千十九話 上笠連長の皆と会合
サシィは皆を厳しい視線で見据えて、
「皆、待たせた。客人を連れている」
「「「ハッ、親方様――」」」
不満を分かりやすく表に出していた左右の重臣たちも素直に頭を下げていた。
この方々はサシィを親方様と呼ぶようだ。
サシィは俺に、
「シュウヤ殿は私の隣に座っていただく。そして、配下の方は重臣たちと同じ場所に座ってもらうことになるが、いいだろうか」
「了解、慣例に従うつもりだが、サシィたちには無礼があるかもだ。予め謝っておく」
「はは、気にするな。今日来たばかり。知らないのは当然だ。それにどちらにとっても急を要する同盟会議なのだからな」
サシィの優しい表情の語りに安心感を覚える。
頷いた。
黒い瞳に少し長い睫毛か。
武将として強さを感じるが、姫としての清楚さもあるから魅了される。
が、サシィから皆に向け、
「……分かった。皆もいいな? ヘルメもだ」
「閣下……はい、同盟を成就させましょう!」
「分かっているとも、魔君主としての器、度量の大きさを器だけに見ようか」
「はい、え? ふふ」
「そうですね、ふふ、沙ったら」
<神剣・三叉法具サラテン>の沙・羅・貂は鞘に納まっている神剣や神刀を手元から消した。衣装も厚手の衣で礼服のような新衣装にチェンジしている。
「「「「はい」」」」
アクセルマギナ、リューリュ、パパス、ツィクハルが元気良く返事をした。
「おう」
「はい、陛下の判断に従います」
アドゥムブラリとバーソロンも返事を寄越す。
「にゃ~」
「ウォォン! 当然だ!」
「「「ウォォン!」」」
相棒とケーゼンベルスと黒い狼たちも了承してくれた。
「が、ここは狭い廊下だ。サシィの魔族たちは、狭いところに住むのが好きなのか?」
「気にするな、そういう造りなんだ」
「「承知!!」」
ゼメタスとアドモスは変わらず。
光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスの背と脇から迸る魔力の影響で、星屑のマントは飛翔するように靡いていた。
更に、二人から噴出されている赤と黒の魔力が廊下の表面をドライアイスの煙のように漂っている。
赤と黒の魔力の粉塵も混じっているような魔力の中には、ルシヴァルの紋章樹の絵柄が神秘的に点滅を繰り返しながら時折現れる。
ルシヴァルの紋章樹は陽の輝きと陰の暗さを表現しているんだろう。
近侍や扈従はゼメタスとアドモスをどう思うか。
俺たちよりも格上の魔神や諸侯に見えるかもしれない。
そう考えてから、蒼い目のヘルメと視線を再度合わせた。
ヘルメは左目に指を当てて『閣下の左目に入りますか?』と気持ちを伝えてきた。笑顔で『大丈夫だ』と気持ちを伝える。
ヘルメは『ハッ』と気合いを入れるように片手を巨乳に押し当てながらお辞儀するように頷いてくれた。
さて、一介の浪人ではないが、槍使いとしてサシィの客人の立場を貫こうか。
その気持ちを込めた視線をヘルメに送ると、微笑んでくれた。
ヘルメも分かってくれている。
ゼメタスとアドモス、アドゥムブラリとツアンにアクセルマギナと視線を合わせると各自了承するように頷いた。
勿論、相棒とケーゼンベルスと三匹の黒い狼たちにも視線を送る。
皆エジプト座りで待機している。
空気を読んで大人しくしてくれていた。
すると、
やや遅れて、コテツ、ヨモギ、ケンの三匹も尻尾を振り出す。
餌を待つペットたちに見えてしまう。
サシィもその様子を見て微笑んでいたが、視線を強めて、徐に評定の間へ視線を向けた。
重臣たちを見据える。
そのまま胸を張るように評定の間を歩いた。
俺もヘルメたちと頷き合ってから――評定の間に足を踏み入れた。
畳の間にいる重臣たちの格好は……。
具足帷子と上具足。
腹に馬の泥よけのような馬具の
老人の重臣は一人だけだが、見事な
頭を下げっぱなしだから、当然、後頭部が見えている。
そんな重臣たちではなく美しいサシィを凝視。
サシィは上座に細い片足をのせると、もう片方の足も乗せてスタスタと中央に向かった。
中央の上座で丁寧な立ち居振る舞いのまま腰を下ろし正座で座る。
背筋が伸びていて美しい正座だ。
そんなサシィだったが……俺に『座る位置はわたしの隣!』と、そう強く念を押すような仕種を取り、表情も可愛く眉を中央に寄せていた。
少し幼げな様子で可愛いから、笑顔となった。
が、重臣たちがいる評定の間だ……少し緊張しながら歩く。
源左サシィたちは……。
俺の知る地球日本の戦国時代を生きた者たちの末裔だと思うが……。
集団転移してきたのか?
