闘では小石を投げただけで護衛騎兵ガードロイドを破壊せしめたという功績もある。何より――これから戦う敵は、二対二で勝てるような相手ではない。三対二でも厳しい戦いになるはずだ。


「何でオレだけ下がるんだ? さっきの戦い見てたろ。オレだって戦える」

「まだ敵の能力が把握しきれていない。ブーストが強いからといって接近は禁物だ」

「さっきやったみたいに投石することだってできるだろ!」

「あの投石は威力が高すぎる。演習と言ったって別に殺し合いをする訳じゃないんだ。他の生徒だって攻撃力を弱めるのが基本だが、良香にはまだそんな手加減が出来るとは思えない。良いから前線は私に任せて、」

「そんなの試してみなくちゃ分からねーだろ! それにこれは後のない実戦じゃねー、いくらでも挽回が利く『演習』なんだ。こんなところで足踏みしてちゃ、いつまで経っても前になんか進めねーだろうが!」

「…………、」


 良香の叫びに、彩乃は思わず押し黙った。そうして出来た言葉の空白に滑り込むように、才加が口を開く。


「はいはい、落ち着いて二人とも。それと悪いんだけどね」


 彼女の頬には、たらーりと冷や汗が流れていた。


「どうやら、言い争っている場合じゃなさそうよ…………!」


 彼女がそう言った次の瞬間。


 ズズ……と、壁のすぐ横を、『漆黒の大剣』が突き抜けた。


「な……」


 そして、その大剣は――――音もなく三人に殺到した。


「くっ!」

「うおォォおおおおおおッ!?」

「ひっ――『万象を構成する四の元素の一風よ空翔ける為の我が翼となれ』!!」


 幸い、攻撃自体は見えていた。彩乃と才加は風のアルターを使って、良香はその類稀なブーストによる跳躍で『漆黒の大剣』を回避し、ようやく到達した丘を離れて森の中へと飛び込んだ。一瞬遅れて、土のアルターによる防御壁を音もなく斬り裂いた『漆黒の大剣』はやはり音もなく消え失せてしまう。後にはひゅう、という小さなそよ風が残るばかりだ。


『漆黒の大剣』を消した志希を窘めるように、横に立つエルレシアは言う。


「無粋ですわよ志希。強者はこういうとき、相手の足並みが揃うのを待つものです」

「はい、お嬢様」


 あれほどの攻撃を繰り出させておきながら、ただのそれだけ。つまり、彼女達にとって今の攻撃は絶対に当てなくてはいけない渾身の一撃なんてものではない、ただのジャブのようなものだったということ。


 それほど、彼女達の『平均』は果てしなく上に突き抜けてしまっている。


「……分かった」


 そんな彼女達の様子を伺っていた彩乃は、不意にそう言った。


「此処で拘泥していても仕方がない。良香を組み込んだ作戦でやる」

「OK。……っつっても、森の中に隠れたところであの得体のしれない冷気をブチ込まれたらそれで詰みなんじゃない?」

「まあそうなのだが…………もしそれが出来るなら、エルレシア嬢のチームはこんな風に真っ向勝負をしたりせず、上空から冷気を浴びせて全チームを程よく氷漬けにしていたはずだ」


 確かにその通りだと、良香と才加は思った。あれほどの威力をぽんぽん出せるのであれば、そういった運用をするに決まっている。


「だが、そうはしていない。それはなぜか……さっきも言ったろう。演習で相手を殺しかねない攻撃を使う場合、意図的に威力を弱めるのが基本だ。可憐崎さんのオリジンにしたっておそらく死なない程度に加減されている」


 彩乃は才加に物陰から敵の様子を伺わせつつ、


「おそらく、エルレシア嬢のオリジンは大規模の冷気ともなるとそれだけ強力になる……つまり、威力と範囲が比例してしまって、個別に調節できないタイプの能力なんだ。だからおいそれと生徒に最大範囲の状態で発動できないんだろう」

