東京ディフェンスライン
ヤカタリョウ
プロローグ
ある日、日本から東京が消えた。
消えたと言ってもたとえばひどい災害があって都市が壊滅しただとか、名前が変わって地図上から表記が無くなっただとか、そんなことではない。
無くなったのはあくまで「都民が生活をし、日本の首都として機能していた東京」だ。
実際「東京」という名前の地はあるし、建物なんかもある。
だから「消えた」なんて表現を使うのがみんなかと聞かれれば僕は縦に頷くことは出来ないし、下手をしたらその表現は自分しか使っていないのかもしれないとさえ思う時がある。ゆえに、「東京」は消えていないという人がいたからといってその人の発言や考えにとやかく言うつもりは無い。
それでも、少なくとも、今まで通りの「東京」はどこにも無い。それは確信を持って言える。
それならば今、そこにあるのは、「東京」だった場所にあるのは、
人類を守るための「防衛線」だ。
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