第8話 安息地
心の片隅に住み着く心
それは恋心かもしれない
眠れないときはありますか
食欲はありますか
目をつむると思い出す
くしゃりと皺が寄る目元
君の笑顔が頭を占める
冬が来なければいいのに
寒さも忘れて歩いていけるのに
それではだめですか
朝が来ない夜があればいいのに
綺麗な星空を眺めれば
今日は天気がいいなんて
ありきたりなことを言っちゃって
少しの沈黙が居心地がいい
そんな時間を過ごしたい
メールの文字を眺めては
イライラする自分がいてさ
君のそばにいられないこと
心の中を締め付ける
夏が来なければいいのに
その笑顔誰のものにもしたくない
そんなこと言っちゃダメですか
朝が来る夜を歩ければいいのに
澄んだ空気を吸い込めば
今だから話せることなんて
やっぱりいつも話していることばかり
隣にいてくれるそれだけでいい
そんな時間を忘れない
ありがとうのことばをおかえし
君のことを忘れたりはしない
背中合わせ寄り掛かってみたら
なんだか安心してばかり
でも、唯一そこが安息地
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