「でも、本当はそれなりに消耗が大きい能力で、だから出し惜しみして体力を温存してるって可能性もあるんじゃねーか?」

「それもあるかもしれないが…………理由としては小さいんじゃないか。もしそうなら、話に聞くエルレシア嬢が護衛騎兵ガードロイドごときを凍りつかせる為だけに広範囲に能力を使ったりしないだろう。確かにオリジンは一般的に燃費が悪い…………が、そんなものは私を初めとして例外はいくらでもある」


 と言い切ったその直後。


 良香と彩乃は全く同じタイミングで才加の両腕を抱え、そして全く同じタイミングで跳躍した。その高さを、『漆黒の大剣』が音もなく一閃した。


 と、思うが早いか。


 ドミノ倒しの音を数千倍まで巨大化したような轟音が辺りを支配した。――――そして轟音が収まった時、そこには無数の『切り株』と『丸太』が並んでいるだけだった。


 つまり、今の一撃で森の一角が丸ごと伐採された、ということだった。


「…………どうやって今の気付いたのよ? 何か音とかした?」

「感知していたら、可憐崎さんの巫素マナが急に揺らいだので何か仕掛けて来るなと思ったんだ」

「音は聞こえたぜ。ひゅうっていうそよ風の音がな。さっき志希が剣を振るった後も聞こえたから咄嗟に身体が動いた」

「……………………なにそれこわい」


 冷や汗を流しながら言う才加だったが、どうにも二人は特別なことをしている自覚がないらしい。


「――――これで大分見通しが良くなりました。……足並みが揃うのを待つのは強者の務めというものですが、作戦を練らせることまではその限りではない――でしょう? お嬢様」

「――ええ、まったくですわ」


 そこで、三人は初めて志希の振るう『漆黒の大剣』をまじまじと見た。彼女の持つ『漆黒の大剣』は――正確には、持ってもいないし剣でもなかった。


 彼女の手の先数十センチほどから伸びているし、その形は一定ではない。よく見れば厚みや質感と呼べるものもなく、アレでは単に『闇』と表現しても良いくらいだった。


「――――私のオリジンは、快刀乱麻キルブラック


 主人に倣ったのか、志希は『漆黒の大剣』を引っ込めるとそう宣言した。


「能力までは、お嬢様と違いお教えできませんが」

「さて、従者が良い所を見せたのですから、わたくしもそろそろ動くとしましょうか」


 その言葉が終わるか終わらないかのタイミングで、エルレシアが手を翳す。冷気攻撃が来ると察した三人は、とにかくその場に留まらないようにということだけを考えて回避を行っていく。


「うおォお……! クソったれ、いちいち言動が絵になるヤツらだぜ癪に障る……! 少年漫画の読み過ぎなんじゃねーか!?」

「生憎ですがわたくし、漫画は少女漫画しか読んだことはありませんの!!」


 極凍領域コキュートスに紛れさせた風のアルターが寸でのところで良香の横に着弾し、余波で良香を吹っ飛ばす。


「…………エルレシア様……」

「分かっています。については問題ありません」


 何発目かの冷気を回避した後だっただろうか。


 相手が手を休めたその少しの間に、彩乃は二人を集めた。


「何だ?」

「何か思いついた?」

「このままでは埒が明かない……。遠距離戦を強いられたままではじり貧だ。此処は私が行く」

「お前また……」


 独断専行とも取れる台詞に良香は思わず反駁しかけたが、今度は彩乃がそれを目で制した。


「私ならどんな攻撃をもらったとしてもロードしてやり直すことができる。だが、ロードしている最中は何もできない。その代わり、二人は私が攻撃を受けている間に奇襲を仕掛けてくれ。そうすればどちらか一人は確実に攻撃を直撃させられるはずだ」


 つまり、囮を前提とした強襲作戦だ。そこには当然、良香の白兵戦における戦力への期待も含まれている。


 それを読み取った良香は、言いかけた反論を呑み込んで深く頷いた。


「よし……行くぞ!」


 そう言って、彩乃は矢のような突貫を開始した。それに続くように二人も突撃する――が。


 突貫を開始したまさにその後、地面を突き破るようにしてアルターによる土が伸び――


 ――――彩乃の姿を呑み込んだ。


 まるで、あの日のアメーバのように。

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