第12話「狙われたのはどっち?(後編:発覚編)」
警視庁内、タバコの煙で充満する暗い煙の中で上層部の男達は円卓の机の上に次々表示されるデータを見ている
「
一人の男が周りに見せたのは、この日本国で禁止されている違法薬物の都内での増加と流通ルート、買っている者などのデータで有り中には有名歌手や野球選手・報道記者・企業経営者などが含まれている。
だが、この報告書は此等の違法薬物は西は大陸、南は東南アジア経由で米国から持ち込まれ都内に流通しているが2年前から急に流通している量が明らかに爆発的に増えたのだと最後に疑問と指摘を投げかけている。
警視庁・警察庁・厚生省とて此等の違法薬物を手放しにしている所か寧ろ積極的に此等を摘発し此等違法薬物を回収しているが回収した量が2年前の2倍にも成って居るが其れでも大量の違法薬物が流通している。
そして、
「フム、面白いが何処かの
「狙われたと思わえる、
「何者かが改変したという事か?」
「イエイエ、彼らは
「もう暫く、
「ええ、
彼等は事件の話から逸れた話を始めたが、彼等の優秀な頭脳は
***
さて、場所は変わり青い空に新鮮な空気の校内、
そんな、大中小赤から青といった花々が彼等を迎えるたが3人の少年少女達はそんな物は興味なさそうに周りを見渡す事無く目的の場所へ足を進めている立ち止まった場所は[
「会長!此処は私にお任せ下さい」
近くのデータ装置に鍵型メンタル・ギアを向け
何故なら、彼のメンタル・ギアは
「電気使用容量が一番、高い場所をピックアップ、可能なら映像も頼む。後は、部の会計についても洗ってくれ」
「了解…データを確認」
まず、ディスプレイに地下の植物保管庫が最も電気使用容量が多いと表示され植物保管庫からの防犯映像には整然と並んだ一種類の植物が生えているのが見えた。
「ン?、此れは何の植物だろう、副会長分かるかい?」
「
そんな、二人の会話を背に
「えらい、スミマセンがちとトイレに行ってきます、会計資料は展開していきますね」
取り繕った笑顔で言いながら席を立つと彼はトイレに向かって行き個室に入り
「此方、[マネー]緊急事態だ。学内に大量の大麻畑を発見!Mと[ダブルエッジ]が発見、此れを彼等に知られたら怒り
抜いた映像を流しながら報告すると[OK]と表示され、
***
此処は[3-C]教室、入口には体育着を来た女性教師がヘタっと腰を落としている、この不幸な女性教師は時間に成っても演習場に現れない3年生を叱咤する為にこの教室に足を運び。其処で発見したのは、教室の中で4人の男女が折り重なる様に倒れ何れも白目を向き口から泡を吹き躰がビクンビクンと痙攣している姿だ。
「な、なんて事なの、早く
カタカタと震える左手の
同時刻此処は警視庁地下の公安部対策室、暗闇の中で
「急ぎ部隊を出させる様に依頼しろ!今回は、
「良いのですか上に報告しなくても?」
「上に?ああ、そうだな
男女は送られて来た
「[マネー]は良くやったな今度のボーナスは増額は決定だな、其れに比べて[ライター]は…」
「問題無い
参謀らしき男の意見に指揮官と思わる女性が答える様に手元のディスプレイを操作し映るのは全身を機械で抑えられ頭に機械を付けられビクビク動く銀髪少女の姿が有った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます