過ぎる、ということ
@chikogiku-chikage
第1話
午後0時まであと3時間。
この3時間が僕にとって異常に恐ろしい。
あと3時間で今日が終わる。
明日が来る。歳をとる。大人になる。
….死に近づく。
夜が更けて、朝が来る。
この流れる時が僕は怖い。
あ…まただ。なにが可哀想なんだ。
涙が出る。そんなに自分が可愛いか。
自分なんか大っ嫌いなのに…
まぁ、死んでもいないから可愛いのかも。
別に愛着もないし、いなくなったからって
誰が泣いてくれんだよ。
夜が更けていく。
冷たい風が吹いていく。
過ぎる、ということ @chikogiku-chikage
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます