第2話

転送後の着地に失敗して尻餅をついた。


「痛ってぇ。今度はどこだよ」


 絨毯ではなく床はフローリングだ。


 さっきよりもさらに薄暗い。


 目が慣れてきて周囲を確認すると、外国の小さな古民家の一室って感じだった。


 大きな窓があって、外を見れば夜空に星が瞬いている。


 幾億千万。


 とんでもない数だ。自分の目が良くなったのかと錯覚するくらいだった。


 たぶん都会と違って地上に光があんまり無いド田舎なんだろう。


 そっと胸に手を当ててみる。鼓動が感じられない。


 マジかよ……。


 あれは……心臓を抜き取られたのは夢でも幻でも無いってのか?


 ここは本当に異世界で、シルファーは本物の魔王だったって……ありえねぇ。


 ともかく、このまま座ってるわけにもいかんよな。


 むしろ外に出られたんだし、あの城の広間みたいな場所に監禁されていた状況より、現状はだいぶマシだ。


 ゆっくり立ち上がると床がミシリと音を立てた。


 あまりの音の大きさにびくついた。


 今の俺、かなりダッセェな。


 一度深呼吸をしてから改めて部屋を調べてみる。


 窓のそばには机があった。


 あとはクローゼットにベッドだけの簡素な部屋だ。


 ベッドはこんもり膨らんでいた。


「ん~……むにゃむにゃ……もう食べられないよぉ……」


 本当にこういう寝言を言う奴っているんだな。


 声で女とわかった。ちょっと……かわいい声だ。


 頭から毛布をかぶるようにして、女がベッドに寝ている。


 ここはおそらく寝室で、俺はといえば、どうやってここにやってきたのかわからないままだが、ともかく不法侵入者だ。


 とりあえず外に出よう。気付かれて騒ぎになればやっかいだ。


 手っ取り早いのは窓から逃げることだが、あいにく飛び降りようものなら古傷が再発しかねない。


 ドアに向かって抜き足差し足……慎重にやったつもりなのに、床板がきしんで悲鳴をあげた。


「ん~……むにゃむにゃ……おかわりぃ……」


 食べられなかったんじゃねぇのかよ!


 薄暗くて顔はよく見えないけど、この女、声はかわいいけどピザだな。


 鈍感女め。だがおかげで助かった。


 なんとか壁際のドアまでたどり着く。冷や汗で背中がびっしょり濡れていた。


 制服のポケットを確認する。スマホと財布は無事だった。


 きっとどうにか帰れるだろう。


 それにしても、朝っぱらに事故ったのにもう夜になってるなんて……。


 すぐに家に電話しないと最悪警察沙汰じゃねぇか。


 俺はドアノブに手を掛けた。ゆっくり扉を開くと。


 ぎいいいいいいいいいいいいいいいっ!


 立て付け悪すぎだろ。


 とはいえ、この鈍感女のことだ。どうせ寝言しか返ってこねぇって。


 一応念のため振り返って確認すると、ベッドから身体を起こした女と目があった。


「きゃああああああああああああああ! 誰ですかあなた!」


 起きやがったーっ!? 三度目の正直かよ!


「これは誤解だ!」


「まさか……刺客の人ですか?」


「刺客って、おいおい命を狙われるような事でもしたのか?」


「それは……そ、そもそもなんで人の家に勝手に入ってるんですか? 泥棒さんですか?」


「俺はただの通りすがりだって」


「あ、あああ怪しいです」


 女の声は怯えていた。


「いいか、俺が本当に悪いやつだったら、お前が寝ている間にやりたい放題するだろう。けど、こうして大人しく立ち去ろうとしてるんだ。むしろ良い奴じゃねぇか?」


「良くないです! 勝手に人の家に入るのは悪いことです!」


「済まなかった。俺もしたくてそうしたんじゃないんだ。ちゃんと理由を説明させてくれ。頼む! お願いします!」


 可能な限り下手に出てみると、女は小さくうなずいた。


 上目遣い気味に俺を監視しながら言う。


「わ、わかりました。理由をうかがいます」


「あのな……こんな話は信じてもらえないかもしれないけど、魔王を自称する変な奴に送り込まれたんだよ。自称魔王だぜ? すごく痛い奴っぽいんだけど、そういつがどういうトリックをつかったのかわからんのだが、気付いたらここにいたんだ」


「ま、魔王!?」


「な? びっくりだろ? 何が魔王シルファーだよバカらしい」


「やっぱりあなたは……い、いったいなんなのですか?」


「えーっと、たしか魔王のしもべなんだとよ。勇者を倒してこいだなんて、おかしな話だよな。こちとら一般人だっての」


 急に女の雰囲気が変わった。


「そうですか。わかりました」


 どことなく冷たい口振りだ。


 いや、冷たいというか感情を押し殺したって感じだな。


 とはいえこっちの事情を理解してくれたようだ。


「よかった。わかってくれたんだな。それじゃあ俺はこのまま大人しく帰るんで、警察沙汰だけは勘弁してくれ」


 とっとと立ち去ろう。


 開けたドアから一歩外に踏みだそうとした瞬間――。


 俺の視界が飛んだ。


 あれ? 世界がぐるぐる回って……落ちる。


 まるでジェットコースターにでも乗ったみたいだ。


 きしむ木の床が頬にぴたりと吸い付いた。


 俺……どうなっちまったんだ。


 目線を斜めに上げると、そこにはパジャマ姿の女がいた。


 良く見りゃピザっていうよりガキだ。胸もフラットな子供じゃねぇか。


 けど……そいつはガキのくせに……剣なんて物騒なものを手にしていた。


 ドサッっと音がして、視界の脇で何かが倒れたのを俺は知覚する。


 その物体は――俺の身体だった。


 俺は首をはねられたのだ。


「うわあああああああああああああああああああああああああああ!」


 自覚してから一瞬遅れて痛みを感じた。


 もう、どこが痛いのかすらわからない。俺の身体は俺の隣りにある。


 身体が無いのにそれが痛いなんておかしい! 痛い! 痛い! 痛い!


「あ、あれ? こんなに簡単に倒せるなんて……」


 女の声が聞こえた気がした。


 すぐそばにあった俺の身体が、煙のように雲散霧消する。


 そして俺も……俺の意識も闇に飲まれるように溶けて消えた。


「おおアークよ。死んでしまうとは情けない」


 俺は赤絨毯の上に、仰向けで大の字を描きながら倒れていた。


 玉座には魔王シルファーが、肘掛けに頬杖をついて俺を見下している。


 倒れたまま首をさすった。


 きちんと身体と繋がっている。


 死んだんじゃなかったのか?


「俺は死んだろ!?」


 飛び起きて立ち上がった。身体にはどこにも異常がない。


「確かに死んだな。貴様は」


「いや、でもこうして生きてるし!」


「それは我が生き返らせてやったからではないか。まあ、正確にはこの魔王城の力なのだがな」


 生き返らせた……だと?


「しかし、自信満々だったわりに、あっさり返り討ちとは情けないなアーク」


「返り討ちもなにもねぇって! いきなり知らない女の寝室に送り込まれて、こっちは誠意を持って事情を説明したのに、その女に斬られたんだ!」


「まあ、そう怒るな。我も最初から本気で撃破など期待していない。が、新しい勇者にも良い教訓になったであろう」


「はぁ!?」


「我が本気を出せば、いつでも刺客を送り込めるとな」


 俺はもう一度首のあたりをさすった。


「夢なのか……悪夢だ……醒めてくれ」


「夢ではない。貴様が勇者に斬り殺されたのは事実だ。見るがいい! 今朝の報道を! 世界に恐怖が伝播していく様を!」


 シルファーがパチンと指を鳴らすと、玉座の上にプロジェクターで投影したように映像が浮かび上がった。


 映像にはマイクらしくものを向けられ、フラッシュを浴び続けているさっきの胸平らな女がいる。


『魔王が刺客を送り込んできたというのは本当ですか?』

『どのような刺客でしたか?』

『身の危険を感じましたか?』

『初めて魔王軍の刺客と戦ったご感想は?』

『今後、魔王軍による再侵攻があるとお考えですか?』

『勇者としての抱負をお聞かせください!』


 インタビュー責めに合っている女は、うつむきながら萎縮したように呟いた。


『えっと、が、がんばります』


 いったいどういう仕組みなんだ? 異世界……なのか本当に?


「つうかよ、テレビ局とかあんのかこの世界」


「テレビ?」


「今、お前がやったみたいに映像や音声を見聞きできる装置のことだ」


「ああ、そのような魔法ならば普及しているぞ。この世界にはいくつか国があるのだが、各国にはそれらの魔法に長けた報道庁があるからな。先ほど貴様を送り込んだ聖王国では、魔王軍と勇者の戦闘は生放送で配信されておるのだ」


「なんでそんなことするんだよ?」


「すべてはマナを得るためだ。勇者の人気は絶大で、一方、世界各地で死と破壊と恐怖を振りまいて来た魔王軍は憎まれておる。魔王軍討伐で勇者が活躍するほど人間どもは喜ぶのだ。だが、逆に言えば魔王軍が勇者を苦しめるほど、人間どもは絶望する」


 シルファーが指を鳴らして映像を消すと俺に向き直る。


「どうやら貴様は勇者イズナの最初の戦果にされたようだな。だが勇者がレベルアップしたようには見えぬ。貴様が弱すぎて、イズナの戦闘経験にはならなかったようだ」


「弱いもなにもねぇだろ! 俺は普通の……なんの取り柄もねぇ人間だ」


「そんなはずはない」


 シルファーは玉座から立つと、前回同様、またしても俺の元に駆け下りてきた。


 ぎゅっと手を握って見つめてくる。


「なにも持たぬ者が召喚されることなど無いのだ。貴様の得意なことはなんだ?」


「はぁ? んなもんねぇよ」


「あるはずだ。貴様が無いと否定しようが、我は諦めぬぞ。どんなことでも良い。思い当たる節くらいあろう?」


 真剣だ。こいつ……。マジで言ってる。


 何がなんだかわかんねぇけど……本気で俺を信じようとしてんのか。


 もっとマシな奴が召喚されりゃあ良かったのに、ご愁傷様だな。


 ああ……本当に……まったく。


 いい加減、認めて受け入れるべきなのかもしれない。


 ここは俺が住んでた世界とは違う世界で、シルファーは本物の魔王だ……と。


 こいつに心臓を取り上げられて契約して、勇者の元に送り込まれて返り討ちにされた。


 そんな現状をありのまま受け入れると、少し心が軽くなった。


 一緒に口まで軽くなり、言葉が漏れる。


「俺は……誰よりも足が速かった」


 シルファーは首を傾げた。


「足? それはつまり敏捷性が高いということだな」


「良く聞け。過去形だ。速いんじゃなくて速かった。前に大怪我をして、もう走ったり跳んだりはできねぇんだ。すれば今度こそ身体がぶっ壊れちまう」


「ほほう。では過去形というのは無かったことにできるかもしれぬぞ」


「なんだって?」


 シルファーは思わせぶりな口調で続けた。


「さっき死ぬような負傷をしたのに、ピンピン生きているであろう」


「あ、ああ……」


「貴様の心臓を我が預かっているうちは、貴様は死なぬ。不死者なのだ。傷の治りも早くなる。それに貴様の身体の力は我がマナによって増しておるはずだ」


「本当か……それ?」


「ゆえに過去の怪我など問題にはなるまい。そうだ、試してみるがいい」

 シルファーがパチンと指を鳴らすと、遠くで扉の開く音がした。


「中庭に通じておる。少し走ってみれば自分がどうなったかもわかるであろう。もし大怪我をしても、我が立ちどころに治してやるから思いっきりやるが良い」


「走れっていうのか?」


「走りたくはないのか?」


 ああ、そうだよ。

 ずっと走りたかった。

 壊れてもいい。

 壊れるまで走りたかった。


 そんなことをすりゃあ、二度と立てなくなるかもしれないってのに……。


「なら……試させてもらおうじゃねえか!」


 赤い絨毯の上で、俺はクラウチングスタートの体勢をとった。


 一度死んだ身だ。なんも怖くねぇ。


 頭の中に勝手に、競技場の電子音じみた秒読みが聞こえてくる。


 On your mark.

 Get set.

「――Go!!」


 スタートを切った。


 足は動く。現役時代よりも軽いじゃねぇか。


 石造りの殺風景な背景がスッ飛ぶ。赤い絨毯の踏み心地がもどかしい。


 スパイクじゃねぇから踏ん張りも利かない。


 なのに速い。断然速い。


 ここに落ちてきた時、最初に向かおうとした扉が開かれていた。


 扉を抜けると城の中庭に出る。


 なんだよ……これ。


 だだっぴろい平野みたいな中庭に、骸骨兵だの鎧騎士だの、ケルベロスやらキメラやらモンスターどもが整然と並んでいやがる。


 その真ん中を突っ切るように俺は走った。


 どいつもこいつも、俺の事なんて眼中に無いみたいだ。


 こっちも構わず走った。


 全力で走っているのに、息も切れずにずっとトップスピードを維持できる。


 身体に痛みもない。違和感も異変もない。


 俺は中庭を突っ切ると立ち止まった。振り返り見上げる。


 魔王城がそびえていた。


 空には暗雲が蓋をするようにのしかかり、雲から無数の稲光が落ちている。


 まさに悪の居城って風貌だ。


 一陣の風が吹き抜け、空からゆっくりと人影が降りてくる。


 魔王シルファーだった。


 大地に降り立つと、そっと俺のそばに歩み寄る。


「あまり遠くに行くでないぞアーク。迷子になられてはかなわんからな。それにしても、ずいぶん楽しそうではないか」


「はぁ? なんでそんなことわかんだよ」


「顔が笑っておるぞ」


「う、うるせぇ!」


「納得はできたか?」


「まあそのなんだ……わかんねぇことだらけだけど、わかったよ」


「良い返事だ。では、改めて我がしもべとなることを誓うが良い」


 誰かの手下になるのはシャクだ。

 けど……。


「わかった。魔王シルファーのしもべになる。これでいいか?」


「良い良い。しかしその身なりではイマイチ決まらぬな。今日から貴様は……道化魔人アークと名乗るが良い」


 シルファーが指を鳴らすと、俺の制服が粉々になった。


 布が砕けるってのも変だが、実際にそうなっちまったんだから、他に言いようもない。


「うおわあああああああああ!」


「安心せい。少し作り替えるだけだ」


 そうじゃねぇよ!


 一瞬とはいえ全裸にされたこっちの羞恥心についての、心配と抗議の悲鳴だっつうの。


 粉々になった制服が今度は俺の身体に貼り付くように吸い寄せられる。


「我ながらなかなか良い出来ではないか」


 シルファーがもう一度指を鳴らすと、俺の目の前に大きな鏡が現れた。


「なんだよ。この服……ふざけてんのか?」


 身体に貼り付くようなタイツをベースに、ナイトキャップみてぇな帽子と仮面舞踏会チックなアイマスク。


 色は全て白黒のモノトーンに統一されていた。


 サーカスのピエロの服と言えばいいんだろうか。


 アレをもっとスマートかつタイトにした感じだ。


 俺の体型に合わせられているようで、動きやすいし着心地がいいのがますますむかつく。


「ふざけてなどおらぬ。道化魔人らしくなったではないか」


「つうか財布とスマホ!」


「安心せい。その装束にもちゃんとポケットはついておる」


 ぴったりした服にもかかわらず、ズボンにはポケットがあった。


 膨らんでいないのだが手を入れるとスマホの角が指先に当たる。


 財布のことを考えると、すんなり財布が取り出せた。


 四次元ポケット的な何かか!?


「どうだ。使いやすかろう。様々な道具を入れられるよう魔法をかけておいてやったぞ。感謝するが良い」


「お、おう。ありがと……って、なに感謝してんだ俺は」


「意外に素直だな」


「うるせぇ! それで……これからどうするんだ?」


「魔王軍の幹部として存分に働いてもらうぞ。だが、ただ働きではやる気もおきまい」


「バイト代でも出るのか?」


「衣食住は保障しよう。働きに応じて貴様もマナを得ることができるぞ。すばらしいだろう? マナの使い道は様々だが、一億マナ貯めれば心臓を返却し、元の世界に帰してやろう。ああ、マナの管理は我に任せるが良い。安心せい貴様の稼いだマナを勝手に使い込みなどせぬから」


 なぜかお年玉を親に預けるような気持ちになった。


 つうか一億って……なんかやばくないか。


 ともかく、帰りたけりゃ働けってんだな。


「もしかして、俺以外の連中は帰っちまったのか?」


「それが召喚の契約なのだから仕方あるまい。みな、見合うだけの働きをしたのだ」


「わかったよ。で、仕事ってのは?」


「世界の平和を脅かす魔王軍にとって、侵略戦争は義務であり責務である」


「人を殺すのか?」


「当然そういうことにもなる。が、あくまでそういう方針の魔王ありといえばありだが、我が踏襲する必要はない。そもそも大規模な戦争をするにも戦力不足なのだ」


「なんでだよ? この広場だけでもこんなにモンスターがいるじゃねぇか。こいつらが暴れたら、小さな街くらいあっという間にぶっつぶせるだろ」


「マナがなければこやつらは使えぬ」


「はあ?」


「こやつらはあくまで、マナで雇える駒のようなもので、貴様のように考え行動することはできぬのだ。最初は貴様一人で働きマナを貯めよ。そのマナを消費して己のスキルを伸ばすもよし。ここにいる魔物を購入して使うもよし」


「魔王なのにけちくさいな」


「それがこの世界の規則なのだ。勇者であれ魔王であれ、抗うことはできぬ。というわけで、さあ行くが良い道化魔人アーク!」

 シルファーがスッと右手を挙げた。


「ちょ、お前また勝手に……」


「転送魔法!」


 彼女が指を鳴らすと、足下に魔法陣が生まれて俺の身体が光に包まれる。


「断りも無くどこぞに飛ばすんじゃねえええ!」


「魔王はしもべを送り出すものだ」


 うっせえ! そういうことじゃねぇんだよ。


 つうかゲームだってマナでも軍資金でも最初にいくらかくれるもんだろ。


 ぶっつけ本番練習無しなんてふざっけんな!

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