第2話

氷柱がある。

ここは寒すぎるようではない。

だから珍しい。

みんな早い奴はもう壊している。

どうせ溶けるのだ。

だったら早いもの勝ちだ。

私もいきり立って踏みつける。

しゃんというような音がする。

雪も降ることがある。

そんな時に雪合戦なんてもうしようと思わない。

手袋がない雪合戦。

やればやるほど冷たいじゃないか。

そう思ううちに昼には消えている。

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