第24話 生活保護に関して

生活保護の不正受給のニュースがあがるたびに、胸が痛むというか、苦しいというか。


自分も過去お世話になったことがある。


いろいろ制限は加わるが、何より家賃の支払いと、日々の生活費の確保が保証されるというのは、どれだけ精神が救われるか。


ただ、リスクもある。


お金を受給できるということに、どこか「甘さ」が出てしまう。


なので、一旦受けると、抜け出すのは容易ではないように思う。


おまけに、その元は、「税金」から出ているのだ。


この自覚がないと、もらっているからいいやということになりかねない。


自分は、ずっと税金を納め続けてきて、ある時期に、失業保険も受給できないということがあったので、止むを得ず、お世話になった。


それがなかったら、おそらくホームレスになっていたと思う。


自分はその「セーフティーネット」のおかげで助かった。


ただ、残念というか、その「セーフティーネット」でさえも、一部の心無い人の行動のおかげでおびやかされてしまうということ。


自分が受給しているときも、保護費が減らされるという事態があった。


保護をもらわないで、必死に頑張っている人もいる。


それは立派だと思う。


だけど、それがなければ、「生きられない人もいる」


何かの悲劇で、リストラされたとか、裏切りにあったとか、様々な理由で、どうしてもかじりつかなけばいけない時もある。


私は、その制度は利用できるのであれば、したほうがいいと思う。


過去にいただいたときは、本当に「運」がよかったのか。


支援いただいた人が本当に良い人で、親身にしてくださった。


でも、中には、とんでもない人もいる。


見下すような態度の人もいる。


同じ人間ですよ?


ただ、本当に働きづらくなりました。


私たちの時代は、仕事にあぶれたり、長く続けられないというのはあまりなかったように思う。


いつの間にか、仕事を続けられることが大変という時代になった。


派遣は能力がないと、すぐに切られてしまう。


どうしてこうなったんだろう?

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