楽屋落ち
あとがき
タイトルが『花嫁さがし』なのに。
純然たる女子が、いっさい登場しなかった訳ですが。
どんな気持ちですか?
というわけで。
『オッパイの揉み方で犯人がバレるファンタジー』
そんな副題を付けて。
某大作RPGのように大々的に広めて行きたいです。
ああ、こんな感性だから読者さん増えないのかな……。
そんな中、応援やコメント等でモチベーションを保っていただき。
本当にありがとうございました。
書き貯め無しで、随時更新していたので。
挫折せずに継続できたのは、皆さまのおかげです。
いつも、ありがとう。
さて、コメディということで。
今作は、二作の複合作品でした。
小説【A】はラブコメディ
小説【B】はスパイコメディ
これらは、同じ時間、同じ場所で起きている出来事を双方向から書いた物語です。
それぞれの小説は、個別に未消化の情報もなく完結していますが。
【A】【B】の順で読むとストーリー物に。
【B】【A】の順で読むとギャグに。
時間軸にそって交互に読むと、シチュエーションコメディにと。
読み方で、同じシーンの笑いもジャンル自体が変化する構造になっています。
例えば、◇だけを読んだ場合。
道化師の視点がないので、その正体を読者が知らされることはありません。
最終話まで、三兄弟が順調に恋に落ちていく『ラブコメ』として進行します。
王の剣についても一切触れていませんし。イリーナの名前すら出てきません。
道化師の正体発覚がオチになっています。
道化師の正体を知らないで読み進める楽しみ方もあるわけです。
◆の方はといえば、恋愛が成立しないことが確定しているので。
ラブコメではありません。
恋に奔走する兄弟の視点と、会議シーンがないので。
道化師の理不尽な苦労を笑いどころに、謎解きが展開していきます。
両方を読むと、◇中の道化師の行動が新しい視点の笑いを生み。
◆中の三兄弟の行動も、また別の笑いを産みます。
練って美味しいネルネルネルネ。みたいな構造になっています。
なっているのですが、いざコンテストに応募する時にどうしよう。と、なって。
本当は、◇→◆の順番で読むのが一番、シンプルでわかりやすい。
◇で完結した物語の裏を◆でおさらいするのは交互に読むのと遜色ない面白みがあります。
それでも、一度しか読まれないとした場合。
組み合わせで変化する笑いの妙をより多く楽しんでほしいと思い。
結局、限定した形(同時進行)での提供になってしまいました。
より多く、作用し合う組み合わせで話数の入れ替えをしてあります。
例えば、出会うシーンではヒロインたちの正体が明かされていない方が面白い。
三兄弟がそれぞれの嫁について熱く語るシーンでは、正体が明かされていた方が面白い。
一長一短あると思いますが、細かく調整してあります。
特に、ヤズムートとの決着シーンは道化師の正体バレも含めて。
その効果は顕著だと思います。
片方ずつ読んだ時、無駄な情報が入らないように。
両方読んだ時、無駄に情報が重複しないようにと。
注意を払っていますが。
そもそも、前後する構造自体がマイナスじゃないかと言われれば。
まったく無駄な努力だと思います。
作者、バカなんだろうな。
でも、今回はそういう趣旨だからってことで。
一人でも誰かを楽しませられていたら幸いです。
よろしければ。
感想欄に一言「完読」とでも一言、残していただけると孤独が紛れます。
あーあ、終わっちゃった。寂しい。
次回作は未定ですが。
随時、イラストを追加しているので。そちらもお楽しみいただけると嬉しいです。
▪️pixiv
http://www.pixiv.net/member.php?id=859817
特に、ここまで読んでくれてるくらいの方には特に。
それでは、次作ありましたら。その時はまたよろしくお願いします。
ありがとうございました。
河童Δ
――――――――――
今作品もコンテスト応募用に別投稿してあります。
気に入っていただけましたら、そちらの方も評価、レビュー等、応援よろしくお願いします。
・騎士王の花嫁さがし
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