第13話 例えば
自分勝手な思いを綴り
思い通りにいかない日々を嘆き
人のせいにすることを
当たり前にすることを
生業とする
例えば誰かが僕の前で
涙を流しているとしたら
その涙をぬぐうことで満足する
自己肯定をしないと弱い自分
近い未来 分からない未来を不安視して
人を変えようとするのならば
目をつむり正座でもして息をしてみるよ
世界は案外寄り添ってくれてるもんだ
君は誰だ 僕は誰だ
いやだなぁと笑う君のことを
大丈夫と何度も繰り返す
見えてないのに見えるふりをして
生きる
例えば誰かが僕の前で
明日を嘆いているのならば
あの頃を思い出すだけで満たされる
自己満足で生きる弱い自分
もしも もしも歩きながら
明日が 今日すら見えないから
何度も繰り返し振り返っては
良いのかと問い続けなければ
壊れてしまう
「例えば」そう言って生きることで
本物を見失う僕がいる
例えば世界が終わるのならば
それでもいいかもしれないけれど
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます