@01391364

第1話

嫌われた 林檎の中に 中身無く 空虚に風が 抜けていく

馬鹿なのじゃないかと笑うほど 私は小さく 不思議になる

落ちこぼれた米粒

茄子のへた

そんなものどうするんだと言われてそこでやっと涙を流す

私が馬鹿か 馬鹿は私か

はたまた稀有の 天才か

どうでも知りやしない

私は足を投げ出して

うつらうつらと昼の中

寝る暇なんかあるのかと

問う私さえ 知りやしない

なぜこんなところにいるかなんて考えたくもない

夜には布団の中

明日は早いぞ

今日は早かったか


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