七十一話 魔印

 奇声だ。でも、トット?

 魔槍杖を構えたが、女は俺の構えを無視。

 あれ? そのまま彼女は壊れた魔導人形ウォーガノフへ向かっていく。


 何をしているんだ?

 女は悲しそうな顔を浮かべながら魔導人形ウォーガノフの壊れた部品があるところで止まり、足を屈めて、その壊れた塊を労るように手を当てる。

 その瞬間、女は手を輝かせた。

 指先から蜘蛛の巣のような黒い筋を発生させ指を侵食させてゆく。やがて、爪以外の皮膚が黒一色になると、爪だけが白く煌いた。

 同時に、壊れた金属部位も煌く爪先に連動する形で燐光を発すると、光を帯びた壊れた箇所が粘菌のように蠢きだし、壊れた金属同士で金属糸を噴き出しては互いに絡みついて細胞が合成されるように金属が合体していた。


 んお? くっつく? 金属が再生?

 スキルか何かの魔法か? 手が光ってる女に注目。


 彼女は中分けにした髪型で明るい茶色の横髪が風に揺れている。

 目は焦げ茶色の瞳。額からは不思議な紋様が刻まれた印があった。

 印は魔力を帯びて微かに光を放つ。

 ん? あの額の紋様、どこかで……そこにロロが戻ってきた。

 触手骨剣で額に印がある女を殺そうしている。


「ロロッ、待った」

「にゃっ」


 黒猫ロロはピタッと触手を止めると、引っ込めた。

 この女には聞いてみたいことがある。


「おい、そこの女、何をしている?」

「うるさいわねっ、直してるのよ!」

「その魔導人形ウォーガノフをか?」

「そうよっ、あぁぁ、鉄水晶コアが死んじゃった、間に合わなかった。わたしのトット。全財産だったのに……こんな盗賊団が、わたしの最期とはね……さ、殺りなさいよ」


 女は涙を流し絶望の表情を浮かべて俺を見る。

 やはり、その額には特徴的なシンボルマークがあった。


「殺すかどうかは保留だ。お前の名前は?」

「……わたしは、ミスティ……ミスティ・ギュスターブ」


 ギュスターブ?

 もしかして……魔霧の森にいた魔術師ゾルと同じ家系か?

 あの額のマーク、俺が殺した男ゾルとは形が違うが、額の位置に刻まれているのは同じだ。それに、目がどことなく似ている。


「……ギュスターブ家の者か。どうりで盗賊団が魔導人形ウォーガノフなんて戦力を持つわけだ」

「フン、そうよ。ギュスターブ家を知っているということは、あなたは糞ヘカトレイル出身なのかしら? だったら殺せなくて残念ね」


 女は憎しみが篭った声質で話していた。


「いや、出身ではないが……」

「あら? 家の名前を知っているから、てっきり、……だったら、ごめんなさいね。糞な復讐に巻き込んでしまって、わたしはこれでも、ヘカトレイル出身の貴族だったのよ。あの呪われた糞兄が全てを壊し、そして、糞侯爵がギュスターブ家の全てを奪った」


 糞兄か。やはり、俺が殺った男ゾルのことだろう。

 あの妻の形をした人形と一緒に森の中で住んでいた魔術師。

 日記にそれらしきことが書かれてあった。

 その不祥事を起こした兄を恨み、家を潰した侯爵シャルドネ、ヘカトレイル、王国を恨むか。


「……その辺の話は興味ない。それより武器類をまだ身に着けているなら、それを地面に落とせ、ついでに金や背曩もな……」


 同情はしていたが、顔には出さず盗賊風に脅していく。


「武器なら、ほら――この長剣だけ。金なら使い果たしてしまったわ。トットを作るのにすべてを使ってしまったのよ」


 女は悲しそうな顔を向けて剣を地面に落とすと、降参するように両腕を上げた。


「背曩は?」

「代えの服と食料に裁縫と細工セットの箱工具しかないわ」


 背曩を見るが、ほんとにそんな感じだったのでそのまま身に着けさせた。


「それじゃ、背中に両腕を組み、背をこっちへ向けろ」

「命を取らないの?」

「あぁ、今はな? さぁ後ろを向け」

「フン、わかったわよ」


 そこで魔法陣を構築していく。

 一度作った紋章魔法陣は比較的簡単に出現させることができる。

 すぐに完成させた。

 出現場所を固定。イメージ。


 《闇枷グラバインド


 ミスティの両手首に闇色の枷が嵌まる。


「なっ、これは魔法?」

「そうだよ。枷だ。ついてきてもらうぞ」

「――糞、嫌よっ、まだ、そこに魔導人形の部品があるわ」

「立場がわかっているのか? 今はやることあるんだよっ」


 こうして、無理矢理、女の腰を抱き寄せて、肩に担いで運ぶ。

 俺は口笛を吹きポポブムを呼びよせた。

 鞍の上に、担いだ女を乗せると、俺も女のすぐ隣に乗り込む。


「きゃっ、ちょ、ちょっと、落ちぶれたとはいえ、レディなんですから、もっと大切に扱いなさいっ――それに、なんでここに猫がいるの? あぁ、糞っ、足臭い、肉球が――」


 それを無視。

 黒猫ロロはミスティの顔に肉球を押し付けて遊んでいた。

 もっと押し付けてやれ、と言おうとしたが、まだ右側では冒険者たちが戦っているので、自重した。


「右側に戻る。ミスティ、じっとしてた方が身の為だぞ。ロロも準備しろ」

「にゃ」

「じっと、してるわよ。動けないし」


 右辺で戦っていた冒険者たちのところへポポブムで急いで戻る。


 乗りながら、先を見た。

 幌馬車の周りには土のドームができている。

 あれが防御魔法か。

 その防御魔法の土ドームへ暗褐色ローブを着た盗賊団魔法使いたちが、そのドームを撃ち破らんと、次々に火球を撃ち放ちぶつけている。

 火球が当たるたびにバリアの層、土の層が薄くなって穴が空いていた。


 俺は幌馬車で守っている冒険者たちのもとへ急ぐ。


「――待たせたなっ」


 どこぞの渋声声優の真似をして登場。


「おおお、シュウヤかっ、もうそっちの敵を片付けたのかよ、こっちは言われた通り守ってるぞ」


 ゴメスが腕に装着したパイルな武器を振りながら大声を出していた。


「そうか、一人捕虜にしたから、ここに置いておく。俺はあの魔法を撃ってくる奴等を殲滅してくるから、この女を確保しといてくれ」

「わかった」


 ゴメスは簡潔に了承。

 んじゃ、こいつを降ろしとくか。

 俺はミスティに話し掛けた。


「ミスティ、そういうことで、ここで下ろす」

「え、ちょっ」


 ミスティを土ドームの背後、幌馬車の近くの地面に落とす。


「――痛い。糞っ」

「こいつは驚いた――」


 ゴメスがミスティの額を見て驚いていたが、そんな問答なぞ聞かずに、ポポブムの腹を叩いて進む。

 そのまま土のドームを回り込み、魔法を撃ち放ってくる敵側へ向かった。

 視界に敵を捉えた。


 ――暗褐色ローブを着た弓兵が二人。

 ――シミターを持つ戦士が一人。

 こいつは裏切り野郎だ。灰青目を持つ、冒険者。

 ――その横には魔法使いが二人いる。


 その魔法使いの一人に狙いをつけ、速度を出したポポブムの勢いを利用。

 さながら、中世フランスの重騎士隊に所属するランスを抱えた騎士のように魔槍杖の矛を前面に押し出して、吶喊していく。

 速度を生かした馬上突きならぬポポブム突きだ。


 ――魔法使いの胸を貫いてやった。


 ひょろい肉質だったのか感触は軽い、魔法使いは上空高く舞い上がり錐揉み回転を繰り返して地面へ墜落していく。

 ポポブムの速度を緩めず速度を出す。

 片割れの魔法使いはポポブムで移動している俺を狙い風刃魔法を撃ち放ってきた。

 だが、風刃の魔法には追尾機能はなく、ポポブムが過ぎ去った場所を切り裂くのみ。


「もっとちゃんと狙えっ!」


 青目の男が味方へ怒声で指示を出す中、俺はポポブムの手綱を傾け右回りで迂回するように回り込む。

 同時に血塗れた魔槍を振り払い、また素肌が見える右腕を真横へ伸ばす。

 魔槍の紅斧刃を右横へ水平に握り直したその際に、太陽光で紅斧の波紋がキラリと光った。俺は風の魔法を放ってきた魔法使いへ一瞥をくれてから、ポポブムの腹を叩き突進。


 狙いをつけた魔法使いの横合いを駆ける。魔法使いは斜め後方へ逃れようとするが、間に合うはずもなく、逃げている魔法使いの胴体目掛けて、真一文字に魔槍を薙ぎ払った。ローブごと胴体を捉え真っ二つ。

