されど僕らはダンジョンで躍る

リーあん

序章

プロローグ

数多くある迷宮都市の中で最も栄えている街〈グラズヘイム〉。それは地下迷宮ダンジョン〈ヴァルホル〉を中心として囲うようにできた街。


ここには種族を問わず数多くの人や物が集まる。その中の多くはある夢を見て、ここに集まる。例えその結果として死ぬことになろうとも、彼らは厭わない。


理由は様々だ。子供のときから聞いていた童話や英雄譚の主人公に憧れて、童話や英雄譚の主人公みたく可愛くて綺麗な女の子達と親密な関係になりたくて、ダンジョンに潜り見たこともない武防具や道具を見つける為、それらの物を売り一攫千金を夢見て、冒険者として一旗揚げて有名になる為、はたまた単純に生きる為に。


彼らは自分の夢の為に生活の為にダンジョンへと潜る。例え目が見えなくなっても、腕や脚が言うことを聞かなくなっても、死ぬよりも辛い目に遭ったとしても、彼らはダンジョンへと潜る。


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