八百十八話 大魔術師ミユ・アケンザの手記と……
「ヘルメと相棒、管理人たちを追い掛けるな、上に戻るぞ」
「はい~」
「にゃおお」
ミスティたちが通った出入り口に向かいながら周囲を観察。
試作型魔白滅皇高炉がある地下工房は広い。
地下工房の右の奥に坂が覗く。
地上に出られるスロープだろう。
その出入り口の縁の中心には、満月と月の残骸の飾りがあり、縁の上部には超巨大なシャッターも備わる。横には人用の階段。
その階段をアギト、ナリラ、ナリラ、フリラの数人はミュージカル風に上り下り。
小人の管理人たちの踊る仕種と腕の動きが揃っていて、非常に面白い。
どことなく『不思議の国のアリス』の歩くトランプの姿を想起した。
映画なら『チャーリーとチョコレート工場』に登場するような印象だ。
手前に搬入車両の駐車スペースを兼ねた広大な空きスペースがある。
地下駐車場を兼ねているのか。
フォド・ワン・ユニオンAFVを駐車したら似合いそう。
バイクと似た小型オービタルも合いそうだ。
戦闘機もここなら搬入は可能かな。戦闘型デバイスに魔石を納めて獲得したナ・パーム統合軍惑星同盟の戦車系アイテムをここに納めて、ミスティ、エヴァ、ビーサ、アクセルマギナ、ガードナーマリオルスの力で魔改造を楽しめるかな?
車を改造する『特攻野郎Aチーム』は面白かったなぁ。
スロープは横幅と車高も高い。ダンプカーの搬入も可能かな。
ま、大きな馬車用か。
【一角の誓い】のキャネラスの専用馬車も入りそうだ。
造船所と似た窪みも端のほうにある。
その窪みの近くの壁には、台車と
すると、
「右斜め下の大きな出入り口の一つから延びる坂は中庭へと通じているの」
「そのようだ。中庭も広いからなぁ」
「ンン――」
「あ、ロロ、調べてもいいが、上に戻ってこいよ?」
「ンン、にゃおお~」
「ふふ、ロロ様~。閣下、わたしもロロ様と一緒に探索をしてきます!」
「分かった。なにかあったらロロを頼む」
「はい!」
胸と背筋が魅力的なヘルメ。
くびれた腰を捻って、スラリとした長い足を斜め下に伸ばしていた。
ヘルメ立ちだ。
そのヘルメは滑るように
分子結晶かな。ストロボのような光を受けているのか不思議な軌道を描く水飛沫。
「ふふ、精霊様の周りの空間が微細に振動しているようです」
アクセルマギナが指摘。
「へぇ、詳しく」
「はい」
あの水飛沫の空間の中にいれば肌艶が良くなりそう。
あ、だからか。
ホログラムのアクセルマギナは敬礼。
ガードナーマリオルスのホログラムも足下で目まぐるしく回る。
常闇の水精霊ヘルメは、皆に水を掛けて尻を輝かせることが多いが、掛けた相手の肌艶がよくなる、聖水のような効果がある。
相棒もバルミントも好む水で、健康にいい水だ。
そんな常闇の水精霊ヘルメは、密かに個人個人に合う微細な振動波を持つ特別な水を放出しているのかも知れない。
「水分子の極めて狭い密度の中で定常波を増幅させているような印象です」
とアクセルマギナが独自のスキャンでヘルメを分析した。
もしかしたら、528Hz、741Hzなどの波長か、独自の固有振動数、周波数などの電位空間の性質を備えた魔力の水を、生命体の細胞膜と細胞膜の水分子に向けて放っている? そして、そのヘルメの超癒やし水を受けた対象者は、体が微細に振動、共振が起きて、細胞レベルで活性化?
古代中国でも共振鍋を使った占いは存在したなぁ。
人の体を良くすることもできるだろうし、また逆もありえるか。
電磁波は軍事兵器になる。
MKウルトラ計画、MKプロジェクトは実際起きた実験で、数々の映画にもなったが、アメリカ軍が取得していた特許技術『3951134号』と『7150715号』も有名だった。他には、古い技術に『Galvanic Vestibular Stimulation』などがあったが、どうなっているのやら。
無線通信による神経の刺激で人の行動を誘導するとかだったかな。
マクロからミクロまでフラクタル化した電磁波網で、人の内臓の周波数に合わせて電磁波などを照射すれば、心臓の鼓動を速めたり、脳にアクセスしたりと、思考、感情、神経を操作できた。
嘘発見器を超えた超高度なマシンは確実に存在していた。
遠隔秘密警察ネットワークを構築する軍事演習とかな。
俺の知る日本では、制脳権の議論なんておざなりなままだった。
精神工学兵器、バイオ兵器の重大さを当時の議員たち、国民の大半は理解していなかった。
エレクトロニック・ハラスメントはだれしもが被害に遭うかも知れない状況だった。
そして、この惑星セラがある宇宙次元にも、制脳権を巡る争いはあるはずだ。
と、そういえば、ヘルメは前に魔族との戦いで、口の中に侵入しては内部から倒したことがあったなぁ。
あ、俺が獲得した《
ヘルメの成長の一端か。
そんなことを考えながら――。
試作型魔白滅皇高炉と地続きだったパイプ付近から離れた。
前を歩くユイがクレーンを避けて、
「シュウヤ、ロロちゃんと精霊様が向かった坂なんだけど、前に、地下の試作型魔白滅皇高炉に向かおうと、中庭から地下に向かう坂を進んだことがあったの。でも、途中に障壁があって進めなかった。更に管理人たちに止められたんだ。『ここから先は、高位魔力層のご主人様の許可がないと三重の障壁は解除されません!』って、注意を受けたの」
「へぇ」
「管理人たちは少しざわついた雰囲気だったから、すぐに退いた」
「地下の防衛機構は出なかったんだな」
「うん、出現しなかった」
「今なら障壁は消えているのかな」
「たぶん、消えていると思う。ロロちゃんは管理人たちとなにか通じているような雰囲気があるから」
そう言えば、
そして、地下の防衛機構は【幻瞑暗黒回廊】の周囲のみか。
魔結界主ヒカツチ、魔礼婆アダン・ボウ、地下のコアの魔霊魂トールンちゃんの分身。は強いと思うが……さすがに魔塔ゲルハットのすべてを網羅することは無理なのか。
そして、地下工房の鋼鉄の床にある溝は当初から気になっていたが、溝の意味を理解した。
溝は出入り口に繋がっている。
「床に続く溝は資材搬入用かな?」
と、ユイ、ヴィーネ、キサラに向けて発言。
ユイが、
「しざいはんにゅうよう?」
と聞いてきた。
頷いて、
「試作型魔白滅皇高炉に用いる素材を載せた荷馬車用の線路、または、鋼鉄の馬車用のレール床、フォド・ワン・ユニオンAFVはタイヤだが、車輪に合う溝だ」
「納得。大きな馬車を運ぶ車輪用の溝ってことね」
「そうだ。路面電車、ちんちん電車の線路ってイメージだ。そして、壁に嵌まっているのは台車か滑車の一部だろう」
「ろめんでんしゃと性器のでんしゃが分からない。あと、壁の円盤はエヴァとママニが扱うような円盤武器の素材だと思ってた」
「ご主人様、ろめんでんしゃとちんちんのいめーじとは?」
皆、俺の股間と、右の資材搬入用の通路とスロープを見比べる。
ヴィーネの視線は真剣なだけに面白い。
一瞬腰を振りたくなったが、我慢。
「あぁ、ちんちんは気にするな。俺の知る異世界日本の話だ。動力源が電気というエネルギーで、軌道上を走る鉄道車両のことをでんしゃと言う。ちんちん電車って名の車両もあるんだ。その電車のことを想像した。それと、壁に嵌まる円盤のほうは車輪だと思ったが……
すると、
「――マスター、
地下工房から出て通路を進むミスティの声だ。
俺たちの会話が聞こえていたのか、
「へぇ。ミスティたちは先に上がっててくれ。ちょい、地下探索を行う」
「了解、それじゃ、<
「お、匂いか。広い広いと聞いているが、そんな迷うような地下なのか?」
「うん。ま、体感してみて。一応、血の匂いを撒いとくから」
「わわわ、先生の体から血が!!」
「って引っ張らないの――、ディアもいい加減慣れて。マスターの槍無双は見ていたでしょう?」
「は、はい。お兄様の血は変幻自在。夏服versionは素敵だった。腹筋と太股の筋肉が立派で、ふふ……」
「……ディアも女ね」
「は、はい」
「ふふ、恥ずかしがらなくても、それが普通。
「……はい。わたしたちを喜ばせようとする優しさに溢れた行動だけをとっても、他の男子たちとは違います! きゃっ」
「あ、もう、前をちゃんと見て、幅が狭いからね」
「す、すみません! もらった丈夫なスカートが」
「大丈夫、代わりはある。でも、暁の墓碑の密使ゲ・ゲラ・トーなどの骨魔人造軍団に、センティアの手の角灯が絡んでも平気だったのに、魔塔ゲルハットの鋼で傷付くなんてね」
「はい、引っ掛かってしまいました」
ミスティとディアの声は遠くなった。
俺はヴィーネとキサラと一緒に地下工房から出て、魔塔ゲルハットの地下の探索を数十分続けた。歩いては走り、歩く。
「ご主人様、ここの地下通路の幅は狭まりましたが――」
通路の左の部屋の扉を開けたヴィーネ。
「迷宮っぽいな。そこの部屋は?」
「寝台と机と椅子に、手記、ポーションが入った魔法の箱に……香具に」
「手記か――」
とキサラと一緒に扉の縁際から部屋の様子を窺う。ヴィーネの銀色の髪の毛越しに見えた部屋の中は狭い。
「シュウヤ様、あの古い手記が気になるのですか?」
「おう。水道の設備が整った小部屋か」
「はい、生活感はありませんが、管理人たちの掃除はここまで行き届いているのでしょう」
「魔塔ゲルハットのコアと連動した管理人たちはある種の不死生物かも知れないな。そして、古い手記が気になる」
「はい」
ヴィーネの横を通る。
ヴィーネのバニラの香りを得ながら――。
机にある古い手記を手に取った。
タイトル的なモノは、
『アービンスターフとキセルスイード』
『魔塔ゲルハット』
『大魔術師ケンダーヴァルたち』
製作者:〝大魔術師ミユ・アケンザ〟
他にも色んな言葉が並ぶが、黄ばんで見づらい。
少し見るか。
□■□■
大魔術師ケンダーヴァル。
この魔塔ゲルハットを造り上げた一人らしい。
出身は学術都市、魔法都市エルンストと言われているが定かではない。
知恵の神イリアスを信奉するミスラン塔を本拠にする【輪の真理】の【九紫院】に所属していたとされることは事実か。
九賢者から一人減った八賢者ペンタゴンの一人と呼ばれている。
が、これは眉唾か。
そのケンダーヴァルは、魔界四九三書の〝血妙魔・
わたしはこれも怪しいと睨んでいる。
吸血神ルグナドの直の眷属、吸血神ルグナドの勢力側の諸侯のような者たちと契約するにしても、魔界四九三書は秘宝と同じ、そう簡単に授かれるモノではない。
奪うにしても……。
さすがに魔界四九三書〝血妙魔・
吸血鬼の十二支族か不明だが、吸血神ルグナドの眷属と推測される吸神信仰隊の長老レムリア・シュラベルンが不老不死に関わる魔力因子の抽出に成功した古文書は有名だが……。
しかし、この魔塔ゲルハットには秘密が多い。ケンダーヴァルが残した〝古の大魔造書・アルファ増築魔法〟を用いた魔霊魂トールンとの繋がりは至るところにあるのだからな。
そして、わたし、ミユ・アケンザが造ったこの魔改築部屋を見つけた者には、その秘密の一端が見えるはずだ。
今、この手記を見ている者も優秀な高位魔力層であろう?
左上を見ろ。
■□■□
手記はここで終わっている。
左上を見ると――。
マジか、隅の壁に、小さい窪みと魔印があった。魔印には魔力もある。
「ご主人様?」
「シュウヤ様、左に、あ」
「二人にも見えたようだな。罠かも知れないが、あの魔印に魔力を当ててみようか」
「興味深いです」
「ふふ、ご主人様なら挑戦するはず」
「はい、戦闘となってもわたしたちなら対処は可能」
「ふふ――」
ヴィーネはガドリセスを瞬時に手元に召喚。
透魔大竜ゲンジーダの胃袋は便利だな。
左手に翡翠の
一瞬、片手でお手玉をしているように見えた。
「おう。大魔術師ミユ・アケンザが遺した魔印だ。部屋ごと魔界四九三書に取り込まれるようなことはないはずだ」
「はい、管理人たちは来ません」
「そうですね。ユイが注意を受けた前例があります」
「ここは【幻瞑暗黒回廊】と試作型魔白滅皇高炉が近い地下の範疇だ。魔塔ゲルハットを揺るがすような罠なら……が、これは俺たち側の推測。大魔術師ミユ・アケンザが優秀な場合も考えようか。あ、大魔術師ケンダーヴァルが造った部屋にアクセス可能にしたのが大魔術師ミユ・アケンザか? どちらにせよ、管理人たちを欺ける方法を知る大魔術師が造った異空間的な部屋がこの先。そして、たとえ異空間が罠だったとしても、後悔はない。二人はどうだ?」
「はい、無論です」
「わたしもです。なにがあろうとシュウヤ様についていきます」
二人の表情は力強い。
光魔ルシヴァルの<
二人は<血魔力>を纏う。
血が造る魔風を受けて前髪が持ち上がった。
迫力がある。互いに頷き合った。
そのまま、二人の熱い視線を感じながら血文字で、
『皆、怪しい地下室を発見した、ちょい試す』
『ええ!』
『シュウヤのお宝スイッチは性能がいいからね……ロロちゃんと精霊様もいないようだけど、大丈夫?』
『ヴィーネとキサラがいるから大丈夫だ』
『分かった。わたしは上にいるから』
『わたしとディアはお風呂の準備中。だから、がんばってね、マスターたち』
『おう』
『ん、シュウヤ、上で待ってるから、来なかったら、ユイの仕事を手伝う』
『分かった』
「んじゃ、二人とも、大魔術師ミユ・アケンザが遺したであろう魔印を触ろうと思う」
「はい」
「分かりました」
「場合によっては、ミレイヴァルか沸騎士たちを出す準備をするが、ここは……」
右手で鋼の柄巻を抜く。
「剣術。部屋は狭いですからね」
「わたしも<光魔血功>を活かした格闘戦を想定しておきます。そして、この匕首も」
「その匕首、短刀の名は、たしか、聖なる暗黒の刃だったか」
「はい」
「よし――」
机付近から隅の壁に向けて跳躍。
左手に魔力を込めて、素早く壁の魔印に触れる。
感触は――。
と、魔印が壁の中に沈み込むと――。
一瞬で壁は中央から分裂、壁だった素材は渦を巻きつつドッと空気音を立てて一気に奥に奥に吸い込まれるように拡がった。
新たな洞窟空間!?
魔素が複数――。
洞窟的な空間の先にはクリーチャーが複数存在した。
比較的近い位置のクリーチャーは、蛸の頭の人型。
あれはキュイズナーか。少なくともキュイズナー系のモンスター。
魔神帝国の兵士たちか?
二人の傍に着地。
「キュイズナーたち! 手前は魔剣師タイプ! まだ気付いていないようですが」
「罠?」
「封印された洞窟通路のようだと分かるが……」
すると、俺たちがいる部屋の一部が揺らぐ。
その揺らいだ床からアギトナリラ、ナリラフリラたちが出現。
「「あ、高位魔力層のご主人様♪」」
「アギトたち、この先は?」
「「未知の魔増築違反の反応です。危険な反応があります」」
「この先に進むが、転移とかではないよな?」
「「分かりません♪」」
その管理人たちの反応を見て、ヴィーネとキサラと視線を合わせた。
「ご主人様の予想は当たったようですが」
「はい、大魔術師ケンダーヴァルが〝古の大魔造書・アルファ増築魔法〟で造った魔増築空間、それを大魔術師ミユ・アケンザが見つけて魔印を施して、管理人たちからの発見を防いでいた? 謎が謎を呼びますね」
『妾の出番は近い、しーくれっとるーむである!』
「奥行きと見た目は地下洞窟です」
「キュイズナー系のモンスターが複数いるのに、地下の防衛機構が出現していないが」
「「防衛機構は【幻瞑暗黒回廊】が近い場所専用です」」
口調が厳しい管理人たちがそう発言。
「さすがに地下のすべては網羅していないか」
「「はい」」
少し表情が怖い管理人たちから、ヴィーネとキサラに視線を向ける。
「進もうかと思う。転移の可能性も低いはず」
「はい。【幻瞑暗黒回廊】のようなモノならば、もっと異質な空間のはずですから」
「そうですね、魔塔ゲルハットの範囲内のはず」
頷いた。
「高位魔力層のご主人様、ここの壁を閉じることは可能ですが、どうしますか?」
厳つい兜をかぶった一人の管理人がそう発言。
見た目は小人か妖精だから、シュールだ。
「閉じないでいい。
んじゃ行くぞ、二人とも」
鋼の柄巻に魔力を込めた。
ブゥゥゥンと音が響く。
「ご主人様、大魔術師ミユ・アケンザの手記はこのままで?」
「あ、手記は俺が回収しとく」
キサラは机に手を出していたが、引っ込める。素早く手記をアイテムボックスに仕舞った。
戦闘型デバイスの真上に浮かぶホログラムのアクセルマギナが、アイコンとしてポンッと誕生した大魔術師ミユ・アケンザの手記を凝視、ガードナーマリオルスがチューブをそのアイコンに伸ばして読み取っていた。同時に丸い頭部から出た片眼鏡のようなカメラの先に細かな文字が浮かぶ。
細かい。
「手記に記された大魔術師ケンダーヴァルの情報と、魔界四九三書〝血妙魔・
「おう。で、ここの魔増築空間、洞窟的な異空間の中には俺が最初に入る。準備はいいな?」
「「はい」」
「よし、で、ヴィーネ。
「分かりました」
ヴィーネの銀色の瞳を見ながら――。
――<魔闘術>を全身に纏う。
――<魔闘術の心得>を意識。
そのまま地下と似た空間に入る。
すると、前方のキュイズナーと似たモンスターたちが――。
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