 二つの肉塊が血塗れの門のように俺の目の前を通り過ぎた。

 邪魔な魔法使いは片付けた。が――。


 ――鋭い弓矢が飛来してきた。


 俺と黒猫ロロはとっさに跳躍――。

 その矢を躱すが、ポポブムの尻に矢が刺さってしまった。

 ポポブムはブボッブボッと、鈍い法螺貝声を連発。その場から離れて駆けた。

 矢が刺さったせいか、ポポブムの速度がいつもより速い。

 ――大丈夫かな。地面に転がりつつも、ポポブムの様子を確認。

 よかった、ポポブムはまだ元気よく走っている。


 一方、黒猫ロロは矢を射出してきた男たちに向かって突進していた。

 ――速い。

 と、感心しつつ立ち上がったところで――。


 裏切りの冒険者である青目の男が立ち塞がった。


 こいつの名は、確か、トマス・グラなんとかだっけか。


「お前はいったい……」


 彼は間を空けて話してくる。

 その顔色は怯えているように見えた。


「俺はシュウヤ・カガリだ。お前はトマスだっけ? まさか盗賊の仲間だったとはな。お陰で護衛依頼がめちゃくちゃだよ」

「――知るかっ、ペッ――、ふざけんじゃねぇぞ、お前のせいで、簡単な仕事のはずが……」


 トマスは怯えた心を打ち払うかのように、唾を飛ばす。

 必死な形相だ。


「それは悪かったな。だが、俺は単純に火の粉を払っただけ、だが?」

「ちっ――」


 トマスは懐に手を伸ばしたので、相手の動きに呼応。

 西部劇の銃を撃つように――左手手首をくいっと動かして<鎖>を反射的に射出していた。鎖はトマスの右腕を貫き、操作。


 鎖を動かしてはぐるりとトマスの体に鎖を巻き付けていく。


「さて、どういった理由で俺たちを襲ったのか、詳しく、根掘り葉掘り聞かせてもらおうか」

「ぐうぁっ、――離せっ」


 トマスを鎖で締め上げていく。

 懐から投げナイフが数本落ちていった。


「まぁ、喋らないなら死んでもらうだけだ……」


 無慈悲に語りかけながら、胸のポケットからバルドークの蒼眼を取り出す。


「ひっ」


 少しだけ、魔力を込めた。

 古竜の蒼眼から、氷の刃が飛んでいく。

 それがトマスの耳たぶに刺さり、刺さった部分は凍っていた。


「ひぃぇぇぇ、つ、冷たい、いぃ、いいてぇぇぇぇぇ」


 そこに黒猫ロロが走って戻ってくる。

 どうやら弓矢を扱っていた二人の暗褐色戦士を片付けたようだ。


「さぁ、残りはお前だけだぞ? もっと、この氷刃を味わいたいか?」

「ひぃぃ、わっわかった。……は、話すから、その魔法はよしてくれ、……この盗賊団は寄せ集めなんだ。闇ギルドの【梟の牙】に雇われた集団だ」


 ほぉ、そんな集団がいるのか。

 あれ、何か、前にも盗賊から似たような情報を聞いたな? 

 こういう仕事には闇ギルドが何かしら関わってるのかねぇ……。


「……それが、何故、この地域で盗賊団をしている?」

「さぁ、命令だからな。ここを通る隊商を狙うのが俺たちの仕事だ。俺は盗賊に襲われたが生き残った側の冒険者として、冒険者ギルドに嘘の報告。そして、次の獲物である商隊依頼がないか情報を集めることもやっていた」


 裏切りの屑か。

 こういった連中は、冒険者の中に何割いるんだろうか。


「クズだな。それで命令を出したのは【梟の牙】の誰だ?」

「オゼとジェーンだ」


 オゼとジェーンね。名前からして男と女か。

 そこへ幌馬車にいた冒険者たちがぞろぞろと集まってきた。


「おまえもこっちにこい」

「もうっ、痛いじゃない。もっと優しくしなさいよっ」

「うるせぇぞ……しかし、この女、魔法技師である魔印マークの持ち主とはな?」


 ゴメスは捕虜のミスティの腕を掴み連れてきた。


「魔印?」


 ゴメスはミスティの額を指差す。


「この女の額にあるだろ? 優れた魔法技師の証でもあり、一握りの貴族の証でもあるのだが、それにしても、なんで貴族が盗賊団に入っていたんだ?」


 ゴメスはミスティの顔を覗き込むが、彼女は横に顔を背けて黙ったままだ。


「……」

「喋らねぇのかよ。けっ、まぁ、こいつはシュウヤが捕まえた所有物だ。手出しはしねぇ、だが、そっちの裏切り野郎は許せねぇな……聞くとこによると、そいつは闇ギルドのメンバーか。どうりで盗賊団にしては手強いわけだ」

「イライラする。真面目に冒険者の仕事をしている仲間を食い物にして……わたしたちと同じ冒険者なのが、また、許せないわ。ゴメス隊長、わたしのドレットスピアで、こいつを串刺しにしたい」


 ゴメスの仲間である女魔法使いは睨みを利かせて喋っていた。

 彼女はカンカンだ。

 釣り目がこれでもかってぐらいに上がっている。


「だな。死んでいった奴等は全くの知らないクランだけど、同業者の命を奪ったのは変わらない。しかも、俺たちの中に紛れ込みやがって……こいつは、許せねぇ」


 魔法使いの隣にいた仲間の男も鬼のような形相を浮かべて話している。

 【戦神の拳】の面々はトマスを殺したいようだ。


「わたしも完全に同意する。だが、こいつもシュウヤが捕まえた捕虜扱いだ。生かすも殺すもシュウヤの判断次第だろう。……わたしは彼に任せる」


 ゴメスたち【戦神の拳】と赤髪のフランはそう語る。

 皆が皆、鎖によってがんじがらめにされている裏切り野郎のトマスへ向けて、殺気を放ち睨んでいる。


「そうか。ゴメスたちはどうだ? 俺が判断していいか?」


 ゴメスはクラン員の顔を見回し、頷く。


「――そうだな、おれたち【戦神の拳】はお前に救われたも同然だ。シュウヤの判断に任せよう」


 俺はこの中で一番高いランクであるBランクのフランに、もう一度判断を仰ごうと視線を向ける。


「さっきも言った通り、わたしもゴメスと同意見だ。シュウヤに任せる。こいつらを都市の統治機構につき出せば犯罪奴隷として扱われ奴隷商人にも売ることもできる。報酬としてはそっちが正解だろう。だが、こいつは裏切り野郎だ。ここで身ぐるみをはいで殺しても構わん。殺せば、この盗賊団に殺された冒険者、そのクランたちの知り合いも多少は報われるだろうな?」


 フランはきびきびと語り、背中にバスタードソードをしまう。

 それじゃ、俺が決めちゃおう。


「そうか。なら俺の自由だな?」

「あぁ、好きなようにしろ」

「わかった。そこの枷がついた女は後ろへ運んでおいてくれ」

「へへ、この女は殺さないってわけか。了解」


 ゴメスは俺の言葉を聞くと、勘違いしたのか、薄ら笑いを浮かべて額に魔印がある女を肩に担ぎ幌馬車へ戻っていく。

 フランとクランメンバーたちも彼に続いた。

 今の会話を聞いていた、がんじがらめのトマス、彼はすっかり怯えてしまい泣き出してしまった。


「あぅあぁぁ……ううぅ、ま、待ってくれ、お、俺を殺さないでくれ」

「女なら考えたが、野郎なお前に、そんな虫のいいことが通ると思うか?」


 トマスの身体に巻き付けていた鎖を瞬時に消す。

 と、同時に魔力を指に持っている“蒼眼”へ通した。

 蒼眼から魔力に応じた小さい氷刃が幾つも発生。

 マシンガンの如く放出された細かな氷刃はトマスの全身へ突き刺さる。

 刺さった箇所から血が噴き出すが、一瞬にて、氷が霜のように広がった。


 血や肉があっという間に凍り氷の死体彫刻が完成。

 後ろには冒険者たちと商人がいるので<吸魂>は行わない。

 凍った血を削り、魔法瓶へこそこそ回収。

 冷たい血シャーベットの出来上がりだ。


 トマスが背負っていた背曩のベルトは凍らなかったので、中身を確認。


 ……中は食料に金が入った袋、男なのに木製のブローチが複数入っていた。

 ブローチの裏を見ると、【梟の牙】と“腹を空かせば梟が飛ぶ”の文字が彫られてある。


 何かの暗号か。形も梟の形をしているので闇ギルド【梟の牙】の印か、証明する物だろうと判断できる。


 貰っとこ。

 梟のブローチを回収。胸ポケットに入れる。

 それから尻に矢が刺さっていたポポブムを探した。


 ――口笛を何回か吹く。


 ポポブムは頭を上下に振り、ブボブボ言いながら戻ってきた。

 尻には矢が刺さっているが、あまり痛そうにはしていない。

 落ち武者的な姿で、少し面白いが、抜いてやらないと……尻に刺さった矢を慎重に引き抜いてやった。

 鏃もちゃんと回収、毒はないと思うが……分からない。

 傷口に回復ポーションをかけて、尻傷を癒す。


 傷跡は少し残ったが、元気にぶるぶる尻を揺らしているので、大丈夫そうだ。


 ポポブムの治療を終えてから、倒れた荷馬車があったところへ戻っていく。

 そこではゴメスが率いるクランの面々たちが盗賊たちの死体から使えそうなアイテムを回収したり、転がった荷馬車から落ちていた荷物の回収を行っていた。


 俺も手伝おう。

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