源平時代、十一世紀~十二世紀辺りの武士たちの子孫?
だとしたら蒙古襲来、元寇を生き抜いた武士?
安土桃山時代もありえるか。
それとも平行世界の地球日本の武士たちだろうか。
地軸の傾きが異なっている平行世界の地球日本かもしれない。
ま、俺の知る地球とは異なる選択肢を選び続けたパラレルワールドの地球だったとしても、昔の日本人の末裔なのは確定だ。
そして、魔界セブドラで数百年、数千年と時が経てば、もう魔族と変わらないか。
そう考えながらサシィの近くに座った――。
サシィは頭部を傾げながら、俺たちの様子を見て満足そうに頷いてから、キリッとした表情となった。姫武将としての顔で美人さんのサシィは評定の間を見た。
そして、アドゥムブラリとツアンたちが重臣たちと同じ下座に座るのを見定めてから、
「皆、面を上げ、楽にせよ――」
「「「ハッ」」」
一斉に重臣たちが面を上げる。
重臣たちは、俺とサシィを見比べるように視線を動かした。
サシィは構わず重臣たちを睨み、
「……改めて紹介しよう。隣にいるのがシュウヤ殿だ」
「「「「――ハッ」」」」
源左の重臣たちは頭を下げてくる。俺も頭を下げた。
その重臣たちは頭を上げると、俺たちを凝視し、少しざわついた。
「「「「……」」」」
重臣たちの態度は明らかに不満そうだ。
サシィは冷然とした表情を浮かべながら体から魔力を放出させる。
蛍の幻影魔力がサシィの周囲を漂うと、具足帷子と上具足が微かに揺らぐ。
迫力を見せるサシィは、
「私の下知に不満があるようだが……」
重臣たちは眉を中央に寄せつつ、サシィから俺たちに視線を向け、
「不満だ。得体の知れない連中を、この源左砦に招き入れ、奥座敷の評定の間に通すとは、信じられない」
「……わしも不満じゃ。急な評定といい、マーマインとレン・サキナガとの争いの最中だというのに、こんな獣を……重要な評定の間に入れ上座に座らせるとは……我らを愚弄するにもほどがある」
強面の老人の重臣がそう発言。
魔皇獣咆ケーゼンベルスたちを睨んでいた。
もう一人の重臣も、
「ただの交渉と聞いていたが――」
「「「――ガルルゥ」」」
コテツ、ヨモギ、ケンの黒い狼たちが不満そうに鳴き声を発した。
一方魔皇獣咆ケーゼンベルスと黒豹ロロディーヌは俺の横で黙っていた。
香箱座りで大人しい。
が、黒豹ロロディーヌは香箱座りを少し横に崩した。
片方の前足は胸元に仕舞ったまま体を横ばいにすると、長い尻尾で上座の畳を強く叩いた。
壁の掛け軸の紐が少しずれる。
一瞬、シーンとした空気感を作った。
あんさん、女王様ですか……。
とツッコミを入れたくなるほどの貫禄がある黒女王ことロロディーヌは威厳を示す。
横にいる魔皇獣咆ケーゼンベルスも少し驚くような仕種を見せていた。
重臣の一人が、ロロディーヌを見て、
「……そ、その黒豹は……」
俺はサシィを見た。サシィは頷いて、
「名はロロディーヌ。シュウヤ殿が使役する神獣。愛称はロロと言う。黒猫の姿にも変身が可能なのだ。魔皇獣咆ケーゼンベルス様と友でもある」
そう発言。
ちょんまげの老臣は、
「ほぉ……わしたちの言葉を理解しているのか?」
鋭い視線をロロディーヌに向ける。
「にゃご」
「「おぉ……」」
「し、神獣……」
「……ふ……血が滾るわい」
他の重臣は驚きの声を発し、ビビる声を発した中年の重臣もいるが……。
老臣だけが鋭い笑みを見せた。
片鎌槍で虎退治を行えるような老臣だから当然か。
蜀漢の名将の黄忠を思わせる。
上笠連長首座の方かな。
更に、
「シュウヤ殿の神獣! 神界セウロスの神々が使役するような魔獣は初めて見ましたぞ! そして、この
バシュウは結構若い。
サシィに対しての忠誠心は高そうだ。
もう一人の重臣は涼し気な表情を浮かべて……。
「……ムサシから、ある程度の状況は聞いています。しかし……影狼族か魔狐族の女性もいるようですが……」
そう発言すると、鋭い眼差しで、俺と下座にいる貂を見てくる。
貂は仙王鼬族だ。
その影狼族か魔狐族の魔族ではない。
では、影狼族か魔狐族は、貂のような複数の尻尾を持つ魔族ってことか。
サシィは咳払いをしてから、
「皆、私がこの場にシュウヤ殿たちを通した。それだけで、シュウヤ殿たちの価値が知れると分からぬか?」
「……」
「分かりませぬ。わしは、今初めてシュウヤ殿たちを見ているのですからな」
発言したくなるが、サシィに任せよう。
ヘルメを見ると、少し怒っていると分かる。
<神剣・三叉法具サラテン>たちも憮然としていた。
じゃじゃ馬だった沙が成長したもんだ。
サシィは、部屋の端っこで頭を下げているムサシをチラッと見た。
ムサシはサシィの視線に気付いていないが、ムサシを責めても仕方ないだろう?
