I LOVE YOU
絡み付いて離れない
どこにいてもどこへ行っても
絡んで離してくれない
やめてくれ、どこかへ行ってくれ
離してくれ
嫌なんだ、、、もう、、、やめてくれ
どうして離してくれない
謝ったじゃないか
許してくれたじゃないか
なのにどうして、、、離してくれ
絡み付いた手を離してくれ
重く、息苦しいんだ
どうしたって何も変わらない
だから離してくれ
歩くことを許してくれ
先に進むことを許してくれ
立ち止まったことを後悔しながら生きるから
手を伸ばせなかったことを一生、、、悔やむから
頼む、、、殺さないでくれ
連れていかないでくれ
見守ってくれ
頼むから、、もう、、、やめてくれぇ
ちゃんと愛していた
世界中の誰よりも愛していた!
なのにどうしてこんなことをするんだ
頼む、、、幸せな思い出を壊さないでくれ
あぁ、、、、、、どうやったら
絡み付いた手を振り解ける
苦しい
痛い
済まない
助けてやれなくて
済まない
見送ったあの日を忘れたことは無い
後悔を忘れることは無い
お前を忘れることは無い
幸せを忘れることは無い
お前を、、、、、、、、、
愛していた。
短編集 来葉 紀 @konoha85
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます