第4話 意味
最初は四本足で歩くの、
膝頭をこすりながら。
次は二本足で歩くの、
何かを支えにしながら。
一人で立って歩いたら
手を握るの
左手はお母さん
右手はお父さん
お兄ちゃんがかけていって
振り返って笑うの
小さな小さな世界に桜が舞う。
するとね、一人、二人、三人、、、
少しずつ一緒に歩く足踏みが広がるの。
振り返れば友人が笑ってて
前を見れば仲間がいるんだって
笑ってる自分の顔が好きになる。
いつか
大切な人を大切だといえる人間に
世界は虹色、空は快晴
心地の良い風を受けて笑うの
そして、一人、二人、三人、
進むから増えてまたいなくなる
人はなんで生まれたの?
傷つけたことを後悔し
幸せだと思う時間を共有し
失敗も幸福もすべてつなげれば
美しい物語を持つ生き物だと知る
そう、人は寿命の中で
美しい物語を紡ぎ
いつか、いつか、空に輝く
一番星になるために生きている
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