04 熱戦
灰原選手の陣営が花道を引き返すと、入場口の裏手には次の出番であるフィスト・ジムの陣営が控えている。
そちらと会釈を交わしてから控え室を目指す道中で、サブトレーナーは灰原選手の頭を小突いた。
「勝つには勝ったけど、最後のおふざけは何なんだよ? 試合中に余裕をかましてると、そのうち痛い目を見るぞ?」
「ふざけてないよ! 相手はもうへろへろだったから、ハイで仕留めようとしただけじゃん!」
「それ以外の攻撃だったら、何でも当たってただろうよ。そんでもって、あんなハエの止まりそうなバックブローで、何ができると思ったんだ?」
「びびって足を止めるかなーって思ったんだよ! 実戦で使わないと、技は磨けないでしょー?」
「口の減らねえやつだなぁ。猪狩さんも、なんとか言ってやってくれよ」
「押忍。確かに最後は、ちょっと危ない感じでしたね。相手の最後の右フックは、見えてたんすか?」
「いちおーね! かなりぎりぎりまで見えなかったけど、うり坊とかに比べたらめっちゃスローだったもん! あれなら、余裕でかわせるよー!」
「二度目のダウンを取るまでは、完璧でしたよね。やりにくさはなかったですか?」
「うん! サキやイネ公に比べたら、隙だらけだったもん!」
やはりプレスマン道場における出稽古も、灰原選手の確かな血肉になっているようである。
それを嬉しく思いながら、瓜子はサブセコンドとして飴と鞭を与えることにした。
「最後のハイとバックブローも、間合いの取り方やタイミングは完璧でしたよ。ただ残念ながら、身体が理想に追いつかなかったっすね。もうちょい切れ味を出せるように、頑張りましょう」
「もー! ほめるのとけなすのをいっぺんにしないでよー! リアクションに困っちゃうじゃん!」
などと言いながら、灰原選手はまた笑顔で瓜子の肩を抱いてくる。そのタイミングで、控え室に到着した。
「灰原さん、KO勝利おめでとうございます!」
武中選手の号令で、あちこちから拍手が打ち鳴らされる。
多賀崎選手やオリビア選手もウォームアップの手を止めて、満面の笑みだ。そして、ふにゃんと笑った時任選手がハイタッチを求めてきた。
「灰原さんは、いつも豪快だねぇ。それを真似するのは難しいけど、あたしも頑張ってくるよぉ」
「うん! マリアは強敵だけど、頑張ってねー!」
時任選手の陣営は控え室を出ていき、残る面々でお祝いが続けられる。ユーリやジョンや愛音も、それぞれの気性に見合った面持ちで手を打ち鳴らしていた。
「サイゴのアッパーも、いいタイミングだったねー。やっぱりヒサコのアてカンはスゴいとオモうよー」
プレスマン道場の陣営を代表してジョンがそのように告げると、四ッ谷ライオットのサブトレーナーがまた灰原選手の頭を小突いた。
「増長するから、そのていどにしてくださいな。やっぱこいつは、中身のほうも磨かないといけませんね」
「でも、オモいキりのヨさはヒサコのモちアジだからねー。それに、ナカミをミガくより、ワザをミガいたほうがハヤいんじゃないかなー」
「なんだよ、ジョン先生までー! KOで勝ったんだから、もっとほめてよー!」
そんな風にわめきながら、灰原選手も嬉しそうな笑顔だ。サブトレーナーもジョンも灰原選手の気性をわきまえた上で、茶化しているのである。多少の反省点はあれども、見事な勝利であったことに変わりはなかったのだった。
「マコっちゃんとオリビアも、頑張ってねー! そうしたら、楽しい祝勝会が待ってるからさ!」
「ああ。結果はどうあれ、死に物狂いで挑んでくるよ」
「ワタシもですー。試合の開始が待ち遠しいですねー」
ということで、そちらの両名もウォームアップを再開することになった。
瓜子はこっそりユーリに笑顔を送りつつ、灰原選手のクールダウンである。しかし灰原選手ははノーダメージであったため、さしたる苦労はなかった。
「おっと! 次は、コッシーだったっけ! きちんと見届けてあげないとねー!」
モニターでは、すでに第七試合が開始されていた。《フィスト》の強豪と小柴選手の一戦である。
この選手はフィスト・ジム系列のジムの所属で、グラップラー寄りのオールラウンダーなのだと聞いている。寝技と組み技に長けており、打撃技にも大きな穴はないのだという話であった。
いっぽう小柴選手は純然たるストライカーであるが、プレスマン道場と天覇ZEROでまんべんなく鍛えられている。その期間も間もなく三年に達しようとしているのだから、組み技も寝技もそれなりのレベルに達しているはずであった。