と、俺はサシィに視線を向ける。
サシィは俺の視線に気付いて、少し溜め息を吐く。
先ほどサシィは、
『そうだ、口うるさい爺連中だが、先々代から続く重臣でもある、行こう』
と言っていたが、確かに中々に口うるさい重臣たちだ。
ムサシから話を聞いていることは確実、だから、あからさまな態度はワザとだろう。
同盟者として、俺が信じられるかどうか、試しているのか。
更に俺と同盟を結ぶ判断の下……。
上笠連長としての保身も兼ねて分かりやすく自己紹介を行っている?
優秀ならそうだろうな。
が、優秀だからこそ、俺としては、【マーマイン瞑道】が気になる……。
この中に【マーマイン瞑道】を利用している、マーマインと通じた裏切り者がいるんだろうか。
だとしたら、マーマイン側が追撃の兵を繰り出してこないことにも通じるが……。
考えすぎかな。
サシィは皆を見据えて、
「……シュウヤ殿は、魔界王子テーバロンテを滅した諸侯の一人。バーヴァイ城の角鬼デラバイン族を救った。その城主だったバーソロン殿は皆の近くに座っている女性だ。更に、神獣ロロの隣で皆の話を黙って聞いて下さっている黒い狼が、魔皇獣咆ケーゼンベルス様だ。シュウヤ殿は、そのケーゼンベルス様を使役している」
「「「おぉ」」」
「驚きだが、ムサシの話は本当か……俄には信じられぬが……」
サシィは俺に視線を向け、
「シュウヤ殿、重臣たちがすまぬ」
「はは、気にしないでくれ。中々気骨のある重臣たちだな」
「ふっ、たしかに」
サシィは微笑む。サシィの視線と頭部の動きから話を促されていると理解。
頷いてから、
「皆、サシィの言葉は本当だ。改めて名乗るが、俺の名はシュウヤ。種族は光魔ルシヴァル。その宗主だ。戦闘職業は槍使いが主軸。信頼の証しに、少し血に関する能力を見せよう――」
<黒呪強瞑>と<闘気玄装>を強める。
そして、全身の<血魔力>を活性化させた。
<血道第五・開門>――。
<血霊兵装隊杖>――。
<光魔・血霊衛士>――。
血ノ錫杖を握りつつ立ち上がり、俺の背後に三体の血霊衛士を出現させた。
「「おぉ」」
「珠色の甲冑兵士!?」
「<血魔力>が滴ってるぞ……」
「あぁ……吸血神ルグナド様の眷属では……ないようだな……」
重臣たちは驚いているが、それほどの動揺はない。
最後に喋った重臣は狐目で、魔眼を右目に持つ。
老臣ではない。中年だ。
その目で、俺と血霊衛士以外にも、魔王アドゥムブラリと光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスなども観察していた。
装備は黒色が基調の具足帷子に上具足を着る。
他の重臣たちと同じく甲冑を脱いだ姿はあまり大差ない。
が、紫色の月の紋様が体の前に浮いていた。
日本語で『月牙』の文字も浮いて消える。
レイガとムサシと似た<魔闘術>か<導魔術>を実行したようだ。
アイテムボックスも色々と持つと分かる。
上笠と呼ばれている重臣たちは、皆強者か。
血霊衛士を少し動かした。
珠色の甲冑と長柄の棍から滴り落ちている血は血霊衛士の足下から吸引されているから、畳が汚れることはない。
歩かせた血霊衛士を上座の端に座らせる。
と、同時に血の錫杖と血霊衛士を消して、右手に魔槍杖バルドークを召喚。
柄を短くもちながら――。
右手を斜めに出しつつ、甲の上で柄を回転させていく。
手首を返しながら螻蛄首を掴みつつ、その魔槍杖バルドークを消した。
そのまま、上座から下座に一歩降りて、
「――皆に聞くが、マーマインとレン・サキナガと敵対しているんだろう?」
重臣たちは頷き、
「そうじゃ……」
頷く。そして、
「俺は別段、マーマインに恨みはない。マーマイン側と話が通じるなら、話をしてもいいと考えていた。しかし最初に、この【源左サシィの槍斧ヶ丘】に話し合いに来た。それも軍隊ではなく使役した魔皇獣咆ケーゼンベルスを連れての、少人数での話し合い」
「ふむ。戦いではなく、わしたちと話し合いをしたく、ここにきたと?」
