第2話 空港へ到着
アラブの空港に着くと、夫はホッとしたのか少し元気になった。
空港は少しトイレのような独特の臭いがした。ヨーロッパ人、アラブ人、黒人がいて、アジア人らしき人たちが見当たらない。
通貨を現地通貨のディナールに変える。日本円で持っていっても簡単に変えられないので、ユーロで持っていくのだ。
空港には現地事務所の車が迎えに来ていた。運転手はアハメドかムハマドか、そんな名前だった。日本人職員も来ていた。
外に出ると、日本より強い日差しに、南国のようなヤシの木。あたたかい風に白い建物。
写真で見た風景がここにあった。
これから初めての外国での生活が始まるのかと期待半分、不安半分の気持ちだった。
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