第27話 人生っておもしろいな。
半ば、やけくそですが、こう人生がうまくいかないと、視点を変えてみれば、「おもしろい」とさえ思えてくる。
人がほぼ経験しないであろう『底』もしくは『底』に近い生活をほぼ人生の半分近く費やし、嫌な仕事でも、しなくてはならなかったりしても、過ぎてしまえば、一つのいい『思い出』になっている。
つらかった後、風呂に入った時のなんともいえない気持ちとか、それは一生忘れることができない。
まだ、若かった時の事、鉄道関係の肉体労働の仕事の時、真冬で寒さが激しく、風は冷たく、鉄橋付近の足場を組む下準備を凍えながら、作業をしたことがあった。
駅には豆炭くらいのストーブがあったが、それだけではもたず、やっとの思いで、帰宅。
家には風呂がないので、銭湯に行き、湯船に入ったとき、、、泣きそうになった。
でも、そのお湯の暖かかったこと。。。
その暖かさは、おおげさかもしれないけど、一生忘れることができない。
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