第18話 もうやめだ
一人一人色があって。
その色は十人十色で。
変化することはなく。
重なることもなく。
あなたの色はあなただけのもの。
そこにちょっとしたルールが加わって
人の社会は成り立っているんじゃないかな
どうして、同じを求めるの?
どうして、普通を押し付けてくるの。
常識という波の中に生まれて
僕らは線路の上すら歩くことはできない
何かに乗って連れていかれるの
どこかへどこかへ
僕はどこだ 僕は誰だ
僕は何だ 僕はいい子か
僕は普通か 僕は異常か
そんなことどうでもいいよ
喉に手を置いて
少し強く締め付けてみて
苦しいと思えた
生きてるって窮屈なんだって
もう嫌になったんだ
両耳をふさいで叫んだ
聞こえない声を出して
どこかへ怒る僕
人の顔色眺めて
一喜一憂に左右される
疲れるからもうやめてよ
なんてまっすぐ呟けば
私は「異常」と判断される
要らないものを捨てなさい
そういわれるのであれば
「自分の心」
必要なものを拾いなさい
そういわれるのであれば
「他人の心」
綺麗好きにもほどがある
もうやめだ
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