(最近は打撃戦でペースをつかんで、最後にテイクダウンからのパウンドってのが勝ちパターンだもんな。まずはスタンドでどれだけ優位に立てるかだ)
小柴選手は、明確なKOパワーというものを持ってはいない。もちろん武魂会の選手として素晴らしい技術を持っているため、上手く当たればKOを狙うことはできなくもないが、瓜子や灰原選手ほどの破壊力は持ち合わせていないのだ。逆説的に、それでテイクダウンからのパウンドという勝ちパターンが確立されたのかもしれなかった。
白と青を基調にしたスポーティーな魔法少女ウェアである小柴選手は、本日も堅実な打撃技で試合を進めている。
ただし、堅実すぎるほどではない。以前の彼女はあまりに素直すぎるファイトスタイルであったが、この近年で相手のウイークポイントを攻めたてるえげつなさも体得しているのだ。故障を抱えたサキの左膝を執拗に狙う姿は、今でも瓜子の記憶にまざまざと刻みつけられていた。
(相手の嫌がることを考えたほうがいいってアドバイスしたのは、あたしなんだもんな)
そんなアドバイスを送った最初の合宿稽古から、間もなく三年が過ぎようとしているのだ。今では小柴選手も、アトム級の立派なトップファイターであった。
そんな小柴選手であるが――本日は、ローや関節蹴りを出す頻度が高かった。
おそらくは、そこに勝機を見出したのだろう。一ラウンド目が終わりに近づく頃には、相手選手もだいぶん嫌そうな素振りを見せ始めていた。
そうして第二ラウンドに至ると、相手選手のほうが勢いよく前進してくる。どうやら打撃戦は不利と見て、組み技に持ち込もうとしている様子であった。
そこで、小柴選手のポテンシャルが発揮される。まずは左ジャブで迎撃しつつ、それでも接近されたら首相撲に持ち込み、そこでも膝蹴りは相手の腿に打ちつけた。あくまで、足を削ろうという目論見であるのだ。
もともと故障を抱えていたのか、あるいはこの試合の中でダメージを負ったのか、相手選手はどんどん踏み込みが鈍っていく。そうすれば小柴選手の打撃技のスキルが輝き、いっそう優位に試合を運ぶことができた。
そうして有利になっても勝負を焦らないのが、小柴選手の持ち味だ。相手の動きが鈍るといっそうローの割合を増やし、顔や腹にも的確に攻撃を散らしていた。
「上手い戦い方だ。灰原も、見習えよ?」
「うっさいなー! コッシーは、こーゆー性格なの!」
灰原選手が元気に答えたとき、小柴選手のカーフキックが炸裂した。
相手選手はたまらず、背中からマットに倒れ込む。すると小柴選手は迷う素振りも見せず、相手選手の左足を蹴りつけた。
「これこれ! 冷血の青き魔法少女だったっけー? もー、すっかりキャラが定着しちゃったねー!」
相手選手は明らかに小柴選手の攻撃を嫌がって、強引に立ち上がろうとした。
そこで生まれた間隙を見逃さず、小柴選手が右足を振り上げる。相手の顔面を狙った、前蹴りだ。
下顎を真下から撃ち抜かれた相手選手は、再び背中から倒れ込む。そうして小柴選手がその上にのしかかり、何発かのパウンドを叩き込むと、ついにレフェリーが割って入った。
『二ラウンド、三分十四秒! グラウンド・パンチによるレフェリーストップで、まじかる☆あかりん選手のTKO勝利です!』
「やったー!」と、灰原選手が瓜子に抱きついてくる。
小柴選手らしい、堅実で、なおかつ容赦のない勝ちっぷりだ。瓜子も心から満足して拍手を送ることができた。
「アカリは頑張りましたねー。ワタシも頑張ってきますー」
「おー、オリビア、いってらっしゃーい!」
灰原選手とオリビア選手がハイタッチを交わすかたわらで、瓜子もこっそりユーリと拳をタッチさせた。
オリビア選手の陣営が出陣し、小柴選手に敗北した陣営が戻ってくる。そしてモニターでは第八試合、マリア選手と時任選手の一戦であった。
ファイトスタイルは正反対と言ってもいい両者であるが、試合前でも和やかな表情であることは共通している。そして、ストロー級から階級を上げた時任選手も、もはやマリア選手に負けないぐらいの体格になっていた。
やがて試合が開始されると、マリア選手は元気いっぱいのステップワークを見せる。三週間前の疲労を感じさせない、いつも通りの躍動感だ。
守りに長けている時任選手は慌てず騒がず、無理に追いかけようともしない。マリア選手が大きな踏み込みから見せる左ローや左ミドルも、おおよそはバックステップで回避していた。
そうしてマリア選手が組み技のアクションを見せると、的確な左ジャブで撃退する。実にスムーズな挙動であるが、マリア選手の攻撃をこうまで巧みに受け流せるというのは、そんな簡単な話ではないはずであった。
