階段
登っていくもの。
上がっていくもの。
駆け上がるもの。
駆け足で上がっていくもの。
ゆっくり慎重に登っていくもの。
いろいろ。
角があるもの。
広場があるもの。
何も無いもの。
たくさんある。
踏み抜いたら今にも落ちてしまうもの。
そこから見る景色は見たものにとって恐怖の塊だ。
地獄の門だ。
先導者の手すりが頭上から落ちてくるかもしれないもの。
バラバラになった破片が突き刺さるかもしれない。
楽しくて愉しくて二弾飛ばしをするもの。
あたりの景色が当たり前のように変わっていく。
いつまでも同じ景色のもの。
登っているのか下っているのか分からなくなる。
苦痛。
世界には階段がたくさん、いろいろ。
色鮮やかなもの。
灰色のもの。
何色でもないもの。
登りきれますか?
上がっていますか?
下がっていますか?
落ちていますか?
…私は?
今どこにいるのだろう。
登っているのか?
上がっているのか?
下がっているのか?
堕ちているのか?
きっとワタシは………
アナタは?
今どこにいるの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます