第3話 おじさんなんかちょうだい
「ここはキャンプ場です。では、ごゆっくり。」
スーツを着た男の人はどこか入ってしまいました。
「ばすばいばーい」
メロンはいいました。
「ちょっと待って!ここから帰れないよ。何もないよ。サバイバルだよ。」
「さばいばるっておおきなカンのおふろはいるやつ?」
「生の魚食べるの?」
「猪ぶっ倒すやつ?」
「うん。でも、ドラム缶ないし、釣竿ないしやりもないよ。」
「君達どうしたの?」
三十歳ぐらいのおじさんが立っていました。
「おじさんなんかちょうだい。」
「コラ!メロン。知らない人に、そんなこと言わないの!」
「色々あげるよ。」
「いいの?」
レモンが聞きます。
「いいよ。」
おじさんが答えます。
「テントないよ。おじさんテントちょうだい」
「さすがにテントは無理だなあ。だけど、このブルーシートでテントを立てれるよ。」
そしておじさんに立て方を教えてもらいました。
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