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独立した二つの小説からなる物語。‬

【小説A】はラブコメディ

【小説B】はスパイコメディ

【A】【B】順ではストーリー

【B】【A】順ではギャグ

交互に読めばシチュエーションコメディ

変幻自在、やがて抱腹絶倒の成長物語です。

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一話『道化師は言った』

客人よりも。三人の子息よりも。そして城主よりも。

この場の誰より高所に位置する。その人物は。

――道化師だった。


二話『候補1・カリン』

そのほとんどが一撃で決着する剣の勝負において。

一振りは必殺でありたいのだ――。


三話、『候補2・ティータ』

殺戮の作戦を立案するよりは、菓子でも焼いていた方が似合う女性だ。


四話、『候補3・リアンナ』

「うん。あたしの存在が他の誰かに知られるまでは。

そして、あたしの正体をキミが知ってしまうまでは。何度だって会える」


五話、『嫁比べ』

この三人の中ならば、自分こそが現実的。

容易い競争だと、勝利を確信していたのだから。


六話、『騎士王は言った』

「俺にそれだけの罵声を浴びせられるのは、

陛下を除けばこの世に貴様一人だ。

ほかの者は皆、地面の下に埋めてしまったからな」


七話、『ヤズムート教室』

巨乳ではない女性を妃に迎えて良いものか――。

ドゥインはずっと考えていた。


八話、『攻略開始』

『道化師と寝た』なんて伝聞は、『家畜とファックした』と同義である。

城内を行き来するほどの身分ならば、世間体に縛られて手を出せないのだ。


九話、『候補1・ドゥイングリス①』

長男ドゥイングリス。二十五歳。

領主家の長男という恵まれた生い立ち。

長身でスタイルも良く。顔だちも整っている。

腕っぷしに優れ、治安部隊の隊長を務めている。

――果たして、この男は真の騎士か。


十話、『カリン②』

「……これは、素直に嬉しい」

 彼女は照れくさそうにそう言った。


十一話、『候補2・パトリッケス』

覚悟を決めたイリーナは、元凶である将軍に。

『どうやったらパトリッケスをオトせるか』と相談したが。

「知るか」と一蹴された。


十二話、『ティータ②』

「では、代わりと言ってはなんですが。こちらの読書に付き合ってください」

ティータは言って、手にしていた書のタイトルをパトリックに向かってかざした。

そのタイトルに、彼の表情が露骨に歪む。


十三話、『候補3・ロイ』

三男ロイ。十五歳。

兄達とは似通わない。柔和な面立ちの美少年。

損得に疎い若者を手懐けることで、都合よく事を運べないとも限らない。

将軍はそう言っていたが、さて。

――彼こそは真の騎士なのだろうか。


十四話、『リアンナ②』

「それとこれとは、違うと思うなぁ……。

とにかく、勘違いして人前とかでは言わない方がよいよ?」

運命を即死させるよ? 楽園を不毛の大地に変えるよ?

目の前の女性との可能性を、一瞬で摘み取ってもおかしくない。


十五話、『ヴィレオン将軍』

「そういう事だな。

二人の間にある障害物を排除して動線を確保しなくてはならない。

剣を振り回すのは威力を得るためではないということだ」


十六話、『ヤズムート兵士長②』

道化師もその抗議を援護する。

「そうだ。バカの話にも耳を傾けろ」


十七話、『ロイ②』

ロイは支配民と被支配民とのハーフだ。

帝国民からは見下され、旧王国民からは裏切り者との誹りを受けている。

孤独なこの少年が、いつかは良き道を歩めたら良いのに――。

そう思いながら、リアンナはロイの手を引いた。


十八話、『ドゥイングリス②』

脚が二本、切断されている――。


十九話、『パトリッケス②』

今朝、カリンとしてドゥイングリスと二人で遠征に出て。

先程、彼の馬で一人。帰ってきたばかりだった。

疲労が濃く、放心状態と言ったほうが適当だった。


二十話、『リアンナ③』

今後、敷地内で会うことは危険だ。

自分のミスで彼女に迷惑をかけることになってしまう。

それに、あの兄たちを会わせるのは。なんだか、恥ずかしい。 

ロイはそう思っていた。


二十一話、『カリン③』

将軍の帰宅を想定していたが、そこに立っているのは別人だった。

それが、ありえない人物だったのでカリンは悲鳴をあげる。


二十二話、『ティータ③』

周辺被害の規模、活動の頻度から鑑みて、せいぜいが二、三十人程度。

こちらは過度と思える戦力と武装を用意した。

加えて、部隊の指揮官は信頼の厚いヤズムート兵士長に任せてある。


二十三話、『ヴィレオン将軍②』

イリーナは頭を抱えて、重く吐露する。

「アバズレなのかなぁぁぁ……」


二十四話、『嫁比べ②』

「まずは聴いてください。とにかく、僕は勝負を急ぎたいのです。

前述を踏まえて、それぞれのパートナーをこの場で紹介し合う。

というのはどうでしょうか?」


「確かに、兄さんにしては珍しくフェアーな提案だね」


二十五話、『兄弟①』

「……まあ、良いです。兄上を連れて来てください。

 道化師が正体を偽るようならば、けしかけてやりましょう」


「アババ、バババ、グバァァァァ!!」


「……これは、白状するしかないね」


二十六話、『道化師イウ①』

十年間熟成させた、屈辱と憎悪を存分に発散しろと。

寛容な気持ちで配下たちを送り出したのだ。


二十七話、『兄弟②』

敵に背を向けて逃げる必要などなかったのだ。

よほどの強敵にでも出会わない限りは――。


二十八話、『道化師イウ②』

――イリーナは弱い剣士だ。

それでいて、『意外と勝つ剣士』でもある。

彼女と対峙した強者は、度々、敗北を喫した。

彼女の勝利は。実力、知略、どちらとも無関係だ。

それでいて、運や偶然による結果でもない。


二十九話、『戦のゆくえ』

何人を斬ってきたのだろう。

抜き身の剣身には血液がベッタリと付着し。

返り血が顔や衣服を紅く染めていた。


三十話、『恋のゆくえ』

二撃を凌ぎ、四歩目。

後退していた戦況を踏みとどまる。

後ろ脚を踏ん張ると五分の姿勢。反撃に移れる――。

その考えは、彼の実力を見誤ったものだった。


三十一話、『失敗』

「……ん、そうだぞッ!!」

ドゥインはビシッとイリーナを指さした。

よく分からないが、弟がもの凄く怒っているので同調しておこうという判断だ。


三十二話、『道化師の恋』

報われなくて構わない。

いくらだって命を賭けてやる。

それでいい――。だって、『愛の目的』は。

自分の欲望を満たすことじゃなく。

相手の幸福を願うことなんだから。


三十三話、『断罪』

――ここに、誰が来るかは分からなかったが。

来た以上は犯人なのだろう。そう判断したまでだ。


最終話、『王の誕生』

知らない街。知らない森。知らない泉が、一瞬で吹き飛んでいく。

思い出の全てがそこにあり、そして二度と帰ることはない――。

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