そして、マリア選手がいくぶん攻めあぐねた様子で距離を取ろうとしたとき、時任選手がふわりと踏み込んで右ローを繰り出した。
タイミングがよかったのか、マリア選手はその右ローをまともにくらってしまう、そしてそれは、ふくらはぎの下部を狙ったカーフキックであった。
「へー! トキトンでもカーフキックなんて使うんだねー!」
灰原選手と同様に、瓜子も少しだけ驚かされた。カーフキックは自分の足を痛める危険もあるため、きわめてディフェンシブなタイプである時任選手には不似合いであるように思ったのだ。
しかし、既存のスタイルばかりを重んじていたら、成長など見込めないのだろう。すでにベテランのキャリアで長期欠場の経験までくぐり抜けた時任選手は、相応の覚悟でもってフライ級に乗り込んだはずであった。
カーフキックの一発ではマリア選手のステップワークに乱れが生じることもなかったが、しかしいくぶん出足が鈍ったように感じられる。アウトファイターであるマリア選手にとって、足というのはひときわ大事であるのだ。
すると――両者の間合いが、じわじわと詰まり始めた。
時任選手がギアを上げたわけではなく、マリア選手の攻め手がゆるんだために追いかけやすくなったのだ。ゆったりと前進する時任選手から、マリア選手が懸命に逃げているような構図になってしまった。
(時任選手は、こうやってペースをつかむのが得意なんだよな。さすがは黄金世代のベテラン選手だ)
しかしマリア選手も、この近年でますます地力をつけてきている、以前はペースをつかめないとずるずる負けてしまうことも多かったが、長期欠場から復帰した後は目覚ましい活躍を見せていたのだ。
そうして思うように距離を取れなくなったマリア選手は、自らインファイトを仕掛けた。
時任選手は乱打戦をさばくのも巧みで、そこからテイクダウンに持ち込む技術に定評がある。そんな時任選手に対して恐れることなく、マリア選手は左右のフックを叩きつけた。
マリア選手はキックを得意としており、インファイトはそれほど得意にしていない。しかし昔日には多賀崎選手と熾烈なインファイトを何度も見せていた。その上で、判定勝利をもぎ取ったのだ。
まああれは、多賀崎選手が試合中に肩を痛めたという理由もあったのであろうが、もとよりマリア選手は全身にバネのような筋肉を備え持っているのだ。これまではキックにステップワークと下半身の強化に努めていたようだが、上半身にだって同じだけのポテンシャルがひそんでいるはずであった。
それを証明するかのように、マリア選手は果敢にパンチを撃ち込んでいく。
さすが時任選手はダメージをもらうことなく的確にガードしていたが、自分も有効な攻撃を返すことはできていなかった。
両名ともに組み技を得意にしているので、いつそちらに展開するかという緊張感をはらみながらインファイトが継続されていく。
しかしどちらも組み技に移行することなく、そのまま一ラウンド目は終了してしまった。
客席は、ものすごい歓声だ。瓜子の隣に陣取った灰原選手も、きらきらと瞳を輝かせていた。
「トキトンって地味な試合が多いけど、今日はマリアのおかげで派手になってるねー! ってことは、マリアのペースなんじゃない?」
「どうでしょう? マリア選手もずいぶんスタミナを使ったみたいだから、ちょっと難しいところっすね」
インターバル中の姿を見る限り、より疲弊しているのはマリア選手のほうである。ケージ内でそれを叱咤激励しているのは大江山軍造で、赤星弥生子はフェンスごしに何かアドバイスを送っていた。
そうして開始された、第二ラウンド――マリア選手が、再びインファイトを仕掛けた。
時任選手の巧みな対応により、それでも試合は次の展開に進まない。手数はマリア選手のほうが多かったが、時任選手は数を絞った左ジャブを的確にヒットさせ始めた。
「うーん! もうひと息で押し込めそうなんだけどなー! やっぱマリアは、パンチのバリエーションが少ないよねー!」
灰原選手は時任選手とも仲良くしているが、より古くからつきあいがあるのはマリア選手のほうだ。それに、性格的にもマリア選手のほうが相性はいいはずであった。
それにやっぱり、苦境の相手を応援したいという心理も働くのだろう。懸命に手を出しながら優勢になれないマリア選手の姿には、一抹の悲壮感が漂っていた。
(でも……一ラウンドの後半から、ずっと同じ調子だ。マリア選手はそんな序盤から、焦るタイプじゃないはずだよな)
それとも実はカーフキックのダメージがあって、ステップを踏むのが難しくなってしまったのか――何か明確な理由がない限り、マリア選手がこうまでインファイトに固執することはないように思われた。
(もしかして、スタミナに不安があるから、短期決着を狙ってるとか? やっぱ三週間で試合ってのは、体力的にきついよな。マリア選手も、けっこう減量をしてるわけだし……)
瓜子の考えがそこまで及んだとき、右フックをクリーンヒットさせた時任選手が後方に下がった。悪くない展開だが、ひと息つこうといった雰囲気だ。
しかしマリア選手は、執拗に追いすがった。
やはり、常とは異なる姿である。時任選手が関節蹴りで間合いを保とうと試みても、マリア選手はそれを弾き返して、ぐっと踏み込んだ。
それでまた、インファイトである。
時任選手は初めて組み技のモーションを見せたが、それをも突き放して、マリア選手は拳を振るった。
(組み合うのが狙いでもないのか。これはいよいよ、普通じゃないぞ)
相変わらず手数はマリア選手がまさっているが、相手の顔や腹にヒットさせる数は時任選手のほうがややまさっている。もしも判定勝負となったら、ジャッジを悩ませそうな展開だ。
しかしこのインファイトが続けられる限り、判定までもつれこむことはないだろう。このままでは、より多く動いているマリア選手のほうが先にスタミナを切らしてしまうはずであった。
何度目かの組みつきを弾かれた時任選手は、その勢いを利用して後退する。
すると――マリア選手が、いきなり左ミドルを繰り出した。
遠ざかりつつあった時任選手は、余裕をもってその攻撃をブロックする。
ただ、その破壊力に上体が揺らいだ。左ミドルは、マリア選手の得意技であるのだ。
マリア選手は意気揚々と、またパンチの乱打を浴びせようとする。
時任選手は頭を守りつつ、さらに遠ざかろうとした。
マリア選手はずかずかと前進し、その両腕に左右のフックを叩きつける。
そして最後に、左のローを付け加えた。
時任選手はチェックで衝撃を受け流そうとしたが、わずかながらにバランスを崩してしまう。
その間隙に、マリア選手が組みついた。
相手の両脇に腕を差し込んだならば、一瞬の間もなく身をのけぞらせる。得意技の、フロントスープレックスだ。
時任選手は側頭部からマットに叩きつけられて、マリア選手はサイドポジションを奪取する。そしてすぐさま、ニーオンザベリーのポジションを取った。
「力ずくで、時任さんのディフェンスをこじあけたね。これは、決まったかな」
ウォームアップに取り組んでいた多賀崎選手が、低いつぶやきをもらす。
その間に、マリア選手はマウントポジションまで移行していた。時任選手はグラウンドでも鉄壁のディフェンス能力を持っているはずだが、マリア選手の織り成す力の奔流に呑み込まれた感があった。
「てっきりマリアは足でも痛めて、アウトスタイルを捨てたのかと思ったけど……きっと正面突破できるって見込んだんだろう。マリアの攻撃力が、時任さんの防御力を上回ったってことだ」
マリア選手は豪快なパウンドをふるったのち、相手の右腕をつかんで腕ひしぎ十字固めに移行した。
これもまた、堅実なポジションキープを得意にするマリア選手らしからぬ猛攻である。あえなく肘関節をのばされた時任選手は、潔くタップすることに相成った。
「わー! 力で押し切っちゃったね! マリアもなんか、ヒトカワ剥けた感じだなー!」
「ああ。マリアもタイトルマッチで負けたばかりだから、期するものがあったのかもね」
そんな言葉が交わされる中、マリア選手は汗だくの姿でレフェリーに右腕を上げられていた。その顔に浮かべられているのは、輝くような笑みである。
「さすがは、マリアだね。それじゃあ、あたしも行ってくるよ」
多賀崎選手がゆったりとした笑顔できびすを返そうとすると、勢いよく立ち上がった灰原選手がその身に抱きつき、逞しい背中をばしばしと叩いた。
「頑張ってねー! マコっちゃんなら、絶対に勝てるから!」
「勝負に絶対はないけど、死に物狂いでベルトをもぎ取ってくるよ」
多賀崎選手がグローブに包まれた拳で優しく頭を小突くと、灰原選手は比較的すみやかに身を引いた。
灰原選手の顔に浮かべられているのは、一点の曇りもない笑みだ。多賀崎選手はもういっぺん灰原選手の頭を小突いてから、セコンド陣とともに控え室を出ていった。
本日の興行も、残りは二試合である。
瓜子は心して、それを見届ける所存であった。
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