「そうだ。バーソロンとケーゼンベルスから状況を聞いたうえでの判断だが」
「光栄じゃが……」
「どうも。更に、バーソロンはバーヴァイ城を治めるトップだが、俺の部下で、光魔騎士の一人。魔界騎士だ。更に【ケーゼンベルスの魔樹海】の魔樹から自由に極大魔石の採取を狙える立場にいるのが俺だ。先ほどもモンスターを倒し、極大魔石を大量に入手したばかりだ。この魔石採取の件だけでも、【源左サシィの槍斧ヶ丘】の方々には重大事項だと思うが?」
「「……おぉ」」
「……」
「たしかに重大事項じゃ……この【源左サシィの槍斧ヶ丘】の生命線をシュウヤ殿が握ったことになる」
サシィは満足そうに頷いた。すると、常闇の水精霊ヘルメと魔王アドゥムブラリの二人が、浮遊しながら俺の背後に移動してきた。
光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスは動こうとして、沙たちに押さえられていた。
サシィは老臣を見て、
「
「「おぉ」」
「……なんと……和平を……先代の夢でもあった……」
「……」
重臣たちの反応は様々だ。
「その通り……更に、シュウヤ殿は、父、祖父、曾祖父母から続く、私の魔斧槍の源左を褒めてくれた。そして、槍斧ヶ丘と源左砦の文化を褒めてくれたのだ……」
「……」
「ふむ」
「長きに渡るマーマインとの戦いにも希望が見える。裏切り者のレン・サキナガとの戦いにも終止符が打てるだろう……そして、キクナガ、ダイザブロウ、タチバナ、バシュウに聞くが、私たち源左の者たちだけで恐王ノクターと悪神ギュラゼルバンの強大な勢力と戦えるのか?」
「無理だ」
「……」
「籠城……犠牲となる殿を残して、
「あぁ、無理じゃな」
サシィは頷く。
一呼吸後、
「……魔銃と魔鉄と魔石の量を考えれば、善戦は可能。が、それだけだ。援軍のない籠城で民たちを苦しめるだけとなる。最後の手段の
そう説く。
「……理解。たしかに結ぶべきだと思います」
「あぁ、賛成だ」
「しかし……シュウヤ殿は源左砦を……この源左サシィの槍斧ヶ丘の支配が目的か」
老臣のダイザブロウがそう発言。
ダイザブロウは重臣の中でもトップクラスの強さと予想。
その老臣に、
「支配ですか。俺は魔界王子テーバロンテを滅したように力で押さえることはできると思います。が、そんなことはしない。互いに融通無碍で行きましょうや、というスタンスです。源左サシィ側には魔石の提供に、他にも色々と協力ができる。要するに、バーヴァイ城の周辺地域と源左サシィの槍斧ヶ丘とケーゼンベルスの魔樹海とローグバント山脈の一部を理不尽な諸勢力による攻撃から互いに協力して守りましょうってことです」
「おぉ……」
「それは素晴らしい……素晴らしいですが……」
「キクシゲ……シュウヤ殿なら可能じゃろう」
老臣のダイザブロウがそう発言。
「……」
一人の重臣以外は納得したような印象だ。
サシィは、
「タチバナ、黙っていることが多いが、お前も賛成なのだろう?」
サシィに向けて会釈したタチバナは、俺を睨む?
と、視線をずらして、
「……はい」
頷いていた。
サシィは『良し』と頷いて、俺を見て、
「さっそくだが、魔石の提供について話をしよう」
「あぁ、その前に、二人で少し話せるか? あ、ヘルメたちもいるから俺たちとだが」
「ふむ、いいぞ。皆、評定は一旦終了だ。ムサシ、マゴザたちが戻ってきたら、今の会議の内容を伝えろ。シュウヤ殿たちと同盟を結んだと」
「分かりました」
すると、水飛沫を発しながらヘルメが浮かび――。
「皆さん、私たちは神聖ルシヴァル大帝国です! 閣下は、シュウヤ様は魔皇帝なのです! 覚えておくように!」
「わ、分かった」
「「神聖ルシヴァル大帝国……」」
「……」
「……魔皇帝……なるほど……な……融通無碍か……」
老臣がそう呟きながら俺をジッと見ていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます