The past

@mikage0402

第1話 愚か者

「お引き取りください」

「はっ?」

「ですからお引き取りください」

「ちょ」

「さすが社会のゴミですね。日本語通じます?」

「はぁ?」

「そこの君!このゴミを外にだしてくれるかな?」

「ハッ!」

「おい ちょ やめ きたねーぞ この野郎!」


「くっそぉぉぉーーーーーー!!!!!コンビニバイトすらできねぇって人生詰んでんだろ!くっそ!こんなことなら

高校くらい出とくんだった!」

「ねーねーおじさーんうるさいよ?」

「あ?黙れこのガキが!」

「ねーねーおじさん。さっきの面接の人知ってる?」

「は?知るかよ」

「あの人ねぇ僕の父さんだよ

聞いたことあるでしょ?ルヴィア・ガネットってさ」

「は?最年少の大神官て奴だろ?お国のトップがコンビニバイトの面接?はっ!ひまなんだねぇ」

「父さん視察でコンビニバイトの面接してたんだよ」

「んで?大神官サマの御子息サマが

社会のゴミに何の用でございますかぁ?」

「ああ そうそう

これあんた?」

そういって差しだされたのは

大分古い雑誌の切り抜き


世界最強は6才!

毎年行われる世界最強を決める大会

カティラルスヴィルア・オブ・ザ・ワールドで今年優勝したのは

まさかの6才!!!

シルヴィア・シルヴァくん!

準優勝も6才の男の子!

ルヴィア・ガネットくん!

しかしやはり注目すべきは

シルヴィアくん

彼はなんと‥‥‥


と、まあ内容はこんなところだ


「しらねぇなぁ。大体もし俺だったらなんなんだよ?」

「僕、父さんきらいなんだ」

「そーか。安心しろ。俺はお前もお前の父さんも嫌いだ!」

「でさ、あんた強いんだろ?この記事によると魔法が特に。つかってみてよ」

「ふん。そりゃ無理だ。俺は愚か者だぜ?」

「だからなに?」

「しらねーのか?この世界では大学まででないとなfool(愚か者)の烙印をおされてよぉ、うなじに印をつけられたうえにスキルとか魔法とかをふうじる腕輪をつけられんだよ。それがなきゃ俺は魔法ですき放題してたぜ」

「それってこのキンキラの?」

「ああそうそうそれだ」

「とってあげるよ」

「は?できんのかよ」

「よゆーだね!まぁみてなよ。」

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