第2話何もない
何もないといったらおしまいだけど、本当に何もない。
彼女もいなく、仕事も満足に続いたためしがない。
何のために生きているのか、分からない。
だけど、陽はまた上り、朝がくる。
床屋もいけない。
今日は、38円のラーメンに、昨日買ってきた、消費期限切れの天かすをトッピング。。。
情けない。
どうして、お金がたまらないのだろう。
一時期は、お金があるのだけれど、続かない。
どんどん減っていく。
こんなネガティブな日記、誰もよまないだろうな。
でも、書かなきゃ、生きなきゃ。
「生きる」ということにはかなり貪欲で。
それは目に見えない誰か、どなたかが「生きろ」って言っている気がして。
「死ぬ」ことは簡単。何かすればすぐ死んでしまう。
どうして、こんなもろく造ってしまったのだろう。
こんなに精彩なのに、こんなに精密なのに。
散る時ははかない。
だから、「その時」まではせいいぱい生きなきゃ。
何があろうと、生きなきゃ。
有名でなくても、なんでもいい。
生きていれば、きっといいことがある。
そう信じている。
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