memory

私の記憶は一日しかもたない


まるで雨の日

木の葉についた水滴が重みで

地面に落ちるように私の記憶は儚く

零れ落ちていく


昨日のこと

自分のこと

家族のこと

恋人のこと


忘れたくないのに忘れたことすら思い出せない

何もできない自分がいる



だから私は自分を記録することにした


何度忘れても

何度でも思い出せように


自分の人生を

自慢できるように

胸を張れるように


悔いの残らない人生を過ごすために

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